はじめに:
いろいろな機器を組み合わせてオーディオシステムを組むと、維持していく過程でいろいろな不具合が起きてきます。その不具合の原因を探り対処していくためのメンテナンス(保守作業)が欠かせません。本記事では、これまで対処してきた保守作業についてまとめてみました。
オーディオシステムの機器構成
オーディオシステムはトランジスタや真空管のアンプ、レコードやCDのプレーヤー、スピーカーなどで構成されます。

安定した環境づくり
せっかく組み立てたオーディオシステムです。安定した環境に作り上げ、いつまでも利用できるように維持していきます。
防振
スピーカーやプレーヤー・アンプなどの機器をしっかりと安定させるために設置に気を使うのは効果があります。市販の低反発スポンジをレコードプレーヤーの下に敷くだけで、振動に対しては効果があります。
部品交換
オーディオ装置でメカニカルな機構が用いられるところには交換部品が用意されています。レコードプレーヤーがその代表です。
レコードプレーヤーの部品交換
レコードプレーヤーには自分で交換できる部品があります。ドライブベルトとレコード針の2点です。音が不安定で聴いていられなくなってから、部品の交換が必要なことに気がつくことがよくあります。そうならないうちに交換したいですね。
レコード針の交換
レコード針交換を紹介している記事です。繊細な作業になります。
ベルトの交換
こちらはドライブベルトの交換作業を紹介した記事です。新しいベルトを取り付けるときに、ベルトを伸ばしすぎないよう注意さえすれば、作業自体は簡単です。
2度目のベルト交換も行いました。
真空管アンプの真空管交換
めったにないことですが、真空管アンプの真空管を交換したことがありました。
信号コードの交換
スピーカーコードやRCAコードを何回か交換してみました。メンテナンスというよりも音質向上が狙いです。2、3千円程度のもので十分良さそうです。それ以上はお金をかけなくてもよいです。
電源強化
電源プラグや電源タップなどの電源周りを強化するのも、メンテナンスというよりも音質向上、とくに低音にゆとりをもたせるのに効果がありました。
真空管アンプで聴いているときは効果を感じましたが、トランジスターアンプで聴く分には電源強化で頑張らなくてもよさそうです。
レコードプレーヤーの電源ケーブル交換
レコードプレーヤーの電源コードをしっかりしたものに交換してみました。


残念ながら、というか当然というか、効果は感じられません。
不具合対応
真空管アンプの故障への対処と、CDプレーヤーの動作不具合に対処しました。
真空管アンプの故障修理
真空管アンプが故障して内部のコンデンサなどを交換することを経験しました。キットを自分で組み立てたから対応できた稀なケースでしょう。
CDプレーヤーの音飛びの不具合対応
CDプレーヤーでは、CDの音飛びに長く悩まされてしまいました。強制的にCDのドライブ機構を回転させてCDがスムーズに回るようにする対処方法を試しました。しばらく効果が感じられるも、すぐに効果がなくなり、何度もやり直す必要がありました。
CDプレーヤーの買い替え覚悟でCDプレーヤーを分解しました。メカ部分を取り出し、メカニカルに往復している機構部分(摺動部分)に直接グリースを塗ることに成功。これはうまく行ってます。
装置交換
レコードプレーヤーやCDプレーヤーなどメカ部品のあるオーディオ装置には寿命がありそうです。不具合対処しきれないときは、新しい製品に買い替えます。
レコードプレーヤーは2台目です。CDプレーヤーのCD6006は3台目になるのかな。
以上、いろいろな場面で対処してきた内容の紹介でした。
わたしにとってのオーディオライフ
オーディオで気に入った音を求めだして装置を買い替えだすと、資金的に切りがありません。
環境の調整でなんとか対処するのが第1歩、部品の交換が第2歩、そして機器が故障してどうしようもなくなったときの買い替えが第3歩ということです。
そこそこにお金をかけて、安らぎや心のゆとりをもたらしてくれる糧(かて)であるオーディオライフの楽しみを得る。これがわたしのオーディオライフの基本姿勢です。














