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音楽を聴くときの低音が物足りなく感じるとき
音楽を聴くときにTRK-3488真空管アンプの低音を適度に響かせるために、トーンコントロール付き真空管プリアンプを買いました。
わたしのオーディオ環境は、真空管アンプのTRK-3488とFOSTEXのFE166NVスピーカーがメインです。これにレコードプレーヤーやマランツのCDプレイヤーCD-6006をつないでレコードやCDの音楽を聴いてます。普段は音量は小さめにしてBGM的に音楽を聴いていますが、音がスッキリと立体的に響いてくれて満足できる音質です。
音源や気分によってもっと低音を響かせたいと思うときだけTRK3488では物足りなくなります。安く手軽に低音を響かせる改善ができないか?
ネットで調べた市販品のプリアンプを買ってつなぐことにしました。聴いてみて、いちおう満足のいくレベルになったと思います。
目的
少ない費用でオーディオ環境の低音再生の強化を図ること。
検討したこと
レコードプレーヤーの買い替え
とくに低音が足りないと思うのはアナログレコードを再生しているときです。
レコードプレーヤーはaudio-technica AT-PL300 フォノイコライザー出力付きです。
買い替えを考えましたが、しっかりした製品は我が家のオーディオ環境に置くには重量や大きさの点で難があります。プレーヤーを新しくすれば低音が強化されるわけではありません。この案は却下です。
プリアンプの検討
TRK-3488アンプは一応プリメインアンプという位置づけですが、プリアンプ部分に低音や高音のレベルを変える機能、いわゆるトーンコントロール機能はついてません。今回の目的を達成するためには、トーンコントロール機能があればいいわけです。
TRK-3488アンプとCD・レコードプレーヤーの間にプリアンプを挟むのがオーソドックスな考え方。
そもそもプリアンプって何?もちろん小信号を電気的に増幅するための装置です。小信号ってどれくらいのレベル?こういった疑問には深入りしないで、プリアンプをネットで検索してみました。
プリアンプの選択
上を見るときりがありませんが、数千円のコンパクトな製品があります。トランジスターアンプを予想してましたが、真空管プリアンプがあるのが意外でした。TRK-3488が真空管アンプであり、真空管の装置で揃えられるのが好都合です。真空管プリアンプの中でもトーンコントロール機能付きに絞り込みます。
FX-AUDIO TUBE-03J+
FX-AUDIOというブランド名で発売されている製品が目に付きます。FX-AUDIO TUBE-03J+がトーンコントロール機能付きです。電源DC12V駆動で電源アダプタは別売りです。。6K4という真空管が付属していますが、別売りの6J1に差し替えるのがよいという記事もあります。
TUBE-03Jでは付属の真空管に6J1軍用管を採用していましたが、既に6J1が入手難ですのでTUBE-03J+では、標準で6K4を採用しています。設計自体は6J1ベースで行われており、6K4でも問題ないように調整されていますが、本来の実力を味わっていただくには6J1(別売)をお勧め致します。
6J1TUBEプリアンプ
「6J1TUBEプリアンプ胆プリアンプHIFIプリアンプ(高音と低音の調整)トレブルベース調整オーディオプリアンプ DC12V アンプスピーカー用」という名称でネットに載っています。
12VDC電源アダプタ付属で販売価格が安いのが魅力です。
真空管を選ぶ
TUBE-03Jプリアンプを選ぶならば、6J1真空管も別途用意したほうが良さそうです。
購入したプリアンプ
トーンコントロールにどれくらい効果のあるものかが疑心暗鬼なところもあり、「6J1TUBEプリアンプ胆プリアンプHIFIプリアンプ(高音と低音の調整)トレブルベース調整オーディオプリアンプ DC12V アンプスピーカー用」が12VDC電源アダプタ付属で販売価格が安いのが魅力でネットで購入しました。
鳴らしてみると、たしかに低音や高音のコントロールができました。納得しました。
(写真では6K4真空管をさしてあります)
これで終わっても良かったんですが、こうなると、FX-AUDIO TUBE-03Jも買って試してみたくなるのがマニアの性(サガ)です。東京神田秋葉原のコイズミ無線に行って買ってきました。
シンプルな梱包です。説明書だけ取り出したところ。
TUBE-03Jプリアンプの梱包の蓋を開けます。
緩衝材から本体を取り出してもとに戻してみました。このように本体と真空管がコンパクトに収まっています。
別売りの6J1真空管です。
別売りの電源アダプターです。外すのが面倒だったので本体を引っ張り出して撮影。
こちらの方は全部合わせて9千円とチョットの出費です。
装置を使ってみての感想
低音を響かせる
小さな音量で使うときにも、派手な強調でなしにソフトに低音が強調される感じで、わたし好みの音になりました。目的が達成できました。
プリアンプの別の効果
プリアンプには音量ボリュームがあります。そのボリュームとTRK-3488の音量ボリュームの2つのつまみを適当に回すことで聞きたい音量に調節します。これまではTRK-3488の音量ボリュームはせいぜい時計の針の9時から10時ぐらいで使ってました。それがプリアンプを入れたことで9時から12時ぐらいまで回して使えるようになりました。これってTRK-3488のアンプの性能を以前よりも引き出すことにつながるような気がします。楽しいです。
今後の展開予想
エイジング
真空管プリアンプも使い続けるとエイジング効果で音が変わってくるらしいので楽しみです。
オペアンプのグレードアップ
このプリアンプにはNE5532という名前のOPアンプ(オペアンプ)が使われています。この部分を互換品と差し替えてグレードアップが楽しめるということを、この記事を書くためにネットで情報収集していて知りました。OPA627というOPアンプがすごく魅力的に感じます。思わずネットで注文しかかりましたが、きりが無くなりそうなので今回は思いとどまります。楽しみはこの次の機会までとっておきます。オーディオは奥深いです。
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いろいろと良い音をだすための改善が進んできました。このつぎはCDプレーヤーとレコードプレーヤーを切り替えて音楽を聴くときに、切り替えるたびに出てくる音のレベル(大きさ)が大きかったり小さかったりしてとても不便だったことの解消を目指しました。