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はじめに
NR1711 AV surround receiverの設置に際して置き場所の確保が課題でしたが、装置のサイズに合わせたラックを自作して解決しました。
ラックの概要
NR1711レシーバー設置の様子は”サラウンドシステムのスピーカーをリビングに設置しました”の記事で紹介したように、NR1711の本体サイズと設置場所の空間にジャストフィットするラックが必要でした。
DIYしたラックのサイズは幅53cm、奥行き40cm、高さが31cmで、円柱で四方を支える2段のシンプルな構成です。NR1711の本体が柱と柱の間にすっぽり収まる幅と奥行です。高さは装置と天板の間を2cmほど空けて放熱用の隙間が取ります。同じ幅と高さのCD6006 CDプレーヤーも収めたかったので2段構造にしました。
ラックの組み立て
棚板は長さが53cm、幅が40cmで厚さは12mmです。4隅に円柱を取り付けるための6mm穴を開けてあります。中間の棚は丸棒にねじが切ってあるだけの長いスルーのボルトで上下の支柱を固定。上と下の棚は普通のネジ頭がついているボルトで支柱を固定します。お店に行くまではスルーのボルトがあることを知らなかったので、売り場で支柱専用のそれ(ボルト)を見つけたときは嬉しかった。これで真ん中の棚の固定が無事できました。
色は黒で塗装。
NR1711を上に置いてみました。
DIYした理由
わざわざラックを自作したのにはわけがあります。今あるアンプ類の置き場所で使いたいのですが、新しく買ったNR1711は幅が広く奥行きもあります。同じ幅のCD6006だけのときは無理やり積み重ねてました。今回は2台をそれなりの入れ物に入れてあげようと思いました。最初に市販品を見て回りましたが、ホームセンターなどにあるのは幅が60cmとかで広かったり、奥行きが30cmまたは45cmとかで、小さすぎたり大きすぎたりで適当なサイズのものがありません。
苦心したこと
この形に収まるまでに苦心したことを挙げておきます。
円柱を使ったことについて
棚板を支える方法について考察。円柱にするか箱形式にするか悩みました。円柱は直径が3.6cmもあって結構太いんです。NR1711本体の幅は44cmで、支柱が左右に並ぶので、その分だけラックの幅を広げなければなりません。多少の余裕を見てラックの幅は53cm必要です。棚板の寸法図を示します。
箱形式で側板を取り付けるとすれば、せいぜい2cmの厚みがあれば強度は保てそうです。それでラックの幅を円柱形式よりも2cmほど狭くできます。ただし箱型を選ぶと側板の固定方法が難しい。L金具を多用して固定することになり作業が面倒そうです。強度も2cmで大丈夫か不安がありました。
円柱方式の幅53cmでも、なんとか置き場所に収まりそうなことが実測してわかったので、円柱方式を採用しました。
円柱の取付穴の精度を出す工夫
円柱には取り付けの悩みがありました。正確な寸法で垂直に4隅の穴を空けないと2階建てのラックが組み上がりません。前回、RCD-N10レシーバー用のラックを自作したときは穴あけの寸法が微妙にずれてしまって支柱の固定に苦労した思い出があります。
前回はありあわせの棚板を使用したので、穴位置の基準が取れてませんでした。その反省を踏まえて、今回は、棚板用の木材を購入したDIY店で60cmや120cm長さの板を正確に53cmの長さに切断してもらいました。
そのうえで、4隅から正確に穴の位置を決定するための、紙の定規(テンプレート)を作成。これを3枚の棚板の両面の4隅に当てて穴位置をマークして上げれば3枚とも正確に位置決めができます。
さらに、板の両面から最初は2.5mmのドリルで穴を貫通させ、その後で6mmのドリルで穴を広げます。これで正確な位置で垂直な穴あけができました。見事に8本の円柱が狂いもなくスムーズに取り付けが完了です。板厚が12mmと薄かったのも幸いしたようです。
設置位置について
最後にこのラックを置く高さについて触れておきます。最初は一番下ではなくて中に置くつもりでした。でも全体のバランスが悪いんですね。結局一番下に設置で落ち着きました。
上の方から見ると前の方に出っ張ってます。
近づいてみると、一層よくわかります。
少し斜めから見ると、このラックが以前のよりも大きいことがよくわかります。
でも正面から見ている分には、全然気になりません。最初に想定していたスペースに収めることができました。
こんなにたくさんの機材が並ぶことなるとは思ってもいませんでしたけど、各装置を落ち着くところに設置できて良かったです。
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今回は専用のラックを自作して狭いスペースに埋め込む作業を行いました。つぎはサラウンドシステムの導入で検討したりスピーカー設置で対処したことをまとめた記事もご覧ください。