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はじめに:
小型サブウーファーの設置や利用方法で工夫した3つのことをまとめて紹介します。
オーディオシステムで低音域を受け持つサブウーファーは、どこにでも置けるという自由度がありますが、安定して低音が響くようにするためには、設置場所に合わせた防振対策が必要です。
サブウーファーはアンプ内蔵型ですが、入力レベルが不足して満足なレベルの低音が得られないという課題がありました。プリアンプを追加してサブウーファーへの入力レベルを上げて入力レベルを上げるための対策を紹介します。
サブウーファーは電源スイッチが本体の後ろに合って、電源のオン・オフがしづらく、一旦電源オンしたら電源を切り忘れしがちです。電源のオン・オフをしやすくする工夫や、電源スイッチ切り忘れを減らすための対策を紹介します。
小型サブウーファーの防振対策
小型サブウーファーは2つ使ってます。1つは13cmスピーカーを使用し、もう1つは20cmスピーカーを使用してます。どちらもアンプを内蔵したアクティブタイプです。
2台のサブウーファーの設置場所と防振対策について紹介します。
13cmサブウーファー
13cmサブウーファーはFostex PM-SUBmini2です。

このサブウーファーはとても小型で軽いので置き場所には困りません。ところが、プラスチック製の引き出しケースを2段重ねにした場所を選んだところ問題があったので、対策が必要でした。
防振対策
この場所にそのままスピーカーを置いて音を出すと、スピーカーの箱の振動がそのまま引き出しケースに伝わってブルブルとケースが振動してしまいました。防振対策が必要です。対策として防振用に素材をいくつか重ねてみました。

5mmぐらいの薄さのゴムシートをケースの天板に敷きます。

金属製のスペーサーを4個置いて、

プラスチックのように表面がすべすべしていてそれなりに重い板を重ねます。サイズは25(幅)x33(奥行き)x1(厚さ)で単位はcm。
買った場所も値段も覚えてませんが、ネットであらためて調べてみると、どうやら”人工大理石”っぽい。見た目は軽いんですが、重さを測ってみたら1.4kgもありました。鉄板よりは軽いけど、木の板やゴム板とはまた違った感触です。表面がザラザラしてなくてツルツルです。ずっと使わずに放置してましたが、意外と使いやすいかも。

その上に鉄板を重ねて、その上にスピーサーを4個置きます。

使用した鉄板の裏側のようすが、下の写真です。

鉄板はスピーカースタンドの天板の再利用です。”サブウーファーを置くのにスピーカースタンドを再利用する”で試したものをもう一度使います。

使用した素材の全部が必要かとか、どれが一番効いているかとかは不明ですが、ブルブルという振動はピタリと収まりました。サブウーファーそのものの響きになります。
20cmサブウーファー
20cmサブウーファーのほうは、YAMAHA N-SW050です。

これは重量が8kgもあります。小型とは言いづらく持ち上げるのは一苦労です。置き場所に困って、ついにオーディオラックの1番上に置くことにしてしまいました。

その下がレコードプレーヤーなので、お互いに最悪の組み合わせと言って差し支えありません。

ここしか置き場所が見つかりません。詳しくは”20cmサブウーファーを高いところに置いてみました”を参照。
防振対策
最初はゴム板とスペーサーを敷いてましたが、レコードを再生したときは低音で針飛びがしてしまいます。仕方がないので、レコードを再生するときはサブウーファーを使わないと決めてました。
ところが、人工大理石を間に挟んでみると、振動による影響が抑えられたみたいです。針飛びしません。不思議です。

全体が暗い色調ですね。フラッシュを焚いてみると、こんな感じです。

以前からレコードプレーヤーの下に低反発スポンジを敷いていたのと相乗効果かもしれません。

効果の真偽の程は不明。また再生レコードや再生音量次第では針飛びするかもしれません。何かが破損するのが怖いので、限界への挑戦はしてません。したがって人工大理石がよいという保証はできません。ごく穏やかなサブウーファーの低音再生では、ラックの振動とか針飛びの心配がなくなったという状況です。
サブウーファーへの入力信号のレベルアップ対策
レシーバーからサブウーファーへ出力される信号レベルは、NR1711とRCD-10のどちらもとても小さいです。アクティブタイプのサブウーファーを直接つないだら低音がまったく響きません。その解決のためにプリアンプをサブウーファー出力端子とサブウーファーの入力端子の間に入れて使うようにしました。その経緯を以下に説明します。
プリアンプ導入の経緯
システム導入時はサブウーファーが音を出してくれない問題に随分悩みました。レシーバーの取扱説明書を読んでも何も書いてませんがNR1711の背面の印字を見ると”pre out”とあります。この意味がわかりませんでした。
それで試行錯誤。ボリュームのレベルを変えて試すと、レシーバー本体のボリュームをかなり上げてからサブウーファーのボリュームを上げると、ようやくブウーファーから十分な低音が出てくることがわかりました。
“pre out”の意味は、レシーバーのボリュームの大小に連動して信号の出力レベルが変わるということだったんです。そうわかって、改めてNR1711の取扱説明書を読み直すとpre outと表記されているアナログ信号端子群は”プリアンプ”として出力します。と書いてあります。ようやく了解。”プリアンプ”の意味も復習します。ボリュームの上げ方に出力レベルが連動するアンプ、という意味でした。
でも、それでは困ります。わたしは普段レシーバーのレベルが15から20の間で小音量で聴いており、サブウーファーはその中で低音を少し強調(色付け)して楽しみたいのです。低音の色付けするためにレシーバーの音量を大きくする(やかましく鳴らす)のは、わたしにとっては本末転倒。
勝手な想像ですが、レシーバーのサブウーファー用の出力信号レベルは、普段の状態でおそらく数10mV程度であり、サブウーファーへの入力レベルは数100mv必要なのじゃないかとそうぞうしました。それならばと思案。レシーバーの小信号のレベルを必要なレベルまで上げてサブウーファーに入力してやればよい。その役割を果たすのがプリアンプです。
そこで試しに手持ちのプリアンプをレシーバーとサブウーファーの間に入れてみたら問題が解決。外付けプリアンプのボリュームをほぼ最大レベルにします。ようやくレシーバーのボリュームは普段の低いレベルのままで、サブウーファーのボリュームを低いレベルに合わせても適度な低音が得られるようになりました。
追加するプリアンプは1台でまかなえます。2台のレシーバーから出力されるサブウーファー出力信号はそれぞれ1ch、すなわちRCAケーブル1本の出力だからです。つまりステレオ信号のような左右の分離はされてません。左右はどちらでもいいのですが、とりあえず、プリアンプの左チャネルは13cmサブウーファーとの間に入れます。右チャネルは20cmサブウーファーとの間に入れます。左右の別には何も意味はありません。

