浴室の網戸を自作、付け外しを簡単にした2度めの挑戦

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はじめに:

今回DIYするのは随分前に浴室に取り付けた小さな網戸の作り直しです。

我が家のこまごまとした改修は自分でやってます。自分でやれることは自分でやる(DIY)です。玄関のドアに網戸を取り付けたのに続いての作業になりました。

浴室の網戸はずいぶん前に取り付けてから汚れるままでした。網戸の半分で片開きの本体が固定式だったので、網戸を外した掃除ができなかったからです。かなり汚れが目立ってきたので網戸を新しくしました。今度はメンテナンスを考えて網戸全体が取り外せるようにしてみました。

新しくした浴室用の網戸
新しくした浴室網戸を取り付けたようす

古くなった網戸の状況

以前に自作した小窓用の網戸は2箇所に取り付けてあります。一つが浴室の小窓用で、もう一つがトイレの小窓用です。こういう出窓構造の網戸は、ありそうでなかなか入手できません。

浴室の網戸

浴室の小窓は換気のために開け放します。開けた窓の隙間から小さな虫が入ってくるので、入居後の早いうちに自分で小さな網戸をこしらえて取り付けました。もしかして20年ぐらい経っているかも。小窓の前後方向の開け閉めができるようにするために、網戸の半分のところで手前に折り曲げられるようにしました。そのため網戸本体は簡単に取り外せないので、掃除は網に水をかけてブラシで擦るぐらいしかできません。経年の汚れでみすぼらしくなりました。ボロボロに汚れてきて家人の不興を買ってしまったので、新しくすることにしたわけです。写真は撮り忘れました。

トイレの網戸

一方、隣りのトイレの小部屋の小窓も同様の作りなので、紹介しておきます。こちらの網戸は塗装が剥がれてきてますが汚れはありません。おそらく浴室内とは違って湿気がないので、汚れがこびりつかなかったからだろうと思われます。トイレの小窓の網戸はこれからも現役で活躍してくれそうです。

トイレの小窓を開けた様子
トイレの小窓を開けた様子

網戸の開閉は下の写真のようにして行います。半分のところで手前に開閉する構造です。

網戸の下半分を手前に片開きできるので、窓の開閉が可能です
網戸の下半分を手前に片開きできるので、窓の開閉が可能です

浴室の網戸をはずしました

浴室から取り外した古い網戸の様子です。とても汚れているので、ベランダのコンクリート床に置いて撮影。

これまで使っていた汚れきった網戸
これまで使っていた汚れきった網戸

こんなふうに半分のところで折れ曲がる構造です。

網戸は半分のところで折れ曲がる構造です
網戸は半分のところで折れ曲がる構造です

完全に折りたたんだ状態。汚れていますが、しっかりと網も取り付いており、金具もそのままです。構造的には問題ないのでよく出来ているなと感慨にふけります。ただし網の汚れはもうどうしようもなくなってます。

古い網戸は網が汚れきってます
古い網戸は網が汚れきってます

解体して処分してしまう予定ですが、網を止めている釘をはずして網を取り去り、四隅の金具を取り外して木枠をバラバラにするのには、ガッチリ作ってあるので、結構手間がかかりそう。汚れ対策をした上で、そのうちに作業する予定です。

