はじめに:
CDプレーヤーMarantz CD6006に2つのオーディオシステムをつないで、CDの同時再生を楽しみます。CD6006にはアナログ信号と光デジタル信号の出力端子があります。アナログ信号はMarantz NR1711レシーバーで再生します。光デジタル信号はDENON RCD-N10レシーバーで再生します。どちらかのレシーバーでCD再生するのがCDプレーヤーの基本の使い方ですが、両方のレシーバーで同時にCD再生ができます。2つのレシーバーの再生音が重なることで豊かな音が楽しめます。
CDプレーヤーとレシーバー
Marantz CD6006 CDプレーヤーの前面のようすです。

CD6006の電源を入れます。

CD6006背面のコネクター配置です。オレンジの丸で囲んだのがRCAコネクタでアナログ信号が出力され、緑の丸で囲んだのが光端子でデジタル信号が出力されます。

2つのレシーバーはCD6006の上に収めてます。写真の上からRCD-N10、NR1711、CD6006の順です。

このCDプレーヤーは数年前に購入しましたが、CD再生時に音飛びがしてしまい改善を試みても満足に使うことができていませんでした。最近になってDIYでようやく内部のクリーニングが出来て音飛びがしなくなりました。安心してCDプレーヤーが使えるようになりました。
CD6006 CDプレーヤーの役割
CDプレーヤーの形を説明し、それからCDプレーヤーの役割を説明します。
CDプレーヤーの形
CDプレーヤーといってもいろいろな形があります。単独でCDを再生して楽しめるポータブルタイプ。外部スピーカーを駆動するアンプとCDドライブが一緒になっているCDレシーバー。
そしてCDドライブだけの形です。これには外付けスピーカーとアンプが別途となります。パソコンの周辺機器用の小型と、高音質のオーディオ向けがあります。CD6006は後者のオーディオ向けの形です。
CD6006の役割
本来のCD6006の役割は、NR1711レシーバーにつないでCD再生を7.1chサウンドで楽しむことです。NR1711レシーバーはCDドライブを内蔵してないので、CDを再生して楽しむには外付けでCDプレーヤーが必要です。
2番目のCD6006の役割は、RCD-N10レシーバーにつないでCD再生をステレオサウンドで楽しむことです。RCD-N10にはCDドライブが内蔵されているので本来は外付けCDプレーヤーは必要ありません。内臓のCDドライブでCDを再生した音と、CD6006でCDを再生した音とを比較できるというオーディオマニアチックな楽しみかたです。
CD6006が我が家のオーディオシステムで果たす役割は以上です。
CDを2つのレシーバーで同時に再生する
CD6006の使い始めのころはCDの再生をRCD-N10レシーバーとNR1711レシーバーそれぞれで試していました。NR1711は小型スピーカーで構成したサラウンドシステムなので室内にまんべんなく音が広がります。RCD-N10は16cmスピーカーを主体に構成されたステレオシステムなので前面から音が広がります。
CD6006 CDプレーヤーが安定して使えるようになったおかげで、”2つのレシーバーを同時に再生したらどんな音が聞こえてくるだろう?”という好奇心が湧いてきました。
2つのレシーバーの音量を絞りながら試してみます。2つのシステムの再生音が相まって音が豊かになる実感が持てます。サブウーファーを追加すると低音の響きも充実した感じです。
お試しは大成功。今のところの試聴版はヨー・ヨー・マとエンリオ・モリコーネのチェロ主体の音楽CDです。これからもいろいろな楽しみ方ができそうな予感です。
今後の展開
今後は試聴するCDの種類を増やして聴き比べをしてみようかな。
今回はCDの同時再生ですが、同時再生で使える音源(ソース)は、テレビ、ビデオレコーダー、ラジオ、レコードといろいろあります。試してみます。