追加するプリアンプ(FX-AUDIO TUBE-03J+)はレシーバーラックの横の僅かなスペースに収まりました。NR1711とRCD-N10本体の幅が違うことと、それぞれを個別のラックに収容して積んでいたことが幸いしました。

サブウーファーの電源周りの工夫
サブウーファーを利用するためには電源をつながねばなりません。電源のオン・オフをしやすくするための工夫について紹介します。サブウーファーの電源スイッチは本体の後ろにあるため、いちいち電源スイッチをオン・オフするのはとても面倒です。そのため電源スイッチを入れっぱなしにすることになりかねません。その対策として、スイッチ付きの電源テーブルタップを利用して1箇所で操作できるようにします。
配置図
部屋の中でレシーバーなどを収めたラックとサブウーファーの設置場所を説明したのが下の図です。赤紫の丸で囲んだ部分の左がレシーバーのラックで、下が13cmサブウーファーの位置です。20cmサブウーファーはAMPと表示されているラックの最上部に置いてます。各装置の電源はAMPラックの下にまとめます。
20cmサブウーファーはAMPラックにあるので配線は楽勝ですが、13cmサブウーファー長い距離を電源と信号線でつなぎます。距離的には5m程ですがコード長は7mぐらいだったかな。図の赤紫の線がそれです。

電源周り
ラックの中にレシーバーやプレーヤーなどを収めていますが、その足元まで青色のテーブルタップを引き回して電源プラグをまとめて、装置を利用する都度にスイッチをオン・オフするようにしています。

サブウーファーへの電源のオン・オフ用として白のスイッチ付きのテーブルタップを追加しました。使うときだけ電源を入れるようにします。左端から13cmサブウーファー用、20cmサブウーファー用、そして3番目が後で紹介するプリアンプ用に使います。

スイッチが多くなりすぎて、どれがどれ用だったか忘れてしまうので、ラベルを張りました。
電源投入と電源断の順序
プリアンプとサブウーファーは一緒に使いますが、電源オン時と電源オフ時の順番に決まりがあります。これを守らないと、サブウーファー特有の”ボン”という響きを聞く羽目になります。
電源投入時の順序
プリアンプの電源を最初にオンして、それからサブウーファーの電源をオンします。
電源断の順序
サブウーファーの電源を最初にオフして、それからプリアンプの電源をオフします。
電源切り忘れ対策
セブウーファーやプリアンプ専用の電源スイッチを設けました。必要なときしか電気を使わないためです。いちいちラックの足元まで往復してタップのスイッチを操作するのは面倒です。でもチリツモ。
13cmサブウーファーの電源LEDは装置の前面で緑色が目立ちます。20cmサブウーファーの場合は電源LEDは装置の背面です。そこで少しでも電源切り忘れ防止対策として20cmサブウーファーの背面のLEDの光を反射させて前面で反射光を把握できるように工夫してみました。
下の写真で中央の緑色のボヤーとしたものがLEDから届いた反射光です。

詳細は”サブウーファー背面のLED光を前面から見るための工夫”を参照。
感想
以上で紹介は終わりです。
2つのオーディオシステムを現在使用してます。1つがRCD-N10レシーバーのステレオシステムで、もう1つがNR1711レシーバーによる7.1chサラウンドシステムです。
”サブウーファーてただボンボンとうるさいだけ”というのが私の古くからの思い込みでした。
ところがシステムのステレオ空間を広げる工夫をして音声を豊かにしていく中で、低音の重要さにあらためて気づきます。低音を満たしてくれるサブウーファーの価値を初めて感じるようになりました。
2つの小型サブウーファーは、RCD-N10には13cmサブウーファー、NR1711には20cmサブウーファーを割り当てて、それぞれの低音域の増強に役立つようになりました。
ようやくサブウーファーの価値を実感できた。そういう気分で、今回まとめ記事を一つ書いてみた次第です。
あくまでも個人的な印象であり、感想ではありますが、自分が満足できるための環境づくり、これこそオーディオの楽しみ方です。



