Table of Contents
はじめに:
上高地から涸沢へ行ってきました。涸沢ヒュッテのテラスから眺めた穂高の山々のモルゲンロートのようすを紹介します。涸沢の紅葉は一歩違いで残念ながら終わってましたが、一泊した涸沢ヒュッテから見上げる山々が朝日に輝いて印象的でした。
夜明けをむかえた穂高の山々
涸沢ヒュッテは三方が山で囲まれています。そのテラスから見上げる山々には圧倒されます。10月16日に宿泊して、翌日のモルゲンロートは午前5時55分と案内されていました。5時半ごろテラスに出てその時を待ちます。
空は明るくなってきました。周りを見回します。日が指す方向は北西方向です。初めて来たところなので、方角はまったくわかりません。明るくなっている方向をパチリ。
(以降の説明は、帰宅後に写真と案内板の説明などを照らし合わせて書きました。山の名前など間違っていたらごめんなさい)
右が北穂高岳で真下に涸沢小屋とその明かりが見えます。左が涸沢岳。
左にカメラを移すと、奥穂高岳と大雪渓の夜明けのようすが見えます。
すでに20人ほどがテラスで待機中です。吹き付ける風が強いので、私たちは風を避けるために、テラスを降りて風裏で待機しながらのウォッチと撮影です。前日は小雨でしたが、今朝は快晴です。
テラスとは反対の背中のほうを見てみます。まず東方向。山々は真っ暗でした。写真は少し明るくなるように加工してます。前穂高岳あたりなんでしょうか、よくわかりません。
北東方向に目を向けると、見た感じも写真でも山のシルエットは真っ暗でした。加工のしようもありません。左が北穂高岳の裾なのか? 中央のフラットな部分は遠くの山です。右の屏風岩の裾をグルっと回って、ここまでたどり着いたはずです。Sガレからの登りが、私には評判の10倍もきつかった。
朝焼けです
周囲が明るくなってきて、いよいよ朝焼けが始まります。
山が明るく輝き出しました。
まず、北穂高岳と涸沢岳の朝焼けのようすです。
少し左にカメラの角度をずらしました。涸沢岳と奥穂高岳の朝焼けです。
涸沢岳のあたりが特に明るく輝いていた感じだったので、アップで撮ってみました。
涸沢岳です。右に尖った部分が涸沢槍。
涸沢槍の尖った形が印象的です。さらに寄せてみます。
右下手前の盛り上がって色が濃くなって見えるところは、案内板の表記から”しし岩”だと思います。
涸沢の紅葉はすでに終わってしまってましたが、遠くに1箇所だけ赤い部分が見えたのでアップで撮ってみました。手持ちなので手ブレがすごいですが、色の感じは伝わるかと思います。ピーク時には、この感じが一体に広がっていたんでしょうね。心で感じとりました。
来てよかった
これらの景色を見ることができたので大満足です。がんばって登ってきた甲斐がありました。
現地の案内板
以下に、ここまでの説明を書くのに参考にさせていただいた案内板を引用させていただきます。ヒュッテに掲示してある手書きの案内板です。当日は、正直言って私にはどれがどの山なのかがさっぱりわかりませんでした。この案内板のお陰でマップを見比べながら記事にまとめることができました。ありがとうございます。
左から、前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳が並んで見える位置に私達は立っていたんですね。帰宅後に写真でその位置関係を見比べて。なんとなくこの山がそうなのかなと思い、写真の山の形を見比べながら説明を書いてみました。
最後に、ヒュッテのテラスから左から右へ俯瞰して撮影した写真です。前穂高岳は近すぎて入り切らずに残念でした。
現地に立つと、手を伸ばせば届きそうなところに壁のように穂高の山々がそびえ立ちます。夢のようなひとときでした。
7時から朝食だったので、僅かな時間でしたが、そそくさとこの場所を引き上げて、7時10分からヒュッテでの美味しい朝食を皆でいただきました。美味しかった。昨夜の夕食も美味しかった。ごちそうさまでした。
昨日の夕方にようやくヒュッテに到着したあと、暗くなる前にテラスに立つこともできました。営業終了間際のテラスでありついたビール、そしてコーヒーの美味しさは最高でした。忘れないでしょう。
関連記事
上高地と涸沢ヒュッテの間を歩くのにかかった時間をまとめました。