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はじめに:
ベルトドライブ方式のレコードプレーヤーのドライブベルトの2回目の交換作業のようすです。使用しているレコードプレーヤーはAudio-technica製AT-PL300です。
ドライブベルトの交換から3年経ってしまったので、2回目のベルト交換をすることにしました。消耗したレコード針の交換と同じように消耗品は交換が必要になります。
ベルト交換前の状態
AT-PL300レコードプレーヤーはベルトドライブ方式といってモーターの回転をゴムのベルトで伝えてレコード盤を回します。ベルトの寿命はなかなか気づけません。回転が段々と不安定になってきてるはずですがその変化には気づきにくいのです。過去の記事レコードプレーヤーのベルトを交換しましたの日付を見ると、3年ぐらい前にベルトを交換しています。今回はレコード針の交換をしますが、それとあわせてベルトも交換したほうがよさそうです。
ベルトの交換
新品のベルトです。
audio-technica ターンテーブル用交換ベルト AT-PL300USB・AT-PL300対応
AT-PL300レコードプレーヤーの上蓋を持ち上げます。
交換作業は簡単です。ベルトを無理やり伸ばさないように丁寧にとりつけてあげるだけです。
ターンテーブルのゴムマットを外します。
写真のようにモーターのドライブシャフトが見えるところまでターンテーブルを手で回します。
ドライブシャフトにかかっているベルトに指をかけてシャフトから外します。写真ではベルトがターンテーブルの内側に張り付いている状態になっています。写真ではわかりにくそうですが、斜めに黒い帯状に見えます。
ターンテーブルを外します。ターンテーブルの両端に両手を添えて真上に持ち上げるようにすると、多少の引っ掛かりは感じますがスッと抜けます。ターンテーブルをひっくり返します。古いベルトを手で外します。
新しいベルトをよじれないようにしてターンテーブルにはめます。ベルトに裏表はありません。
ターンテーブルを元に戻します。無理に押し込まないで真下にすっとはめます。あとはベルトを外したときとは逆の作業で、ターンテーブルをドライブシャフトが見える位置まで手で回します。
ターンテーブルに取り付けた新しいベルトを指でつまんでモーターのドライブシャフトに掛けます。ベルトがよじれないように慎重に引っ張ります。指で摘みにくいようでしたらヘラのようなものを使えばいいです。
あとはゴムマットをターンテーブルに敷いて作業終了です。
古いベルトと新しいベルトを比べてみる
古いベルトと新しいベルトを並べてみました。ベルトの片端を揃えてもう片端で見ると、長さが違っているのがわかります。もちろん短いほうが新しいベルトです。
前回のときの写真も再掲します。
今回のほうが伸びが大きいような気がします。交換してよかったかな。
ベルト交換後
当たり前ですが音楽がちゃんと聴けています。1回目の交換では劇的に変化を感じられましたが、2回目の今回は正直言って音の変化は感じません。不思議です。
新旧のベルトを並べた写真を2枚載せました。いずれにしてもゴムのベルトは伸びるものだということはわかると思います。ベルトが伸びれば伸びるほど摩擦力が減ってきます。
一度ターンテーブルが回ってしまえばターンテーブルのフライホイール効果のおかげでテーブルの回転の安定性にはさほど影響しないかもしれません。
でも、音がふらついたりターンテーブルが回らなくなるぐらいまで交換しないというのは、音楽をなるべく良い音で楽しもうという立場からは避けたほうがいいでしょうね。
レコードプレーヤーのレコード針とドライブベルトは消耗品です。ある程度の期間を使ったら交換しておけば安心です。
商品へのリンク
audio-technica ターンテーブル用交換ベルト AT-PL300USB・AT-PL300対応
レコードプレーヤーはいろいろあります。それに合わせてドライブベルトには長さが違うものがあります。使用しているレコードプレーヤーに対応しているかどうかを確認して購入してください。紹介したアマゾンのリンクは、私の購入先です。品切れとかで他のリンクを探すときは、掲載されているドライブベルトが使用しているレコードプレーヤーに適合しているかよく注意してください。
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