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はじめに:
TOEIC公開テストの受験当日に注意したことと感じたことのメモです。12年ぶりのTOEICテストの受験です。事前の準備を整えて、緊張しながら受験してきました。
試験当日に注意したこと
試験当日は慌てたりしないよう十分に注意して行動しました。
時間に余裕を持って行動する
受け付け締め切りは12時30分。試験会場には30分前に到着する。そのために早めの行動をします。
指定された試験会場は、横浜市神奈川区六角橋の神奈川大学横浜キャンパスの20号館。
そこで受験するのは確か3回目かな。でも12年ぶりなので、場所の記憶はあいまいです。六角橋の交差点からは道を何度も折れて、ずいぶん遠いなと感じた記憶があります。
会場への電車の最寄駅は東急東横線の白楽駅ですが、自宅からはバスと妙蓮寺駅から電車の乗り継ぎなので不便。
横浜市営バスの38番が鶴見駅西口から横浜駅西口まで1時間に2本運行していて、白楽駅の近くを通るのを思い出しました。
最寄りのバス停を調べると、六角橋バス停があります。時刻表を調べると、11時40分ごろ到着する予定なので、今回はバスを利用することにします。六角橋バス停で降りるのは初めて。
予定通りの時間で六角橋バス停で下車。幸先良しです。交差点を渡り、大勢の受験生の列に交じって会場に向かいます。だんだん思い出してきました。道のわかりにくいところには看板を持った人が立ってくれてます。
10分あまりで大学の入り口到着。ここから20号館まではまだあります。行列についていけばいいので迷うことはありません。20号館到着。
どの教室に入るかは、入口の張り紙を見て、自分の受験番号から判断します。210教室です。2階へ、突き当りの階段を上がります。右の通路奥に教室がありました。111時55分。予定通り到着です。
30分余裕があるといっても、それほど長くはありません。やるべきことは結構あります。
- 教室で黒板に書かれた座席表を見て、どの列が自分の座席かを調べる。
- 着席したら、机に配られている受験のしおりを読む。
- 解答用紙A面に受験番号、氏名、を記入、そしてアンケートにマークする。
- 筆記具と腕時計、受験票を机に並べる。
- トイレに行く
などで、あっという間に時間が過ぎていきます。持って行った単語ノートを見ようと思っていましたが、その時間はありませんでした。
解答用紙A面への記入サンプル、マークシート記入の練習にもなりそうです。
アンケートの記入では、どれを記入していいか探すのが面倒でした。
学校・学歴、専攻科目、職業・経歴、英語学習経験など選択肢が細かい。どれが当てはまるのか考えて、すこし迷いました。
携帯電話やタイマーを鳴らしたら即退場、これは本当に要注意
12時30分を過ぎると教室の入口が閉じられ、監督者が入場。
ヒアリング用のプレイヤーの音量確認が行われます。ずいぶんと音量が大きく感じられましたが、試験が始まってみると、これぐらい大きくないといけないことがよくわかります。
携帯電話の電源を切っておくこと。これは当たり前のことですが、「もし何か鳴らしてしまったら、即退場してもらいます。心配な方は携帯電話をお預かりします」という言葉には、本当に自分のスマホは大丈夫かな?とかなりビビりました。普段からタイマーの使い方はしてないので大丈夫のはずでしたけどね。
不要なものは全部しまう
受験票の顔写真がついているほうの半分を自分で切り取って、監督者に渡します。受験のしおりはバッグにしまい、受験票、腕時計、筆記具(シャープペンシル2本、消しゴム2つ)、あと老眼鏡。老眼鏡は普段は使いませんが、こまかい字を長く眺めていると目がかすんでくるので、あらかじめ用意。
「水は足元に置いておけば、飲んでよい」とのことでしたから、持参した麦茶のペットボトルを足元に置きます。
空調は弱めで、当日は暑い日でしたから、温度調節用に着てきた薄手のジャケットを座席の背もたれと自分の間に脱ぎ捨て、Tシャツだけになります。
問題用紙が配られて、氏名と受験番号を記入。
”参議院選挙の最中ですが近所での選挙演説の自粛を申し入れている”とのこと、万一演説があって試験の邪魔になった場合には、その間試験を中断し、その時間を延長するとの説明がありましたが、幸いにしてずっと近所は静かでした。
周りに気を取られずに自分のペースを守る
13時ジャストに試験が始まりました。ヒアリング試験の音声が流れます。視聴の時にはうるさいくらいだった音量は、教室の受験生のしわぶき(これってどの試験を受けてもあるんです。それも連鎖反応みたいに起こる)、ページをめくる音がかぶさって気になります。聞き取りに集中しなければなりません。
問題の先読みが奨励されているせいか、とんでもない早いタイミングでページをめくる音がして、とても気になります。最初はびっくりしましたが、自分は問題をしっかり聞き取って答える、マイペースを心掛けました。
試験内容の感想
試験はあっという間に終わってしまい、内容については、ほとんど記憶にありません。既に時間が経ちましたが、いまでも印象に残ったのを書いていきます。
リスニング編(Part1-Part4)
- Part1はやさしかったけど、6問目をたぶん間違えた。残念。
- Part2はどれだけ正解できたかわかりませんが、よく聞き取れた。
- Part3,Part4も落ち着いて聞き取れました。わからない設問は、エイヤで解答。次の問題の音声を聞き逃すことはありませんでした。
- 聞いていてややこしい会話は特になかったという印象です。公式問題集のCDを何度も聞くなどした直前練習の成果があったかな?
