足置き台が紙箱に段ボール紙を詰め込んで出来た

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はじめに:

靴を買ったときについてくる紙製の箱に、段ボール紙と発泡スチロール板をぎっしり詰め込みます。上から足を置いても形が崩れずに頑丈な足置き台が出来上がります。

ベッドサイドで使うコンパクトな足置き台を自作する第2回目。靴を買ったときに靴が入っていた紙製の箱を使います。箱の中にダンボール紙などをぎっしりと敷き詰めるだけです。箱の周りをテーピングすれば頑丈な足置き台になります。

最初はサイズの確認用として試してみた

ベッドサイドに腰掛けたときに、ちょっとした足置き台があれば、足がくたびれなくて具合が良いだろう。

市販品を探してみると、奥行きがありすぎて邪魔になります。市販品では入手できない超小型の足置き台を自作して視ることにしました。第1回目は頑丈なものを目指して、木製の足置き台を作りました。

”足置き台の自作記事の第1回”へのリンクです

このときに適切な足置き台のサイズはどのようなものかを探るために、手近にあった紙製の靴箱を利用してみました。靴屋で靴を買うと紙製の箱が付いてきますよね。その靴箱が足を置いて試すのに手頃そうな大きさだったのです。

試しに作った紙製靴箱の足置き台
試しに作った紙製靴箱の足置き台

足を置いて高過ぎないか・低くないかとか、箱が大きすぎて邪魔にならないか・足を置くのには小さすぎないか、そういったサイズ面での確認をしたかったからです。サイズ的には、上の写真のような起き方をすれば、奥行きがちょうど足を置くのにぴったりで、高さ的にもちょうどよいことがわかりました。

寸法を測ると、高さ:17cm、幅:31cm、奥行11cmです。

靴箱の中は空っぽです
靴箱の中は空っぽです

お試しとはいえ、ただ箱をそのまま置くだけでは、足を置くと箱が潰れてしまうのは目に見えています。小型の箱のようなものをダンボール箱で作って、靴箱の中に入れて二重構造のような補強してみました。

小さなダンボール箱を作って二重構造にする
小さなダンボール箱を作って二重構造にする

しばらく試してみます。サイズ的にはちょうど手頃な大きさであり、満足できることがわかりました。

しかし構造的には問題あり。靴箱の中をちょっとダンボールで補強するぐらいでは、隙間が簡単に潰れてしまいました。

隙間のところでダンボールがつぶれてしまう
隙間のところでダンボールがつぶれてしまう

このときは、靴箱での足置き台の制作は断念。木製の足置き台の細作に取り掛かったという次第です。

紙製の靴箱でも何とかなるんじゃないかな

木製の足置き台は問題なく使えるようになりました。靴箱の方も捨てるのも惜しいという状態で放置してましたが、わたしの改善願望の虫が疼きます。靴箱も改良したい。

問題点の洗い出し

紙の靴箱でサイズ的には申し分ありませんでした。強度が足りないことが問題であり、強度を高めることが課題です。

課題解決のための検討

紙箱だから強度がないのは当たり前といえば当たり前。そこをなんとかしたい。最初のときは中途半端な二重構造でした。今度は完全な二重構造にするか?でも正確なサイズの二重箱を設計して制作するのは、面倒すぎ、却下。

中にしっかりと詰め物をすれば良い。この発想に至りました。何を詰めるか?スポンジ?

いえいえ、クッションさせることが目的ではありません。足を置いてもたわまず箱の形が保たれるようにしたい。

そこで次の発想。箱の内部の縦横の寸法ときっちり合うものをぎっしり詰め込めばよいのでは?

では、何を詰め込むか?木材を切り出すか?これは作業が大変で却下。

紙とかウレタンが良さそう。

紙ならなるべく厚手のものが良い。通販で届いた商品のダンボール箱があります。ウ何かに使えるだろうと100円ショップで買っておいたポリスチレンの薄板もあったので厚みを稼ぐのに利用することにします。

紙製靴箱を利用した足置き台の製作

靴箱で潰れてしまったところを元の形に戻して内側からビニールテープで補強します。

潰れたところを整形してビニールテープで補強
潰れたところを整形してビニールテープで補強

靴はこの内側のサイズを正確に測って、ダンボール紙とスチロール板のそれぞれに寸法通りの四角形を鉛筆で記入。できる限り多くの枚数を確保します。全部で20枚以上作成。

切り出したダンボールとウレタンの板を積み重ねる
切り出したダンボールとウレタンの板を積み重ねる

やってみてわかったのが、ダンボールを何枚も積み重ねても大した厚みにならないことでした。四角形の板を切り取って靴箱に詰めてみては、まだ足りないの繰り返しでした。結局段ボール紙とスチロール板の合計で20枚以上必要でした。

自分で言うのもなんですが、ずいぶんとご苦労なことです。これも材料が紙とスチロール板がハサミで切れるからできることです。木材だとそう簡単ではありません。

箱の高さに届くまで板を準備
箱の高さに届くまで板を準備

上蓋の位置まできっちり埋まればオッケーです。

板を箱にぎっしりと詰め込みます
板を箱にぎっしりと詰め込みます

蓋を閉めてみると、上から押してもびくともしません。

箱の上蓋を閉めたようす
箱の上蓋を閉めたようす

隙間がないので歪む心配もあまりなさそうです。上ふたをビニールテープで留めます。

中身は頑丈になりましたが、靴箱そのものの強度がちょっと心配。靴はこの外周の上・中・下の3箇所をビニールテープでぐるぐる巻きにしてみました。これで水平方向の力に対する強度も少しは高まったかな。

外観がいかにも靴箱そのままでは見かけ上よろしくありませんね。水性ペンキで塗装して作業終了です。

箱の周囲をビニールテープでぐるぐる巻きにしたあとペンキで塗装
箱の周囲をビニールテープでぐるぐる巻きにしたあとペンキで塗装

足を直接乗せる部分は、お試しの時から取り付けている木片です。そうめんが入っていた木箱のふたの再利用です。薄いベニヤ板のようですが、偶然にも靴箱のサイズよりちょっと大きいだけのジャストサイズ。木の感触がなかなか良い。板の四隅を削って丸みを出し、両面テープで靴箱に貼り付けてあります。このままで継続使用します。

木製と紙製とどちらも軽くて丈夫、足をぶつけても怪我をする心配もありません。

材料費もウレタンの110円と端切れの110円、そしてビニールテープ代と安上がりです。

手間を惜しまない方にはおすすめです。

木製と紙製の足置き台のようす
木製と紙製の足置き台のようす

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”木製の足置き台の制作記事”へのリンクです
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