アイドリングストップスイッチを見なくても操作できる工夫

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はじめに:

省燃費に役立つアイドリングストップ機能を上手に使うための工夫についてお話します。自家用車のシエンタと最後の記念撮影でお別れして、パッソに乗り換えてから早くもふた月が経ちました。乗り換えた車の動作で以前と違うのがアイドリングストップです。

アイドリングストップ機能

アイドリングストップとは、エンジンをかけて走り出したあとでブレーキペダルを踏んで車が停止するとエンジンを自動で止める機能です。信号待ちなどで停止しているときの無駄なアイドリングをなくして燃費が良くなる優れた機能です。ブレーキ-ペダルを緩めればエンジンは再始動します。このアイドリングストップ機能を使うかどうかは車のフロントパネルにある押しボタンスイッチで切り替えられます。使わないほうを選べば車が停止してもエンジンは止まりません。

アイドリングストップの問題点

パッソを運転しだして最初に感じたことですが、頻繁にエンジンが止まります。一時停止のたびにエンジンが止まってまた動き出します。赤信号で停止したあとすぐに青に変わったときも同様です。こんなに何度もエンジンをかけ直して大丈夫なのかなと気になります。バッテリーの負担が心配になります。専用の高性能バッテリーが使われていることは承知はしてますが。

一時停止のときはアイドリングストップを効かなくしたい。その反対に信号待ちが長くて停車時間が長い時には、アイドリングストップはありがたいので、ぜひ効いてほしい。

一時停止と長時間停止のどちらかの状況に合わせて、アイドリングストップ機能を切ったり効かせられればよいのですが、現実はそうではありません。どちらかの一択で固定なのが問題。

状況の整理

車をしばらく走らせてみて気が付きました。

普段はアイドリングストップ機能をオン(有効)にして効かせておく。これで長時間停止時はアイドリングがストップします。もちろん一旦停止でもエンジン停止です。

なので、一旦停止などでアイドリングストップさせたくない場合は、あらかじめ機能をオフ(無効)に切り替える。これで短期間のエンジンの停止と再起動が防げます。一旦停止の場所を過ぎれば、再び機能をオンに戻しておきます。

このように状況にあわせてアイドリングストップ機能のボタンスイッチを手動で操作すれば問題が解決しそうです。

本当の課題

そこで具体的な課題がありました。切り替えスイッチが押しづらいんです。

スイッチの場所は、下の写真でエンジンスタートボタンの左下に並んでいる3つの四角いスイッチの真ん中です。アルファベットのAと丸い矢印とOFF表示されているのが、アイドリングストップ切り替えの押しボタンスイッチです。

アイドリングストップ切り替えスイッチと周辺
アイドリングストップ切り替えスイッチと周辺

スイッチの場所が手元からは遠くてハンドルの影になっているので、運転中は見えません。たくさん同じ形のスイッチが並んでいるので、いちいち目で確認しないとスイッチが押せません。

アイドリングストップスイッチがハンドルに隠れて見えません
アイドリングストップスイッチがハンドルに隠れて見えません

運転中ですと前後の安全に注意しながら、体をすこし傾けてハンドルの右側面のスイッチを見て手を伸ばし押すことになります。これでは、運転中に一時的でも前方から目をそらさなくてはならなくて危険です。確認する時間の分だけタイミングも遅くなりがちです。

運転中でも安全にアイドリングストップの切り替え操作ができるようにする。これで具体的な課題が見えてきます。本当の課題はスイッチを見つけやすく押しやすくすることです。

では、どうすればよいか?座席に座って前を見たままスイッチの方へ手を伸ばします。どれぐらいスイッチとの間隔が離れているか?

わずか2cmぐらいこのスイッチを押す位置が手前にあれば、運転中で前方を見たままでも楽に手が届きます。あとは手探りでスイッチが見つけられるようにすることです。

具体的な対策

ここまで状況と課題が見えてきたので、具体的な対策を思いつきました。

スイッチ自体はぐっとの押し込むような強い力は不要です。触るという感覚で押せば切り替わります。スイッチに簡単に触れらればよいのです。なので工夫といっても単純です。

1辺が2cmぐらいの立方体をスイッチの前に付け足せばよいのです。

家の中を素材探ししましたが、適当なものが見つかりません。窮余の策として、木片を一辺が2cmぐらいのサイコロ状に切り出して両面テープを貼ります。試作品です。寸法がこれで充分かどうかの確認には使えます。

木片に両面テープを貼り付け
木片に両面テープを貼り付け

これをアイドリングストップ切り替えスイッチのところに貼り付けます。

木片をスイッチに取り付けます
木片をスイッチに木片を貼り付けます

ハンドルの右下の小さな木片がわかりますか?

取り付けた木片を別の角度から見ます
取り付けた木片を別の角度から見ます

試作した木片は見栄えは悪いですが、隣のスイッチの位置からは前に飛び出しているので、手探りでも間違えずに楽に押せるようになり、実用上は問題ありません。

木片を指で触っているようす
木片を指で触っているようす

試作品を着けたままでずっと使ってますが、問題なく切り替えができてます。アイドリングストップ機能を切り替えやすくするという目的は達成です。

アイドリングストップの切り替えを何度も行うことで、なにかまずいことが起きないか?1年以上使ってみて不具合はなにも起こりませんでした。

アイドリングストップを積極的に使ってエコドライブ

専用の対応バッテリーはアイドリングストップを使っても使わなくても関係なしに自動で充電がされていることがわかりました。バッテリーの消耗を防ごうとアイドリングストップをなるべく使わないように気を使っていた時期がありましたが、今は安心して使ってます。燃費はリッターあたり2kmぐらいは良くなる感じです。

アイドリングストップを確実に効かせたい場合

最近はほとんどはアイドリングストップオンで運転しています。オフにするのは、信号機のない一時停止の場所です。一時停止の場所の手前でオフにして、再発進してからオンに戻します。この使い方が私には一番ストレスフリーな使い方だと感じてます。以下は、藍ドリンストップ機能には欠かせないバッテリーについての情報を追加してます。

アイドリングストップ対応バッテリについての朗報

パッソのバッテリー(右側)
パッソのバッテリー(右側)

パッソに積んでいるバッテリーはM42/55B20L ECO.R Revolutionという製品です。

バッテリー M42/55B20L ECO.R Revolution
バッテリー M42/55B20L ECO.R Revolution

アイドリングストップ対応のバッテリーは高額ですが、性能も素晴らしいということがメーカーのサイトをみてわかりました。

https://gyb.gs-yuasa.com/products/car/eco-r-revolution/

アイドリングストップをあまり使わないと、かえって高価なバッテリーの寿命を縮めてしまうのではないかとか、よくわからないための不安が私の心のなかにあったのが解消されました。適度に使えばよいのです。

アイドリングストップ対応バッテリーは普通車に使っても問題ないことが明記してあります。使わなくても従来バッテリーよりも長寿命であることが保証されていて安心しました。

例えば通常車搭載時の寿命指数250%超などという数字を見ると、パッソを必要最低限のアイドリングストップで使っていけばバッテリーを長持ちさせられるし、アイドリングストップ機能を安心して使っていけるという裏付けが得られました。これからエコ・ドライブで頑張る支えになります。

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せっかく買い替えたパッソです。遠出する機会がなくなってしまったのですが、近くでなくてちょっと遠い温水プールへパッソで行きます。片道12kmの途中でアイドリングストップのありなしで燃費に差が出ます。プールに初めて行ったときに場所がわかりにくかったので道案内の記事を書いてしまいました。

”入江崎余熱利用プールへ駐車場から案内します”へのリンクです。
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