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「リアル旅英語」9月第4週”つながる音”を練習する

リアル旅英語9月第4週のタイトル画像 英会話
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はじめに:

「リアル旅英語」9月第4週は”つながる音”がテーマです。つながる語尾の子音+語頭、つながるyou、フラップtについて学びます。例文と解説のポイントをメモにしました。ポイントを踏まえて例文を何度も繰り返し発音練習することが、ポイントをマスターしてネイティブの英語を理解するために大切です。

L70 つながる語尾の子音+語頭の母音

come on ”カモン”のように複数の単語が1つにつながる音を学びます。

Q1

Quiz1: Another thing I would recommend is eating along the way.

ポイント: thing I, eating along はそれぞれ”シィンガイ”、”イーティンガロン”のように聞こえる。eatingのngは喉の奥で子音”ング”がa”ア”とつながる。語尾の子音のあとに母音が続くときに単語がつながります。

おさらいQuiz1: When people think of visiting LA, most of their time is gonna be spent in what’s called the LA Basin.

おさらいQuiz2: This is our bestseller.

ポイント: 3語以上がつながることがあります。

Q2

Quiz2: All on an English muffin.

ポイント: ”オーロナニングリッシュ” のように聞こえます。語尾の子音+母音のパターンが続く限り音がつながる。and、 i 、t 、orなど母音から始まる単語は前の単語とつながりやすい。

おさらいQuiz1: As long as you take an old T-shirt… just in case it brakes.

ポイント: just in が”ジャスティン”、case itが”ケーシット”のように聞こえます。

おさらいQuiz2: Every single beer that’s on your flight, if you like it, you can actually take it to go.

ポイント: can actuallyが”キャナクチュリ”、take itが”テーキット”のように聞こえます。

L71 つながる you

Q1

Quiz1: Can I get you any more coffee?  

ポイント: get youは”ゲッチュー”のように聞こえる。語尾のtの音のあとにyの音が続くとch(チュ)のような音に変化してつながる。get youのyouは代名詞、代名詞は文中では母音の音が弱く発音される。”ゲッチャ”。全体で”キャナイゲッチャエニモーカーフィー”のように聞こえる。yourもget your が”ゲッチュア”、yourも同じ音声変化をします。

おさらいQuiz1: Don’t forget. Call us with anything because we at your service.

ポイント: at yourが”アッチュア”のように聞こえます。

おさらいQuiz2: If I can get your name…

ポイント: get your が”ゲッチャ”のように聞こえます。

Q2

Quiz2: Do you want to have a half pour, or would you like a full pour?

ポイント: would youが”ウッジュ”のように聞こえる。語尾のdの音のあとにyの音が続くとj(ジュ)のような音に変化してつながる。速く発音したときは”ウッジャ”とつながることもある。聞き取るコツは、よくあるyouの組み合わせの音声変化を覚えるようにします。

ポイント: would youは”ウッドユー”→”ウッジュ”→”ウッジャ”。could youは”クッドゥユー”→”クッジュ”→”クッジャ”。get youは”ゲットゥユー”→”ゲッチュ”→”ゲッチャ”の変化を覚えます。

おさらいQuiz1: Could you come up and help me with it?

おさらいQuiz2: An awesome thing to do is ride your bike along that strand.

L72 フラップ t

フラップとはdのような ラ行のような音。

Q1

Quiz1: A lot of Cabernet Sauvignon planted here. A lot of Zinfandel, a lot of Sirah.

ポイント: フラップはtの音の前後に母音があるときに起こる。a lot of が”アラーダオブ”、ゆっくり発音するとdっぽい音、速く発音するとラ行っぽい音になる。of の語尾のv(ヴ)の音が落ちることがある、2つ目のA lot of は”アラッダジンファンデル”と発音された。”アラーラヴ”、”アラーダ”に慣れるようにします。

おさらいQuiz1: If you want any help, that’s what I’m here for.

ポイント: ”ザホワライム”のように聞こえる。whatのtの前後にaとIの母音がある。

おさらいQuiz2: That’ll be nine dollars.

ポイント: ”ザルル”、that’llのtの前後にaと’llがあって’llはシュワ(ə)という母音が入っているのでフラップになる。

Q2

Quiz2: You can cycle it across, or you can walk it over.

ポイント: cycle it acrossが”サイクルイアクロス”、walk it overが”ウォークイオーヴァ”になる。across/ over/up /onなどの前置詞や副詞は母音で始まるものが多いのでフラップになりやすい。

おさらいQuiz1: There was no maintenance of the sign. It basically sat up there, uh, until 1977.

ポイント: sat upガ”サラップ”のように聞こえる。

おさらいQuiz2: It’s really good. Uh, a little bit on the sweeter side.

ポイント: bit onが”ビロン”のように聞こえる。

感想

つながる音の回は馴染みのあるものが多かった感じです。特につながるyouです。”ゲッチュ”、”ウッヂュ”などはよく聞きます。

子音のあとに母音がつながる点は、まるで日本語の発音そのもの。ネイティブもやはり子音の発音は苦手だったりして…など密かに思ってしまいました。とはいえ、それが何語もつながってしまうと英語として理解不能になってしまいます。これが聞き取りの難しいところなんでしょうかね。

フラップで音が弱く変化するのもあって、アメリカ英語のネイティブの発音というのは本当に厄介だと思いました。要は、全て自分が発音しやすいように日常会話をしてるんですね。

9月全体の感想

9月の聞き取り力アップ大作戦!この月間は例文とポイントのメモ取りに注力してみました。11月はじめから始めて今日は22日です。3週間と当初なんとなく予想していた倍の時間がかかりました。やっと4週分の記事を書き終えてホット一息というところ。

ネイティブ英語は、強勢とリズムで言いたいところをはっきり強く発音し、それ以外は弱く短く、音まで変わり、消えたり・つながったりします。極端な話し方がされていることがあらためて理解できた気がします。

ポイントがなんとか理解できたというところまで、ようやく到達できました。ただしそれが身につくかどうかは別問題です。

日本語はなるべく一語一語をはっきりと発音するのが聞き取りやすい。それに対してネイティブの英語はほんとに省エネ言語なのだと思いました。

はっきり発音してくれないと、私には日本語でも聞き取れないことがあります。特に最近のピッチの早い日本人の歌唱が苦手です。テレビの会話は手元にスピーカーを置いて聞くようになってます。齢71歳のわたしの聴力は間違いなく衰えています。なので私には日米語の差は埋められないのかもしれないと、ふと弱気になります。

ま、少しでも聞き取れる言葉が増えたら、それを喜びとする、完璧主義でない、そんな姿勢が英語学習を続けるコツなのかもしれません。私にとってですけどね。