- ややこしくはなかったけど、どう答えていいかわからない問題はありました。
リーディング編(Part5-Part7)
- あらかじめパートごとの時間配分を決めておいたので、ひたすら早く解答することに努めました。
- Part5は、とにかく直感で解く。あまり迷わなかった気がします。ただ時間配分が10分のところ、13分ぐらいかかり少し焦る。
- Part6は、自分にとっては一番の鬼門の穴埋め問題。わからない問題は飛ばすつもりで時間短縮を目指します。ちょっと拍子抜けするぐらいすんなり回答できました。答えが合っていたかどうかは不明ですが・・・ここまでで22分。いいペースです。
- Part7、147問から185問までを素早く解くのが目標。176問目の開始が、残り25分(14時35分)が目標です。
- Part7、とにかく問題文をしっかり読む。設問の先読みも時々やりましたが、前半の問題は、とにかく問題文をしっかり読めば設問には素直に答えられたという印象です。
- Part7、176問目で、残り時間がほぼ25分。目標通り。すこしこころにゆとりがでました。のこりは5つの問題文をそれぞれ5分で解けばよい。いえ、そんなわけはなくて、186問目からは3つの文を読まなくてはいけません。その分余分に時間がかかる。気を引き締めます。
- Part7、185問までで、残り時間が15分。最後まで解けそうにありません。196問目で残り5分。この問題は設問を先読みして、ほとんど直感で解答しました。
- 全問解答終わり。時計を見ると残り時間1分。ふっと顔を上げて一息。足元に置いた麦茶を一口飲んで、解答用紙にマークし忘れがないかをチェックして、テスト終了でした。
- 結果(スコア)は実力に見合ってそこそこでしょうが、試験対応という観点では充実した時間が過ごせて満足できました。
全般的な感想
試験の内容の他にもいろいろな感想がありました。
受験者が多いこと、若い人が多いこと
試験会場に行くまでと、教室の中、そして試験が終わって会場をあとにするときに強く感じましたが、とにかく受験生がとても多い。それも若い人、学生風の人ばかり。所々で知り合いに挨拶しているのを見かけました。私は、10数年前に情報処理技術関連の試験などいろいろ受けましたが、その時は欠席者がずいぶん多かったのが、TOEICでは欠席者はほとんどいなかったかな。かなり試験会場の印象や雰囲気が違うと思いました。
試験を受けた210教室では、申込者が66名、受験者が60名越え。出席率が95%超。欠席者の席を探さないと見つけられないほど。TOEICテストは、もはや国民的行事の一つなの?
若い人に交じって、おじさんも頑張りました!
公式問題集を解いておくことは必須
前回の試験(第210回)から、試験内容が一部変わりました。私は、新形式問題対応編を使って練習していたので戸惑いはありませんでした。むしろ待ち構えていました。
帰り道で、”(Part7で)3つの文書が出される新形式の問題にとまどった”という声が、若い人の会話から聞こえてきました。新しい試験のやり方に合わせた対策は大切。
時間配分をあらかじめ決めておく
TOEICテストのリーディング編のPartごとの時間配分を決めておくのは大切だと、改めて実感しました。そうしないと、一つの問題にこだわって時間をロスしてしまい、あとの時間が足りなくなるのが目に見えています。
問題用紙への書き込み禁止に慣れておく
試験中の禁止行為についていくつも出ています。ほとんどはまあ当たり前。
その中で、”解答欄以外への書き込み禁止”、実はこれへの対応がわたしには一番大変でした。試験といえば問題用紙にいろいろチェックして、たとえば、消去法で答えを探すというやり方や、リーディングでも固有名詞を問題文にマークするとか、いろいろメモしていました。
今回の受験勉強で、問題集のCDを聞いたり問題文を見ていると、”解答欄以外に書き込みしてはいけません”といった記述があるのが、ちょっとびっくり。
なぜ??かなり気になったのでネットで調べると、問題用紙へのメモとかは禁止だというのがもっぱらの説明でした。”日常は新聞を読んだりするのにいちいちチェックを入れたりしないでしょ。TOEICテストは日常の実力を測るためのものですよ”という趣旨の説明が、まあ納得がいくかな。
やはり受験のしおりの禁止行為の中にも明記してありました。
試験中に書き込みしているのが見つかると、監督者から”書き込みをやめてください”と書いた警告書が渡されて、それでも書き込みをやめないと、退場を命じられるそう。
わたしにとっては、書き込み禁止が一番きつい。でも退場になってはかないません。問題集の練習の時から、特に気をつけたので、本番でも、指で問題文をなぞるなどして、メモしたい気持ちを抑えながら、何とか乗り越えられました。
試験中の3時間近くはトイレに行けない、体調管理に十分留意する
12時30分から試験終了の15時、さらに解答用紙や問題用紙の数があっているかの確認の15分程度を入れると、3時間近くを会場に拘束されます。
普段はトイレは行きたい時に気軽に自分には、耐え難い時間のように思われました。老人はトイレが近いのです。とても不安でしたが乗り切れました、大丈夫でした。
無理すればトイレに行けないことはないみたいですが、その分試験を受ける時間が減ります。TOEICテストのように極限まで時間を切り詰めた試験の場合は、そのロスが致命傷になります。普段の体調管理は大事ですね。
以上、思い出したこととから、当日に注意したり、気をつけたい点などをメモにしてみました。
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次はTOEIC公開テストを受験した結果を振り返ります。