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はじめに
玄関ドアを少し開けたままで止めておくための方法です。ドアチェーンは防犯のために短かいのですが、長さを玄関のドアストッパーが同時に使えるだけの長さに変えます。ドアチェーンとドアストッパーの力が釣り合った状態でドアを固定して、ドアを少し開けて、すきま風を通しやすくしました。玄関に取り付けた網戸のおかげで、虫も入ってきません。
ドアチェーンを長くしたようす
ドアチェーンを少しだけ長くする目的は、ドアストッパーのゴム足が下りる位置を変えるためです。下の写真がドアチェーンを長く伸ばしたようすです。
ロープの長さを変えて適当な長さに調節します。
各部の説明
下の写真はドアチェーンをつないだ部分のようすです。
右側のチェーンとフックをロープで結びつけます。フックは市販のねじ込み式のフックです。ロープをフックのネジ部にがんじがらめにしてフックが外れないように縛り付けました。ねじ込み部がネジではなくてリング(輪)になっているパーツがあれば作業しやすいのですが、どうやらそういうものはこの大きさや手軽さのものでは存在しません。
左のドアにはドアチェーンを通して止める部分のボタンがあります。そこに別のロープを縛り付け、ロープの端を輪っかにします。この輪っかと右側のロープのフックを引っ掛ければドアチェーンが繋がります。
ドアチェーンを外したい場合は、フックを輪っかから抜けば、簡単に外せます。
左右に取り付けたロープは暫定的なものなので、本来のドアチェーンの機能はそのまま生きています。
取り付け後のようす
ロープとフックを使ってチェーンを伸ばしたことで、ドアストッパーのゴム足の位置が室外の適当な位置に落ち着きました。
こうすれば、ドアを閉めようとする力が働くと、ドアストッパーのゴム足が玄関ドアの仕切りの段差にぶつかります。それでドアが完全に閉まることを防げます。
反対にドアを開く力が働いたら、ドアチェーンが繋がっていることで、ドアがチェーンの長さ以上には開きません。ドアチェーンとドアストッパーのそれぞれの力が均衡して、ドアはこの位置で固定されます。
これで、玄関を吹き抜ける風が室外と室内のどちらから吹いても、ドアの隙間は保てます。
改善したかった問題
なぜこのような一見おかしなことをやったのか、それをこれから順番に説明していきます。
昨年にマジック網戸を玄関に取り付けたときは、ドアを少し開けて風通しを良くするために、ドアストッパーとドアチェーンを使ってドアを固定しようとしました。
ドアチェーンがかかっているのでドアはこれ以上は開きません。
この状態でドアストッパーを下ろして、ドアが閉まらない止めておきたいのです。しかしドアを手前に引けば簡単に閉まってしまいます。
ドアストッパーの下部のゴム足の部分をよく見てください。
ドアの仕切りの前後付近では、ゴム足がタイルに引っからずに滑ってしまいます。
ゴム足は玄関の仕切りの室内側に下りているので、ちょっとの力でドアが簡単に閉まってしまいます。
昨年はこの仕切り効用?に気づかずに、”これはこれでしようがないな”と諦めてました。ドアの隙間を開けたまま風を入れることができませんでした。
ゴム足をドアの仕切りの向こう側(室外)に下ろすことができれば、ドアの仕切りで止められたのに惜しかったです。あと数センチメートルだけドアを開いたところでドアを固定する工夫をすればよかった。今年はこの問題にチャレンジしたわけです。
ドアチェーンを伸ばすのが良さそう
そうです。あと数cmだけドアストッパーのゴム足の位置を室外に下ろせるようにドアが開いた状態で固定できればよいのです。そのためにはドアチェーンの長さを伸ばせば良い。
というわけで、以上が今回の改善の工夫に至った状況の説明でした。
感想
玄関のドアに網戸をつけて虫よけをして、ドアを少し開けたままにして風通しをよくしてみました。身近なところで小さな生活改善活動をしてます。
実際には、虫が入ってくることや気持ち良い風が吹き抜けることは1年でもめったにありません。今回の改善で効果が感じられることはあまりないでしょう。むしろ面倒なことを増やしただけかも?
そう自覚しながらも、身の回りのちょっとしたことに改善の芽を見つけて、自分のできる範囲で工夫をする。それがこれからも生活を続けていくうえでの楽しみです。
追加の感想
今回は市販のフックにロープを絡ませて使いました。リング付きのフックがあったらいいなと思いました。こんなものがあったらいいなのイメージです。下の写真でフックとリングのそれぞれの部分がくっついて一体化したパーツをイメージしてください。
リングの部分にロープを絡ませれば簡単にロープが固定できます。ありそうで見つかりませんでした。
こんなフック付きのチェーンを買ってはきましたが、フックを押し込んで付け外すのに力が必要で面倒なので不採用です。一般常識的にはこちらのイメージなんでしょうけど。