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はじめに:
歩きながら周りの風景を動画撮影するときの対策を紹介します。アクションカメラにジンバルを取り付けると手ブレの抑制に大変効果があります。道具の紹介と実際にジンバルを使って撮影した動画を紹介します。
歩きながらの動画撮影を始めてから1年余り続けてきましたが、最近になって歩き動画をより安定して撮るための道具を一つ増やしました。
これまでに撮ってきた動画
アクションカメラにジンバルという動画を安定して撮るための補助道具を着けて、近所の散歩道を中心に歩きながらの動画を撮りました。youtubeを主にしてfacebookにも投稿してきてます。
下の動画はユーチューブに投稿した動画の一例です。
ー>こちらはユーチューブチャネル”Ishida Akira”へのリンクです。
以下のリンクはフェースブックページに投稿した動画の一例です。https://fb.watch/jabNdiKbys/
歩きながらの撮影の場合、歩き方や道の状態が映像に影響してしまいます。画面が揺れてしまいます。カメラの設定やジンバルの構え方や歩き方など色々工夫としてきましたが、滑らかに流れるような画像はなかなか撮れません。ごくたまにうまく撮れたかなというのがあるぐらいでした。
これまでの撮影道具
これまでに使ってきた撮影機材を以下に紹介します。
アクションカメラ
GoProHERO8Blackです。購入間もないころにジンバルへの固定が不十分でカメラを地面に落下させてしまい、液晶モニターの端がブラック(真っ暗になり何も表示しない状態)で見えなくなり、その後両端がブラック化。カメラの設定を変更するのが不便ですが、画像が撮れているうちは使っていきたい。
ジンバル1
Feiyutech Vimble2Aです。GoPro取り付け用のアダプタ付きなので買いましたが、カメラを逆さに取り付けないとカメラ本体で電源オン・オフできないのでこうしてます。動作は安定してます。
本体は自撮り棒のように伸び縮みします。それをすこし伸ばしてハンドグリップ緩衝装置にしっかりと取り付ける場所を確保するための細工をしてます。本体に巻きつけてある布がその細工です。
ジンバル2
2台めに買ったのがInkee FAlconです。直接GoProの操作ができて便利。動画の品質もVimble2Aと比べて遜色ありませんが、それゆえにあまり出番はありませんでした。ジンバルごとに設定の方法とか使い方が異なるので、取り替えて使っていると混乱してきちゃうんですね。
新しい道具
今回新たに購入した機材です。
ハンドグリップ緩衝装置
最近買ったのがこれです。Digitalfoto Sniper。
歩くときの縦の振動をバネの力で吸収します。
試し撮りしている段階で、まだまだ使いこなせていない気はしますが、上手に使えば安定した動画を撮れる可能性を感じます。
左上のスマホフォルダーは標準装備ではなく後付けしてます。グリップテープも後付けです。
試し撮り動画の紹介
近所には人通りが少なくて平坦な舗装道路は少ないのですが、この路地で試し撮りしました。両側に直線があり前方にくいがあって、撮影した画像のふらつきなどのチェックに向いた場所です。
まず路地の一部で試しどりした動画です。カメラ+ジンバルでの撮影の短い動画、そのあと、カメラ+ジンバル+ハンドグリップ緩衝装置での撮影の短い動画が続きます。
動画サンプル1
動画サンプル2
もうひとつ。同じ路地ですこし離れたところの動画です。先ほどと同じ条件で長めの動画が2つ続きます。
動画サンプル3
こちらの動画は近所の高低差のある散歩道で撮りました。低いところへ降りていきます。ジンバルとハンドグリップ緩衝装置を着けてます。緩衝装置を買って間もなくてまだ全然慣れていない頃の撮影です。滑らかな感じは出ているかな。
動画はいかがでしたか?ジンバルだけだと上下動がまだ感じられるのが、ハンドグリップ緩衝装置を追加すると、歩いている感じは残りますが、画像の流れが若干スムーズになったような気がします。効果あり!
ハンドグリップ緩衝装置を使った感想
ハンドグリップ緩衝装置は役に立ちそうだとの感触を得ました。使っていく上で気になったことや、手を加えてみたことについて書いておきます。
ハンドグリップ緩衝装置を使っていて困ること
カメラとジンバルだけだと軽いので撮影は軽快です。ハンドグリップ緩衝装置にカメラとジンバルを取り付けると、かなり重みを感じます。試しに体重計に乗せてみると丁度1.0kgを表示しました。装置個別には百グラム単位の軽量のものばかりなのに全部足すと1kg。手で持ち続けるのにはかなりな重さです。
全体で1kgある道具一式を下に置きたいときがあります。例えばカメラの電池交換のときなどです。ジンバルの電源を切り道具一式を下に横たえさせなければなりません。ジンバル着きのカメラが緩衝装置に付くと全体が背高のっぽでアンバランスになります。付属の三脚では安定して立たせることができません。三脚をがっちりと作ると相当かさばるでしょう。携帯性を重視すると、これはこれでしようがないのかな。なるべくベンチを見つけて電池交換などの作業をするようにします。
ハンドグリップ緩衝装置を持ちやすくする
買ったときのグリップ部分はプラスチックむき出しの四角い棒という状態でした。四角くて細い棒をしっかり握らなければならないのでだんだん手が疲れてきます。
スポーツグッズ店でラケットのグリップテープを買ってきて、巻き付けてみました。悪くないので、さらにその後、デコボコグリップテープを増し巻きしてグリップが太く握りやすくなり、とても持ちやすくなりました。写真は2枚ともテープを巻いたあとの状態です。巻く前の写真は撮り忘れました。
下についている三脚部分は折りたたんで左手のグリップとして両手持ちできます。右手が疲れたとき左手のグリップだけで右手を暫く休めることもできます。両手持ちでカメラの向きを安定させられるのがよいです。三脚のパーツはグリップとして使うのがよいです。
終わりに
ハンドグリップ緩衝装置を使うとより安定した動画が撮れるかもしれないとの期待は持たされました。
さて、軽量のジンバルだけで撮影を続けるか、それとも重くて使いづらくても緩衝装置をつけてより良い安定画像を追い求めたほうがよいのか?今後の課題です。もうすこし試してみるつもりです。今回は以上です。
比較動画をアップ
(この項は2022/06/29追記)
近所を歩いて撮りためておいた動画を編集してユーチューブにアップしました。アクションカメラにジンバルと緩衝装置の組み合わせで、順番にどのように撮れて視えるかがわかります。
これまで歩き動画を何度も撮ってきてこのごろ感じるのは、歩いている感じはあって当然なのかなという思いです。Feiyutech-Vimble2AやInkee-FALCONのジンバルだけで撮影するのも軽快でよさそうな気もしてきました。
Digitalfoto-SNIPERを追加すると、より滑らかな動画になるのは間違いありません。Vimble2AとFALCONでどちらか選べといわれればFALCONのほうが若干滑らかのような気がします。これからはFALCONを主にして使ってみよう。
それにしても、最後の下り坂の動画はどれもとてもスムーズだと思いませんか。舗装された坂道を歩くときは自然とすり足になってカメラがとても安定しているのが撮影中に見ていてもわかります。カメラをふらふらと揺らさないように撮影するのが重要な注意点の1つであることは間違いなさそう。カメラを提灯をぶら下げるように捧げ持ってしずしずと歩くイメージで撮影できていると上手くいったことが多いような記憶も……。
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