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はじめに:
暑くて蒸し蒸しするときに自宅の鉄製の玄関ドアを少しだけ開けておきます。室内の風通しが良くなりますが、隙間から蚊が入ってこないか心配。人が出入りするときに、カーテンのように開け閉めできる網戸を、玄関ドアの周りにDIYで取り付けました。網戸はマジックテープ固定なので、季節限定で付けたり外したりが自由にできて便利です。
本記事は2022年に書きましたが、2023年の夏に再登場した様子を後半で追記しました。
浴室の小窓の網戸は木片と網を使って自分で加工して組み立てして取り付けましたが、玄関の網戸は”マジックアミー戸”という既製品が使えました。網戸の固定方法はマジックテープを10箇所ほどで貼り付けなので、わりと簡単です。この製品がどういう用途に適しているかとか、作業で注意した点を挙げておきます。使い方が自分の用途に合っていれば便利だと思いますので、参考にしていただければと思います。
網戸全体の様子
全体の様子をお見せします。玄関ドアの上半分。
下半分の様子。鉄製の外開きのドアを室内側から網戸がおおっています。
網戸は左右に分かれていて中央で開閉します。左右の網戸に取り付けられた磁石が合わさる形でこのようにピッタリとくっつき、左右の網戸の間には隙間はできません。
ドアだけを開けた状態です。網戸が閉まっている状態がよく分かると思います。
網戸は意識しなくても磁石が順番に外れて、カーテンが開くようにして下の方から左右に開きます。ドアを開けるときは、手を網戸と網戸の間に差し込んでドアノブに手をかけて、ドアノブをひねりドアを押しながら玄関の出入りをします。左右の網戸は9対の磁石で閉じられているだけなので、網戸を開くのに力は必要ありません。
わかりやすいように一番下の磁石を左右で固定して網戸が開いた状態を表現してみました。左右に開いた網戸の間をくぐって出入りします。
出入りしたあとにドアを締めると、左右の網戸が上から順番に自然にピッタリくっつくので隙間はできません。
とはいっても我が家の場合は、磁石がドア中央の鉄製の郵便受けカバー(写真中央の四角く黒い部分)によくくっつき、玄関外の右にあるPSの鉄製のドアにも時たまくっつきます。磁石は近くの鉄にくっつく性質上、この状況は致し方ないとは感じます。
風が強い日は網戸本体が軽いためにカーテンのように煽られて浮き上がったままとなり、磁石で閉じないこともあります。こういったときは手で磁石をはずして取り付け直してやるので手間がかかります。
これらの点から、この網戸は完璧なものではありませんが、普通の状態であれば手軽に網戸の開け締めができて隙間なく閉まる点で合格です。わたしはこのマジックアミー戸は使いやすいと感じます。
ドアに隙間を開けることが必要な理由
自宅は集合住宅です。風通しで見た間取りは、南側が開放的なベランダ、東側半分もベランダで大きなガラス窓で出入りでき、サッシの網戸が活躍します。
一方で、西側は殆どが隣家と壁で接していて一部が玄関で、玄関のドアが開いているときだけ風通しができます。北側は浴室、トイレ、居室となっています。北側で開放できるのは浴室やトイレの小窓だけなのと、居室もドアを開放しないと風通しがよくありません。
1年の中では、玄関ドアを少し開けてやれば風通しが良くなるタイミングがあります。今回の対応は、そのときに必要なものなのです。
ドアロックチェーンでドアをすこし開放します。
玄関ドアストッパーは風を受けてドアが閉まってしまうのを防ぎます。この僅かな隙間でも効果があります。玄関が北向きなので涼しい風が室内を駆け抜けていきます。
ストッパーが滑ってしまうのを改善しました
2023年夏に使ってみると、ストッパーが滑ってしまうのが困るので、ドアチェーンを伸ばすことで対策して改善しました。
マジックアミー戸を選んだ経緯
網戸で最初に思い浮かべたのが開き戸に取り付けるサッシの網戸でした。開き戸に取り付ける網戸なんてあるのか?ネットで検索するといくつか出てきます。網戸のサイズは玄関の間口のサイズよりも小さいと取り付けられないので問題外。大きめのサイズで探して見つけたのが1,500円程度のカーテン式網戸でした。価格の安いのが魅力。うまくいかなくてもあきらめが付く値段です。マジックアミー戸買いました。
網戸の取付け作業で留意した点
以下、作業を進めていく中で留意した点を挙げておきます。
仮止め
網戸は上下左右ともにドアの間口からはみ出させる形での取り付けになります。取り付け用の画鋲(がびょう)とマジックテープが添付されています。最初は画鋲で仮止め。
上下方向の調整
網戸が垂れ下がっていると踏みつけてしまうので、網戸の下が床面スレスレになるように、上で取り付け位置を決めました。
左右の調整
ドアノブに手を差し込むとき網戸の中央の開き口が開けやすくなるように、玄関ドアの中央よりも右寄りになるようにしました。
左の余った部分は壁に沿って折って固定です。
仮止めでしばらく使ってみて、網戸の張り具合とか締まり具合を調整しました。どうやらこれで行けそうな感触を得て、画鋲を外してマジックテープの固定に張り替えます。
我が家の玄関周りの壁はベニヤ板?に化粧紙が貼り付けてある?ような感じでした。画鋲がよく刺さるし、マジックテープの両面テープもよくくっつきます。
