椅子の背もたれにクッションを付けて腰の負担を和らげる

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はじめに:

1日椅子に座っていることが多いです。長時間椅子に座っていても、腰が痛くなりにくくする工夫を試します。椅子の背もたれにクッションを追加すれば、腰にかかる負担が少なくなるだろうと考えました。2通りの椅子で試してみたので紹介します。

変な姿勢を続けていると腰のあたりが痛くなることがちょくちょくありました。これまでにも、寝具のマットレスを変えてみたり座椅子の工夫をしたりして、寝ている間とか休憩しているあいだも、なるべくリラックスできる対策をしてきました。マットレスとかクッションを必要なところに適度に使うととても体に良いことがわかってきました。

日中に長時間パソコンに向かって椅子に座っていると、いつの間にか猫背になっています。私の場合は腰に負担がかかって腰痛が出てきます。そうならないように、時々座ったまま背伸びをして腰を伸ばすと気持ちよくなります。

さらに背もたれに柔らかいクッションがあると、無意識に背もたれに腰を当てる動作をするようになって、猫背も少しはマシになる気がしています。

この記事では2通りのイスへのクッションの当てかたを試してみました。

パソコン作業用の椅子

毎日使っているイスです。木製で座面が回転するので立ち座りしやすいので愛用してます。

パソコン作業で使っているイス
パソコン作業で使っているイス

問題の把握

ずっと薄い座布団を敷いて使っていましたが、この頃ちょくちょく腰痛が出てくるようになりました。原因を考えてみると、イスの座り方に問題があるのではと考えるようになりました。

というのは、自動車で長時間運転していてもあまり腰に負担を感じないからです。運転席のイスがいわゆるランバーサポート、腰や背中のあたりをクッションが支えるような構造になっています。

ところが家で使っているいすは、背もたれの中央に少しクッションはありますが、全体的には後ろに反り返っています。パソコン作業はどうしても前傾姿勢になります。そうすると腰から背中を支えるものがなくなります。これだと上半身の重みがそのまま腰骨の負担になってしまうわけです。そう考えました。まあ、はっきり言えばパソコン作業には不適切な椅子です。

高価な専用椅子がホームセンターに並んでますが、あんなのを部屋に持ち込んだら大きすぎて邪魔なだけです。小民には手が届かないという、ちょっとやっかみ半分です。今回は、あるものに工夫していきます。クッションの追加でなんとかしようというわけです。

クッション選び

そこで腰や背中に当てる適当なクッションをお店に探しに行きました。いろいろ迷いましたが、最初に買ってきたのはこの2つです。


腰のあたりだけをサポートするタイプ。

腰当てクッション
腰当てクッション

座布団タイプ。これはそれまで使っていた薄い座布団の代わりです。

Uクッション
Uクッション

それぞれ1日使ってみましたが、あまりしっくりきませんでした。
腰当てのクッションは少し厚すぎる感じ。
座布団も厚すぎる感じ。

もう一度クッション選び

翌日、もう一度お店に探しに行きました。今度買ってきたのはこの2つです。

腰よりももう少し広い範囲をサポートするタイプ。

背当てクッション
背当てクッション

薄い座布団はなかなか手頃なものが見当たりませんでした。姿勢を矯正するタイプで女性用かなとは思いながら試しに買ってみました。

矯正タイプのクッション
矯正タイプのクッション

両方を試してみました。

女性用かなと思ったクッションはやはりそうで、自分には小さすぎるようで、しっくり来ませんでした。家内に譲りました。

背当てクッションの方は、これは自分にあってました。背中や腰に当たって、良い感じで反発(サポート)してくれます。ちょっと一休みのときに、背中をそらして寄りかかれる感じもちょうどよいです。

クッションの裏にベルトが付いていて、イスの背もたれに通すことができ、取り付ける高さを固定できます。このベルトもいい。ずり落ち履きますが、座ったときに腰に程よくあたるところにクッションを上下にずらして調節ができます。これに決めました。

座布団の方は先に買ったほうで様子を見ることにしました。そのうちへたってきて反発力もちょうどよくなるでしょうし…。

結局、この写真の組み合わせに落ち着きました。

背当てクッションとUクッションのクッションの組み合わせ
背当てクッションとUクッションのクッションの組み合わせ

もうふた月以上使ってますが、具合はいいです。

2024年の6月現在で5年以上使ってますが、この2つの組み合わせでバッチリでした。座布団タイプの方は、置いていただけだとすぐにずり落ちてしまうので、荷造りテープで座面に縛って固定しました。

ダイニング用の椅子

主に食事のときに使う椅子もなんとかすることにしました。これまではクッションは使ってません。

ちょっと腰の調子が悪いときは、この椅子に座っていると状態が悪化します。クッションが必要です。

クッション選び

そこでパソコン作業用の椅子では使わなかった腰当てクッションの活用を考えました。

腰当てクッション

問題の把握

長時間座るわけではありません。座っているときにしっかり腰を支えてくれればいいのですが、その機能は椅子には全くありません。
クッションを腰と椅子の背もたれの間に挟むと、結構気持ちが良いです。
でも体を離すとクッションはすぐにずり落ちてしまいます。固定用のベルトが付いてませんから。

対策

最初は紐でクッションを背もたれにぐるぐる巻きに縛り付けました。でもだめです。すぐにずり落ちてしまいます。ベルトをあとづけすることを考えますが、ただ背もたれに縛り付けてもすぐにずり落ちてしまうでしょう。

そこで背もたれの形状をよく観察しました。

ダイニングテーブルの椅子
ダイニングテーブルの椅子
椅子の背もたれの部分
椅子の背もたれの部分

3枚ある背もたれ板の左右の上部が湾曲しています。
この湾曲部を利用してベルトを支えるようにしてはどうかと思いつきました。

背もたれのカーブしているところ
背もたれのカーブしているところ

画像の黄色の矢印の部分にベルトをしっかり巻き付ければ下には落ちていかないだろうと考えたわけです。

クッションのカバーに太めの紐を手縫いで縫い付けて固定用のベルトにして背もたれに巻き付けてみました。

ひもでクッションを固定
ひもでクッションを固定

上から見た様子。

クッションを椅子に固定して真上から見たようす
クッションを椅子に固定して真上から見たようす

正面から見た様子。

クッションの固定状況を前から見る
クッションの固定状況を前から見る

側面から見た様子。

クッションの固定状況を側面から見る
クッションの固定状況を側面から見る

考えた以上にしっかり取り付けることができました。
座ったときの感じも、クッションが腰を支えてくれる感じがします。
この状態で暫く様子を見ることにします。

2024年6月現在では、背もたれのクッションがずり落ちるのを完全に防ぐために、荷造りテープで上下方向にも縛り付けてます。見てくれは悪くなりましたが、テープは薄いので邪魔には感じませんし、とにかくずり落ちなくなって快適です。なお、座面にも普通の椅子用座布団を追加して快適性を高めました。

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お陰様でこの記事を書いてから5年経ちましたが、2つの椅子のクッションはそのままで、多少は手を加えてますが、2024年6月の今も活躍してます。やはりリラックスした姿勢でいられるのは大切です。

次に紹介する記事は、椅子に座って行うエアロバイクでの運動風景です。腰を傷めずに適度な運動になります。

“エアロバイクミニを漕いでいる消費カロリーを記録するようす”へのリンクです。
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