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はじめに:
テキスト「英語高速メソッド」の紹介です。英語の構文の構成要素ごとに英語と日本語を対比して理解することで、英語がスムーズに身につく手法が提案されています。
英語がなかなか身につかない理由を考えてみた
英語の文は構文で成り立ってます。主語(s)と動詞(v)が構文の基本形ですが、それに説明の付きかたの違いなどで5つぐらいの構文に分類されます。英語は構文の語順で話さないと意味が通じません。このことは、最初に構文の構造を理解し、その語順に英語を理解するようにすれば、英語が理解できることを意味します。英語を語順に沿って使いこなせるようになることが英語を身につける近道です。
最初に一見当たり前のようで、ちょっと分かりづらい文章を書いてしまいましたが、今の私の英語学習の心構えについての心境です。
英語が分かりづらいのはなぜだろう?ずっと考えてました。
英語を聴いてると、単語が延々と付け加えられているように聴こえる。文章を読んでいても、カンマで区切って文章が延々と続くことが多い。日本語に訳して理解しようとすると、途中でわけがわからなくなることが度々です。
なぜだろう?
英語の構文とか語順の理解がポイント
TVの「英会話定番レシピ」を続けて視てますが、「説明は後につく」とかよく言ってますね。いま思うと、定番レシピとは構文のことを意味しているようです。なぜそう思うようになったか?
あるテキストとの出会いがきっかけです。「ネイティブ・スピーカーの脳&耳になる!英語高速メソッド」がそのタイトル。一通りテキストに目を通し、付属のCDを聴いてみて、その目指すところが私なりに理解できて、共感するようになりました。
以下は、同書のセオリー編から私がポイントだと感じた部分だけを抜き出した引用です。”笠原”は著者のお名前です。
「笠原訳」は、日本語の助詞、「て、に、を、は、が、か」の働きを利用して、構文重視の英語を英語の語順で理解しようとする方法なのです。
「笠原訳」の目的は、ネイティブ・スピーカーと同じように、英語を英語の順番で理解し、使うようになることです。
そのためには、どこで英語を区切り、「笠原訳」を挿入すればよいのか、ということが、重要になってきます。
「新笠原メソッド」の最終目標は、英語を「日本語を介さずに英語のまま自由自在に操る」能力を身につけることです。
英語を「日本語を介さずに英語を自由自在に読み・書き・聴き・話す」には「英語の瞬発力」が要求されます。
「英語の瞬発力」というのは、英語を聴くときに、まるで「母国語を聞いているかのように自然に聞き取れて理解できる能力」であり、英語を話すときに「英語が、自然に素早く口をついて出てくる能力」です。
「英語の瞬発力」は、「音の瞬発力」と「目の瞬発力」の2種類があります。
「音の瞬発力」は、リスニング、スピーキングに必要な瞬発力。
「目の瞬発力」は、リーディング、ライティングに必要な瞬発力。
「音の瞬発力」、言い換えれば、リスニングとスピーキングの瞬発力を高めていくには、「今のスピードで、ほとんど聞き間違えずに話せるようになったら、意識的にそのスピードを段階的に徐々に上げていく」という学習方法を取ります。
この学習方法を「自宅学習」ペースで行えるようにしたのが「段階的、高速リスニング法」です。
「段階的、高速リスニング法」にスピーキング能力を高める学習方法も含めたのが「新笠原メソッド」です。
スピードを上げると理解することが出来ないのではないかという疑問については、そうではありません。
「笠原訳」が挿入されている英語を聴けば、英語の語順で訳がついているので、速いスピードでも無理なく、英語の語順で理解する力が自然に身についていきます。
「新笠原メソッド」では、高速になっても音程があがることなく元の音程を保つことができるように音程をコントロールして、高速リスニングを行いますので、音程による聴きづらさが一切なく、純粋に高速リスニングによる学習効果を上げることが出来ます。
引用が長くなりました。前半の笠原メソッドの説明がポイントです。後半は実技編でのポイントになるので、参考までに引用しました。
テキストの感想
テキストに取り組んで感じたのは、とくに話し始めに集中することが大切だということです。文頭を聴き取って理解できなければ、そして覚えていなければ、質問されていても満足に答えられません。話が長くなったときに、話の途中で流れがわからなくなります。
文頭が重要だという、このことに改めて気付かさせられて、私のこれまでの悩み、最初にも書きましたが、英語が途中でわからなくなる理由がわかりました。文頭は重要です。それと構文、すなわち文頭があって、その後にいろいろな説明が付け加えられていくのが英語なんだということが、はっきりと理解できてきた気がします。
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「英語高速メソッド」は、今の私が必要としているレベルよりすこし高かったようです。もっと基礎的な英作文に取り組むことが、私に必要な基礎力の一つだと感じました。