磁石で閉まっている網戸の中央を押し開いて出入りしたり、ドアをロックしたりするのに網戸に引っ張りの力が加わりますが、網戸が破れたり画鋲やマジックテープが剥がれてくる心配はなさそうです。
ドアを半開きにした様子です。
これで蚊の侵入の心配はほとんどなくなりました。
網戸のパッケージ
商品”マジックアミー戸”の紹介です。まず実際に使った商品パッケージの表と裏の様子です。
中身は、網戸本体と、マジックテープ、画鋲が小分けにされています。
取り付けてみた感想
カーテンの中央を開け閉めして磁石で固定する。どれくらいのものか興味津々で使ってみました。予想以上に使えます。
説明書にあるように、固定の仕方が重要なポイントです。大きなものなので、脚立を使って上部の中央から仮止めしながら、貼りすぎず緩めすぎず、網戸の中央が左右に妙に引っ張られたり、たるませないようにして、取り付け位置を調節していきます。左右の網戸を上の辺で水平を保ちながら中央で合わるのがコツです。
そのあとはしわができないように左右の網戸を適度に引っ張りながら固定していきます。右側の網戸を最初に位置決めしてから、左側の網戸を合わせていくのが楽かもしれません。もしも上辺が水平になってなければ、やり直しで微調整します。あまりに偏っていると磁石がうまく閉まらなくなるかもしれません。
ちょっと面倒そうですが、カーテンが軽いのでそれほど大変な作業ではありませんでした。一旦場所を確定すれば、画鋲を一箇所ずつマジックテープに取り替えていく作業は面倒ではありません。マジックテープは12組添付なので、上辺4箇所、左右4箇所ずつに貼り付けました。
出入りするときやドアをロックしたり解錠するとき、網戸の磁石を開くときに注意して開くようにしなければなりませんが、ネットの部分を無理やり押し開くとかするなどの乱暴な扱いをしなければ、長持ちしそうです。
この網戸はいつまで貼っておくのか?1年間貼りっぱなしということはしないかな。冬になる前にタイミングを見て片付けようと思ってます。網戸を外したあとの黒いマジックテープの見栄えがちょっと心配。来シーズンにもう一度貼り直すときに上手にできるか?など来年の課題ですね。
ネットで”マジックアミー戸”で検索すれば、同じものがいくつかのネット販売でヒットするので、それなりに売れている商品なんでしょう。私が購入した製品はこちらのマジックアミー戸です。万一破損したときを心配して一つ買い増ししてしまいました。来シーズンは早目に使い始めようと思います。
マジックアミー戸に興味を持たれた方でネットで検索する際は、商品の値段と送料も含めた総合的な価格を調べることをおすすめします。
2023年7月に再登板です
2023年の7月は猛暑です。後半になると蚊が家の中に侵入してきました。そこでマジックアミードの再登板です。
玄関ドアーの周囲に昨年度に取り付けたマジックテープが貼り付いたままです。黒い長方形の部分です。
同じく、玄関ドアの下の部分の様子です。
網戸を取り付けました。
玄関ドアを開いた状態で外の様子が見えます。
補修が必要だったのは、壁に貼り付けたマジックテープが剥がれやすくなっていた2箇所について、両面テープをマジックテープに貼り直して、壁に付け直した作業がありました。昨年と同様に出入りができています。
出入りする際に磁石があちこちにくっつく問題
2023年10月になってそろそろ網戸も撤去かなという時期になりました。2シーズン目の感想としては、網戸は丈夫です。破れ目は一つもできませんでした。
気になるのは、出入りする際に網戸を左右に押し開く際に磁石があちこちにくっついてしまうことです。
開閉部についている磁石が手当たり次第に近くの鉄板にくっついてしまうのです。改善策を試してみました。
鉄板の磁石がくっつくあたりに、ダンボール紙を貼り付けて、磁石がくっつくのを防ぐというのが対策の内容です。
貼り付ける対象の鉄板は、玄関ドア、玄関ドアの右脇のパイプスペース(PS)ドア、それから玄関ドアに付属する郵便受けです。
両面テープで貼り付け、ダンボール紙には水性ペイントやマジックインキで黒かベージュを塗ります。撤去しやすく、なるべく目立たないようにしたつもり。
玄関ドアを閉めました。郵便受けの鉄板には磁石はくっつきません。
玄関ドアを開けた状態。普通に出入りする限り、網戸はピッタリと磁石がくっついて閉じてくれます。
その後で思いついて、網戸の下の部分を緩みがなくなるように左右に引っ張って貼り直すこともやりました。下の方がゆるゆるだったからです。
下の2枚の写真が網戸の下を貼り直したようすです。
どちらの対策が効果があったのか?磁石は出入りのあともきちんと元通りにくっつくことが殆どとなりました。感覚的には成功率95%かな。
ダンボール紙を貼ってから、網戸の下の部分の貼り直しをしたので、貼り直しだけで得られた効果の程はわかりません。もしかして貼り直しただけでも良かったかも知れません。来シーズンは、ダンボールは貼り直さずに、まずは網戸の下の部分をしっかりと張ることに留意して様子を見てみるつもりです。
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我が家の身近なところの改善点を見つけては、DIYで少しでも住みやすくしています。前回紹介した作り直した浴室の換気用小窓の網戸でしたが、使ってみると簡単に開閉できないという使いづらさが気になりました。次の記事は、自作した浴室網戸の取り付けを見直して簡単に開けるようにした内容についてご紹介します。