英語の音声変化に特化したリスニング練習を終えて

英語の音の変化をリスニングのタイトル画像

はじめに:

音声変化を含んだたくさんの例文を何度もリスニング練習してようやく終えられました。音声再生用の道具の使い方を工夫したり、飽きずに集中して練習に取り組めるようにも工夫しました。その内容をまとめす。

生の英語が聴き取れるようになるために、英語の音声がつながったり消えたりして音が変化する、いわゆるリンキングとかリエゾンと呼ばれる音声変化が含まれることが聴き取れない問題を解決するために、変化した英語が聴き取れるようなることに絞ったリスニング練習に取り組みました。これまで、1回目は取り組みを始めた理由やテキスト探しを説明し、2回目は”英語の音声変化が含まれる多くの例文をリスニング”するようすを紹介しました。ようやくテキストの最後まで、途中で挫折せずにひととおり終わらせられたので、続けられたコツについて振り返ってみます。

練習のあらまし

練習では、音が変化するフレーズを含んだ文例をたくさん聴きます。例文は全部で1500以上あって全部をきちんと聞くのはとても大変でした。

目標を定める

課題の例文1500あまりをすべて練習します。

英語の耳テキスト
英語の耳テキスト

練習期間は半年間でひと通りを練習することを目標にします。

練習の方法

一つの例文をくり返し聴きます。
一つの例文を大学ノートに書き取って(ディクテーション)、日本語訳も併記します。
したがって、ひとつの例文でノートの2行を使います。

練習ノートに進捗データを記入
練習ノートの内容

CDプレーヤーの音声に合わせてリピートします。同じ速度で詰まらずに読めるようになるまで繰り返します。

練習の結果

練習していく途中ではずみがついて、実質40日間で終わりました。

練習で工夫した点

進捗管理

練習の進み具合が目でわかるようにしました。

  • ノートの各ページには通し番号を振る。
  • 各ページには練習した日付を記入する。
  • つまずいた文例にはチェックを入れて、各ページにその数を記入する。
  • 練習した文例の延べ数を各ページに記入する。
練習ノート2
練習ノートに進捗データを記入
  • 全体のどこまで進んだかを確認する(4分の1、3分の1、2分の1、3分の2、4分の3)
  • ノートのページの通し番号を都度みる(やっと10ページ、なんとか20ページ、ようやく50ページ、ついに100ページ)

はずみをつける

  • ほそぼそと続けていると途中で飽きてしまうので練習に変化をつけました。
  • 1日で50英文をクリアーする日を設けて、ある程度一気にやる。
  • 練習を休まない。
  • 朝一からリスニング練習をとにかく始める。

練習が機械的にできるようにする

練習は毎日続きます。前日練習したところから続けられるような工夫をします。

  • 文例集のCD内での通し番号を、大学ノートに記入した例文にも振っておきます。
    練習の続きは通し番号を確認して始められます。
  • 机に座っている自分の周りにCDプレーヤーノート、パソコン、そしてリモコン、マウスなどをすぐに操作できるように配置します。
練習環境のようす
練習環境のようす
  • リモコンの操作もいちいち見ないでできるようにします。

一定区間を繰り返し聴くことができるA-Bリピート機能は、いちいち見ないでも操作できるようにします。

CDプレーヤーのリモコン操作ボタン
CDプレーヤーのリモコン操作ボタン

リモコンがあれば、いちいちCDプレーヤーを触らなくても操作できます。

リモコンdeCDプレーヤーを操作しているようす
リモコンdeCDプレーヤーを操作しているようす

CDプレーヤーの液晶画面で再生場所の確認します。

CDプレーヤーの液晶画面
CDプレーヤーの液晶画面

気持ちを切らさない工夫

練習の成果を実感して、練習が楽しくなるようにします。

  • 知らなかった単語や言い回しを知る。
  • 聴き取れなかった音が聴き取れるようになる。
  • 英語番組を観て、少しでも聴き取れるようになっていることを実感する。

感想

こなさなければいけないものがたくさんある場合は、取り掛かりは大変。
とくに最初の100個をこなすまでが肝心です。その後は調子が出てきて加速します。
やればやるほど知る喜びが出てきます。そうなればしめたものです。
英語のリスニングの練習が目的でしたが、別な効果も感じられました。

  • 英語のスペルが覚えられます。
  • 日本語の漢字も覚えられます。
  • 日本語も英語も丁寧にきれいに書けるようになります。

一通りの練習が終わり、まあまあできました。
次のステップをどう進めるか、これから考えてみます。

聴き取りに集中するための工夫

昨年末から始めた、日本人には聴き取りにくい英語の例文を集めたテキストの読破です。付属のCDから流れる英語の例文をひとつ聴いてはノートに書き取っていきます。期間が3ヶ月近くかかってしんどい思いをしましたが、練習のやり方を工夫して読破することができ、やりきったという自信が付きました。

工夫したことで、練習した成果が目で見える形にできていいなと思いました。

テキストに収められている例文の数は1500以上です。
CDが3枚ついていて例文をどんどん読み上げていくんですが、1枚を通して聴くだけ60分以上かかります。

ただ聞き流すだけではほとんど効果がありません。英文をしっかり聴き取れるようになることが大事です。そのために用意したものは、英語学習専用機能のついたCDプレーヤーと大学ノートです。

英語学習専用機能のついたCDプレーヤーは新調しました。ソニーCDラジオ ZS80という製品です。

A-Bリピートという機能がついています。任意の開始場所(A点)から終了地点(B点)を自由に設定できて、A点からB点の間を何度でも繰り返し再生できます。

  • イージーサーチ(3秒後戻りと10秒早送りができます)と、速度調整(再生速度を何段階かで遅くしたり早くできます)も使います。

もう一つが、大学ノートです。
大学ノートは、私の必須アイテム。1ページ30行でページが30枚の入手しやすいものです。

一つの例文にノートの2行を使います。
1行目には聴き取った英文を書きます。
2行目にはテキストに書いてある日本語訳を書き写します。

ノートの1ページに14個の例文を書き取ることができます。
10ページで140個。100ページで1400個を書き取れます。

テキストの例文数は、全部で1558個ありました。
ですのでページ数にして112ページが書き取った文例でぎっしりと埋まりました!

文例集書き取りノート
文例集書き取りノート

自分にとって聴き取りの難易度が文例によって違います。
わりと簡単に書き取れるもの、何度か聴いて書き取れるもの、再生速度を遅くしてもだめなものもあります。手間がかかった文例にはバツ印を付けます。あとでの振り返りができるようにしておきます。

耳と手をフルに使って学習を進めます。一通りの練習が終わってみると、英語のニュースの聴き取りが前よりも上達した気がします。英語の字幕の読み取りも前よりも要領良くできるようになりました。

商品のリンク

アマゾンの音声DL付 改訂版 絶対「英語の耳」になる!リスニング50のルールへのリンクです。

アマゾンのソニーCDラジオ ZS80へのリンクです。

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