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はじめに:
FostexのP1000KスピーカーをP1000-Eエンクロージャーに取り付けて、10cmスピーカーを組み立てました。作業はスピーカーネジ止め用の穴あけと、接続端子にコードを取り付けるだけなので簡単。それでも実際にやってみると注意点があります。
スピーカーの外観
スピーカーを設置したようすを紹介します。こちらは、いわゆるステレオの右側に設置したスピーカーです。
こちらは左側に設置したようすです。
サイズは幅が約24cm、高さが約12cm、奥行きが約18cmとコンパクト。この場所のためにあったかのように鎮座しています。
キット制作上の注意点
スピーカーキットを組み立てはシンプルです。スピーカーをネジ止めするための4つの穴あけをして、あらかじめ配線してあるコードの圧接端子をスピーカー信号端子に取り付けて、スピーカーを木ネジで固定するだけです。簡単といえば簡単。それでも重要な注意点があります。私が初心者の気持ちで注意して作業した点を3つ挙げます。
スピーカー取り付け用の穴加工
1つ目が、4つの穴あけ作業の注意点です。
スピーカー取り付けのために4つの予備穴を開けます。取り付けるスピーカーFOSTEX P100KをP1000-Eエンクロージャ‐の大きな穴にはめます。このときしっかりハマっていないとだめです。スピーカーをすこし回しながら水平直角の位置だと思ったところで4つのスピーカー取り付け穴にサインペンでマークします。このマークの中央にこれから穴あけをしていくので、丁寧に丸付けをするのがポイント。
マークの中央にキリで印を着けてキリで穴を開げていきます。素材のパーティクルボードというのはとても硬くて、生木の穴あけのようにはいきません。スピーカーを一旦外してから予備穴あけをするのが良いです。
電動ドリルで穴あけすれば良さそうですが、この作業は慎重に慎重に行います。大きすぎる穴を開けるとスピーカーを木ネジで固定できなくなって、命取りになります。何度もキリで穴を広げつつ、木ネジを3分の2ぐらいまで締められるところでオッケーです。残りの3分の1を使って木ネジを締めて、スピーカーをしっかりと固定します。これ以上穴を広げすぎないのがポイント。
盛り上がった部分をカッターナイフで切り取れば穴あけ作業終了です。
生木の穴あけとは全く様子が違います。
スピーカーコードの取り付け
スピーカーの信号端子に、あらかじめ内部に配線してあるスピーカーコードを取り付けます。圧接端子をはめ込むだけなので楽ちんです。赤のコードを赤の端子にはめ込みます。
この端子のことはよくわかりませんが、はめ込むのに裏表がありそう。写真のようにはめ込めればオッケー。
一旦はめ込むと、外すのは面倒です。赤いコードは赤の端子に間違えずにつなぎます。
スピーカーの固定
予備穴あけとスピーカーコードの接続が終われば、スピーカーを木ネジで固定して作業が終了です。
その前にP1000-Eエンクロージャーの中を覗いてみます。内部のようすは覗き込むしかできませんが、吸音材が箱の半分以上を覆っています。ダクトが見えます。仕様書によればチューニング周波数は82Hz。P1000Kスピーカーの最低共振周波数に合わせてあるんだ。当然なのかな?
スピーカーをエンクロージャに木ネジで固定します。
ドライバーが滑ってスピーカーを傷つけないようにします。手のひらがスピーカーの表面を覆うようにして作業します。
ドライバーは力を込めれば木ネジから外れやすい。そのときにスピーカーの表面にドライバーが飛び込まないように指でガードすることが大切なポイントです。
スピーカーキットを作成するときに注意した3つのポイントを説明しました。
このスピーカーキットはサイズも小さく重量が軽いので、比較的どこにでも置きやすいのがとても重宝しそうです。