新しい網戸のようす

新しい網戸はシンプルな構造にしました。木枠に網を固定して、マジックテープで窓枠に取り付けて、取り外しが簡単にします。

マジックテープの様子

窓枠の方にマジックテープを貼り付けます。マジックテープは両面テープで貼り付けました。

窓枠上部

窓枠上部に貼り付けたマジックテープ
窓枠上部に貼り付けたマジックテープ

窓枠下部

窓枠下部のマジックテープ
窓枠下部のマジックテープ

網戸の制作

素人細工で恥ずかしいですが、木枠というものを初めて作りました。

ホームセンターで1.5mm四方で1.8m長さの材木を買ってきて、窓枠の寸法に合わせて切り取り、接着剤と片面をL字型金具での木ネジ止めで、網戸の木枠に組みます。

最初は中央にも横枠を入れて補強してましたが、見栄えが悪いので中枠ははずしましたが、強度は保ててます。

組み上がった浴室用の新しい網戸
組み上がった浴室用の新しい網戸

上下の中央に小さなヒンジを取り付けて、取り付けたり、取り外しする際の取手にしました。

網戸の上下に取り付けた取手
網戸の上下に取り付けた取手

網戸の裏側の様子です。最初に買ってきた黒い隙間テープの長さが足りなくて、左上が白い塗装のままです。

網戸の上下に取り付けた取手
網戸の上下に取り付けた取手

網は”釘付網戸ネットバンド”で固定します。ネットバンドはホームセンターでは見つけにくい部品になりましたね。名前そのものがすぐに思い浮かびませんし。

網戸の上下に、マジックテープを貼り付けます。窓枠の上部と下部に貼り付けたマジックテープと噛み合います。

これでおしまいのつもりでしたが、マジックテープの双方の厚みで5mmほど網戸が浮き上がってしまうことがわかりました。このままだとせっかく窓枠に取り付けても、隙間だらけになってしまいます。その隙間から小さな虫が忍び込んできてしまっては、元も子もありません。

それで、厚手の隙間テープを100均で購入。マジックテープの面と同じ高さになるように揃えました。写真は隙間テープを途中まで貼り付けた様子です。左上が白く残ってますが、最初にかってきた隙間テープが足りなくなってしまったからです。あとで買い足ししてここにも貼り付けました。これで上下のマジックテープで網戸が窓枠に固定できて、隙間テープのおかげで隙間も塞がれるはずです。

網戸の裏側に隙間テープを張り詰めて隙間をなくします
網戸の裏側に隙間テープを張り詰めて隙間をなくします

出来上がりの状態

取り付け前の窓枠です。こんな感じで窓は常時開け放しておきます。

浴室小窓が開いている様子
浴室小窓が開いている様子

網戸を取り付けました。上下のヒンジを持って窓枠上下のマジックテープに網戸のマジックテープが当たるようにして押し付けます。

浴室小窓に新しい網戸を取り付けました
浴室小窓に新しい網戸を取り付けました

網戸の木枠の色はベージュにして周りと馴染むようにしました。スッキリとして家人にも評判は良いので、これでめでたしめでたしです。

感想

前回のは中央で折れ曲がる構造だったので、純粋な木枠を作るのは初めての経験でした。4辺だけではグラグラしないかと心配で、中間に一本の横枠を入れて制作しましたが、出来栄えが悪かったのではずしました。

それでも、心配したようなグラグラはありません。重量物を支えるものではないのと、全体が軽量であること、それで4隅のL金具の固定だけで十分になったものと思われます。1.5mm四方の角材を選択したのが良かったようです。これより細いと折れていまいそうで強度が心配。太いと重くなるし外観上も抑圧感が出てきたことでしょう。初めての木枠づくりと網戸作りの作品にしてはうまく行ったと思ってます。


ところでずっと”網戸”と書いてきましたが、考えてみるとこれは”戸”ではないかも? なんと呼べばいいんでしょうか。思い浮かばないのでこのままにしておきます。

追記(2023/01/03)(2023/02/05)

網戸を上下のマジックテープで付け外しができるようにはしてみましたが、窓の開け締めをするたびに、いちいち全部を取り外して、また取り付けるのは面倒でした。

現状をよく観察して、網戸の上部を半固定にして使いやすくする方法を思いつきました。実践したようすは”浴室の網戸の開閉を自由にするためのDIY的工夫“に書きました。最初に自作した網戸は手前に引けるようにしてありました。その考え方を踏襲して応用した形です。関連記事をどうぞご覧ください。

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