えいご工房 The Japan News JN LearningLabを楽して読む

はじめに:

えいご工房を読み始めた頃は、紙面を読みやすくするための工夫が思いつきました。

楽な読み方

読売新聞の日曜朝刊の「えいご工房」を読み続けています。毎回いろいろな話題があつかわれるので読むのが楽しみです。前回の記事「えいご工房で英文を定期駅に読む」では、えいご工房の楽しみ方を紹介しました。今回は記事の左側の部分(メイントピックと分類)を効率的に読む方法を紹介します。

「作者注釈」
2020年4月5日から紙面の構成が変わって読みづらさがなくなりました。「えいご工房の紙面が読みやすく変わりました」の記事で説明してます。読む順番などは引き続き以下の説明が参考になると思います(2020/07/13追記)

和訳から先に読む

えいご工房の全体です。

紙面全体
紙面全体

えいご工房のメイントピックは英字新聞「Japan News」の記事を題材にしています。上から記事から引用した英文、その和訳、それから解説と並びます。これを下から読んでいくのがおすすめです。

メイントピックの構成
メイントピックの構成

最初に和訳、解説そして最後に英文を読みます。この順番は、最初に解説、和訳そして最後に英文でも構いません。ミソは英文全体の意味と単語や言い回しを頭に入れておいてから、英文を読むようにすることです。

読む順番を矢印で示します
読む順番を矢印で示します

英文を読むのを後回しにするのがよいわけ

私が英語工房に目を通す理由の一つに、英文を英文らしく読めるようになりたいというのがあります。

”英文を英文らしく読む”というのは、わたしなりの表現です。
英文をカンマで区切られている部分ごと、一つの意味の塊(かたまり)ごとに区切って読んでいくということをあらわします。

初めて読む英文ですと、初めて見る単語や言い回し(フレーズ)がでてきます。そこで読むのが途切れてしまいます。少し長い英文ですと、塊ごとに理解する以前のところで止まってしまいます。

これではむりやり英文を最後まで読んでも、英文の内容は理解できずに終わってしまいます。英文を読めたということにはなりません。

前回の記事では、なかなか読み進めない、読みずらいとこぼしてしまいました。こぼしているだけでは進歩がありません。

どうすればいいか?……答えは簡単です。

せっかく和訳や解説が載せられているんですから、それを先に読んで理解しておけばよいのです。試験ではないので、答え(和訳や解説)を先に見たということにはなりません。ずるではありません。

わからない単語やフレーズをなくしてから英文を読めばよいのです。それでようやく英文を塊ごとに理解する作業に入れます。

先に読んでおくメリット

えいご工房で取り上げる記事はいろいろな分野にわたります。解説で扱われる単語やフレーズは、私には馴染みのないものが多いです。類似語や用法などがていねいに説明してあります。解説だけ読むだけでも知識が増やせます。これで終わりにしてもよいくらい。…(もちろん冗談です)

単語やフレーズを理解してからですと英文が読みやすくなります。単語やフレーズの英文での使われかたがわかります。

和訳と解説を読んでから英文を読むと、以前の記事で苦にしていた、途中で出てくる解説の番号とか、解説対象のフレーズが赤字に置き換わるのも、それほど気にならなくなりました。”英文を英文らしく読む”、”英文を区切りごとに読んで内容を理解していく”という目標に、近づきやすくなった気がします。

まとめると、単語やフレーズの知識が増やせるメリットと、長い英文が読みやすくなるメリットがあります。このようなメリットを感じながらえいご工房を読めば、読むのが楽しくなりますよ!

えいご工房関連の次の記事

えいご工房の読書の一人として、えいご工房をもっと読みやすくできないかと考えてみました。

”えいご工房がもっと楽に読めるような紙面を考えてみました”へのリンクです。

えいご工房関連の前回の記事

”えいご工房を定期的に読む”へのリンクです。

4 thoughts on “えいご工房 The Japan News JN LearningLabを楽して読む

  1. eito 投稿作成者

    私も記事を読むのを毎週楽しみにしています。
    中山さんが不思議に思った表現についてネットで調べてふたつのことがわかりました。
    ひとつ目は、「well-wishers gathered」で検索して画像検索結果の記事を表示すると、いくつかこの表現が使われていました。
    ふたつ目は、[gathered]で検索すると”英辞郎”の英語表現のなかで近いものが見つかりました。People gathered around camera (カメラの周りに集まっている人々)というのがあります。
    [gathering]で検索すると名詞としての用法が見つかります。well-wishers gatheringという使い方はしないのかもしれません。
    well-wishers gathered は”集められた好感をもった人々”と訳すとなにか違和感がありますが、”好感をもって集まっている人々”と読むべきなんでしょうか。
    何気なく読み飛ばすところで一つ勉強させてもらいました。
    ありがとうございます。

  2. 中山純子

    毎週楽しみにしています。
    英語を教えることを生業としていますが、まだまだ勉強中です。
    そんな私が不思議に思った表現があります。2019.11.17の天皇陛下即位を祝うパレードの記事のなかで、5段落目の「well-wishers gathered」は分詞の「集まった、集まっている」の意味ならgatheringでなくていいのでしょうか?
    集められたという過去分詞なのでしょうか?

  3. eito 投稿作成者

    高橋さん、こんにちは。
    トラベル英会話は、世界各地の特派員さんからの生の英語体験が伝わるのでとてもいいですね。
    読むのを毎回楽しみにしています。
    「気前がいいね」をネットで検索すると”You’re generous.”と出てきますが、褒め言葉になっています。
    嫌みで言う時はなんていうのかな?わたしも気になりましたが、見つかりません。残念。
    それにしても、おかげさまでYou’re generous.が覚えられそうです。

  4. 高橋

    とらべる英会話のファンです。
    以前、チップの額に不満げに「気前がいいね」と嫌みを言われた。という記事がありましたが、それがどうしても見つかりません。
    本も買いましたが、収録されていませんでした。

    バックナンバーを見たいけど、ずいぶん前なので、日付がわかりません。残念です。

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