赤い日本(櫻井よしこ)

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『感想』

本書は中国に関連したテーマごとに櫻井よしこさんが専門家を招いての対談集。ずっと話題にされながら解決しないできているテーマばかりで、ますますその深刻さが増しているので、それぞれの対談を興味深く読んだ。
第1章、メディアの反日・中国寄りは露骨に目につくように感じられる。中国マネーで操られている実態が再確認できた。
第2章、尖閣の話題では、日本は尖閣を守るという決意を世界に示さなければならない。”防衛大臣が尖閣を訪れてアピールする”という提案はぜひやってもらいたい。
第3章、「中国国防法」は他国を侵略すると宣言している、そのことをよく理解して中国に立ち向かわないといけない。
第4章の敵基地攻撃と学術会議、この章を読むと一番腹立たしくなる。河野大臣が勝手にイージス・アショア計画を適当な理由をこじつけて独断専行で取りやめたことが腹立たしかったが、現状の自民党総裁選挙での氏の言動を見ると、親中・媚中のためだけだったと考えざるを得ない。
学術会議は、国からお金をもらっているのに、反日行動を取るのはどうかしている。人事の理由が説明されないのは社会一般の常識であり、それを不満とするのは非常識である。
以上がとりとめのない感想です。
本書から多少離れてしまうが、冠に「日本」と付いている団体で、ろくでもないと感じるのが、「日本学術会議」「日本記者クラブ」「日本放送協会」の3つ。
「日本学術会議」は防衛の研究を禁止したことで反日。
「日本記者クラブ」は先日の自民党総裁候補の共同記者会見での高市候補外しの偏向ぶり。
「日本放送協会」の中国寄り、そして日本を貶める放送は目を覆いたくなる。なぜ終戦記念日に日本の悪かったことばかり放送するのか?いつまで日本人は贖罪意識を持ち続けなければならないのか?
それぞれ「反日学術会議」「反日記者クラブ」「反日放送協会」と改名すればいっそのことわかりやすい。(2021/09/21)
以下参考で、本の帯の説明文の引用です。

緊急出版!
尖閣・台湾
武漢肺炎
親中反日、反軍事、反国家…
中国とGHQの遺物に金縛りの日本。
論客とともに「内なる敵」を明らかにする。
これが中国の代弁者だ
このままでは日本は「韓国」になる
「米中」ではない、日本の問題だ
言論テレビの人気シリーズ第6弾!
はじめに:国家ではない日本
第1章:メディアの中国汚染
第2章:「九条二項」の呪縛
第3章:「独裁中国」から逃げている
第4章:敵基地攻撃と学術会議
第5章:有事に動けない国
第6章:天安門事件の教訓

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