リモコン付きプリアンプで真空管アンプの音量を調節する

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真空管アンプを使ってCDやレコードのいろいろな音楽を聴いてます。いろいろな音楽を手軽に聴けるようにするために、リモコン付きプリアンプを導入したシステムをまとめてみました。内容を整理して記録しておきます。

新たにまとめたシステムについて

システムのおもな様子です。

システム全体
システム全体

システムの構成を図1[システムの機器構成]で示しました。

図1-システムの機器構成
図1-システムの機器構成

新しいシステムで実現できたこと

  1. CDやレコードのいろいろな音楽を真空管アンプで手軽に楽しめる。
  2. 再生する音楽の低音や高音の音質を調節できる。
  3. CDやレコードの音楽はUSBメモリーに収めてあり音楽はリモコンで選べる。
  4. 音楽の再生音量をリモコンで操作できる。

以前のシステム

ずっと使っていた以前のシステムでは、CDとレコードはそれぞれのプレイヤーで再生し真空管式アンプとスピーカーを経由して音楽を聴きます。真空管式アンプの柔らかで豊かな音楽が楽しめます。

Mamp:Triode TRK-3488 amp
TRK-3488真空管アンプ
TRK-3488真空管アンプ
RDPlay:Audio Technica AT-PL300
AT-PL300レコードプレーヤー
AT-PL300レコードプレーヤー
CDPlay:Marantz CD-6006
marantz CD-6006 CDプレーヤー
marantz CD-6006 CDプレーヤー

図2[以前の機器構成]で以前のシステム構成を示しました。

図2-以前の機器構成
図2-以前の機器構成

以前のシステムで気にかかっていたこと

  1. CDやレコードの音楽を色々楽しむためには、いちいちCDやレコードを取り替える手間がかかります。
  2. その時の気分によってもう少し低音が強くしたいとか音質を変えてみたくなります。
  3. 再生音量を変えるにはメインアンプのボリュームを手で回して調節します。離れたところからリモコンで操作したいです。
  4. レコードプレーヤーとCDプレーヤーからの出力レベルが異なります。レコードプレーヤーの出力は小さく、CDプレーヤーの出力はかなり大きい。その都度、真空管アンプの再生ボリュームを大きくしたり小さく調節する手間がかかります。

試行1

プリアンプの導入

再生する音楽の音質や音量を調整できるようにしてみました。
プリアンプを2台購入し、接続をつなぎ替えたりして再生音量や音質を試しました。低音や高音の音質の調整が適度にできるようになりました。音質そのものも悪くはなりませんでした。図3[試行中の機器構成1]のPamp1とPamp2の部分です。この構成についての説明は”プリアンプを使ってパワーアンプの入力レベルを調節する”も参考にしてください。

図3-試行中の機器構成1
図3-試行中の機器構成1

以下は図3[試行中の機器構成1]でのPamp1、Pamp2の機器のようすです。

Pamp1:6J1 preamp
6J1 preamp
6J1 preamp
Pamp2:FX-AUDIO TUBE-03J+
TUBE-03J+preamp
TUBE-03J+preamp

CDとレコードの音楽をUSBメモリーに格納

数百枚のCDとレコードの音楽を2つのUSBメモリーに格納しました。USBメモリーをCDプレーヤーに装着してCDプレーヤーのリモコンで音楽が選べるようになりました。

図3[試行中の機器構成1]でのusbmとrctl1の部分です。

実現できたことと、まだできてないこと

以前のシステムで気にかかっていたこと1から4のうちの

1.CDやレコードのいろいろな音楽を真空管アンプで手軽に楽しめる。

2.再生する音楽の低音や高音の音質を調節できる。

3.CDやレコードの音楽はUSBメモリーに収めてありの部分。

が実現できました。

3と4の音樂の選曲や再生音量をリモコンで操作することができていません。

試行2

リモコン付きプリアンプを追加で購入し、メインアンプへの入力レベルをリモコンで調節できるようにしました。この試行が本記事のメインとなります。

図4[試行中の機器構成2]でのPamp3とrctl2の部分です。

図4-試行中の機器構成2
図4-試行中の機器構成2

以下は図4[試行中の機器構成2]でのPamp3のようすです。

Pamp3:Nobsound PGA2310
PGA2310 preamp
PGA2310 preamp

左のリモコンはCDプレーヤー操作用、右のリモコンがPamp3操作用です。

remote controller
remote controller

各機器の入出力レベルの調節

プリアンプなど各機器のボリュームのつまみを調節して、聴きやすい音量にします

  1. レコード側の出力が小さかったので、Pamp1の出力レベルを最大にします。
  2. Mampの音量ボリュームを時計の針の11時ぐらいに設定。
  3. Pamp3の音量ボリュームを80に設定。
  4. CD側の出力をレコード側の出力レベルに合わせます。Pamp2の音量ボリュームを時計の針の11時ぐらいに設定。

実現できたこと

Pamp1とPamp2の出力レベルを合わせておき、Pamp3の出力レベルをリモコンで操作することで問題解決です。以前のシステムで気にかかっていたことの3のリモコンで音樂を選曲することと、4のリモコンで音樂の再生音量を操作できることが実現できました。これで気にかかっていたことは全て実現できました。

最新の機器構成

新たにまとめたシステムの機器構成を図5[最新の機器構成」で再掲します。

最新の装置構成
図5-最新の装置構成

まとめ終わっての感想

普段はUSBメモリーの音楽を小さめの音量でかけっぱなしにして聴いています。
収録した音楽の中には、音量レベルの大きいものも小さいものも混じっていますが、その都度手元のリモコンで音量調節ができるので便利です。気分によって、音を大きくしたいときにも即対応できます。
気分によってレコードそのものから直接音楽を聞きたいときは、レコードプレーヤーの演奏が聴ける接続がしてあります。新しいCDをすぐに聞きたいときには、CDプレーヤーにCDをセットすればCDから直接音楽が聞けます。

プリアンプ 3台を並べたようす
プリアンプ 3台を並べたようす

プリアンプを2台システムの中にはさむことで音質の劣化の不安がありましたが、基本的な音質は悪くならなかったような気がします。すっきりした音とか立体感は健在です。不安は杞憂に終わりました。

以前は真空管アンプのボリュームは時計の針の8時とか9時ぐらいのところでしか聴けてませんでした。プリアンプを入れた分だけ真空管アンプへの入力音量レベルは小さくなりますが、その分だけ真空管アンプのボリュームを上げて対応することになります。その結果、真空管アンプTRK-3488の性能が発揮できるであろう時計の針の11時ぐらいの音量レベルで聴けることにつながりました。

低音や高音の補正ができて、USBメモリー内の音楽をリモコンで選曲し、再生音量もリモコンで調節が可能になりました。好きなだけ音楽を流し続けられます。CDやレコードをいちいち取り替えなくて音楽が聞けるのがこんなに楽だったとは……。

以上のようなシステムにまとめて今のところは現状に満足しています。

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