スピーカーを8台つなげてステレオ再生空間を広げる -new-

8つのスピーカーでステレオ再生空間を広げる

はじめに:

ステレオアンプの左右のスピーカー端子にそれぞれ4台のスピーカーを並列・直列接続します。左右合計8台のスピーカー離して配置することでステレオ再生空間を広げます。

スピーカーを配置したようす

スピーカーを配置したようすを写真と構成図で説明します。

8台のスピーカーを配置した全体のようすです。一番右端のスピーカーは仕切りの影に隠れています。

8台のスピーカーを配置した全体のようす
8台のスピーカーを配置した全体のようす

右側の4台のスピーカーを見たのが下の写真です。R1からR4の記号を割り当ててます。

右側の4台のスピーカーのようす
右側の4台のスピーカーのようす

左側の4台のスピーカーを見たようすが下の写真です。L1からL4の記号を割り当ててます。SW2はサブウーファーです。

左側の4台のスピーカーのようす
左側の4台のスピーカーのようす

システムレイアウト

RCD-N10レシーバーでステレオシステムを構成します。レシーバーと各スピーカーのフロアーレイアウト図を示します。

スピーカー8台のRCD-N10システムフロアレイアウト
スピーカー8台のRCD-N10システムフロアレイアウト

システム構成図

下の図はRCD-N10のシステム構成です。

8台のスピーカーを配置したRCD-N10システム構成図
8台のスピーカーを配置したRCD-N10システム構成図

ステレオ再生空間を広げるイメージ

4つのスピーカーでステレオ空間が広がるようすをイメージで表現してみます。

まず、右側のようすです。R1からR4の各スピーカーの中心を点線で結んでます。点からではなく面から音が出てくるイメージです。

右側のステレオ空間が広がるイメージ
右側のステレオ空間が広がるイメージ

左側も同様にしてL1からL4の各スピーカーの中心を点で結んでみました。

左側のステレオ空間が広がるイメージ
左側のステレオ空間が広がるイメージ

下の写真で、左右の点線で囲まれた面から音が出てくるイメージを表現してみました。

左右のステレオ空間が広がるイメージ
左右のステレオ空間が広がるイメージ

実際に音を再生してみると、2つだけのスピーカーで再生したときに比べると、ステレオ音として聴き取れる範囲が広がっていることが実感できます。

4台のスピーカーの直列・並列接続のしくみ

スピーカーの直列・並列接続について説明します。

直列・並列接続の計算式

直列接続した2台のスピーカーを2組並列に接続します。下の図で説明します。

8Ωスピーカーの並列・直列接続したときのインピーダンス計算式
8Ωスピーカーの並列・直列接続したときのインピーダンス計算式

インピーダンス(交流信号における抵抗値)8Ωのスピーカーを2台直列接続すると合計インピーダンスは16Ωです。2台を直列接続したスピーカー2組を並列接続すると、合計インピーダンスは8Ωになるという仕掛けです。

これまでの取り組みを振り返る

これまでスピーカーを増やす取り組みを続けてきました。振り返ってみます。

最初のころは単にスピーカーを継ぎ足ししてみたら音が広がって聞こえた。というぐらいの感覚でした。

アンプのスピーカー端子につなぐスピーカーを増やすと、インピーダンスが小さくなります。むやみに増やすわけにはいかないので、アクティブスピーカーを増やすことをしました。

サラウンドアンプを購入して、スピーカーの数の制約から開放されました。でも周りからの音の聞こえ方は良くなりましたが、前方からの音に不満を感じるようになります。

スピーカーを増やすことの意味を考えてみて、スピーカーを6台に増やし、今回は8台まで増やしました。インピーダンスの面で考えると、今回の合成インピーダンス8Ωで一応の完結だろうと思います。

使用するスピーカーはFostex FE166NVとFE166Enの2台がメインです。NR1711サラウンドシステムに使っていたのをはずして、こちらのステレオシステムにつなぎ替えました。音的にはこれだけで十分良くなりました。さらに補助的にDaito Voice AR-7を自作ケースに入れてフロントハイトに配置。右サイドにBose 125を、左サイドにBose 121を配置してステレオ空間を広げるのに貢献しています。

RCD-N10レシーバーについては、NR1711サラウンドシステムの導入で引退かと思ってましたが、今はCDを聴くために現役復帰して活躍中です。めでたしめでたし。

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