「日本国紀」の天皇論(百田尚樹・有本香)

紅葉

感想

本書を読めば天皇という存在の意味がよく理解できます。単に”象徴”というわけのわからない言葉で教わり、その時からなんのことだろうと心のなかで疑問に思ったままでしたが、それが氷解しました。日本人の心の拠り所というのがわたしには今一番ピッタリと来る言葉です。そういう目で本書に書かれているいろいろな事柄を読むと、天皇のお言葉やおこないの深い意味がようやくというか少しでも理解できたという気がします。
ポツダム宣言受託の御前会議での天皇の言動を正しく知ることができ、日本が滅んでしまう危機を回避できたというほんとうの意味も理解できました。感銘を受けました。
”万世一系”という言葉の意味がいまいち理解できてませんでしたが、本書の説明でようやくはっきりと理解できました。天皇の大事な役割(想い)を絶やさずに引き継いでいくという意味で、これからの日本が日本らしく続いていくためにも大切なことなのかなと思います。
これまで古書店の小説コーナーばかりを見てましたが、今回は新書コーナーを見て廻って「日本国紀」の関連本2冊を見かけて読むことができたことは本当にラッキーだったと思います。それまでは本書の存在すら知りませんでしたから(2021/01/12)以下は本の帯の紹介文から引用です。

子供たちは歴史教科書で「天皇」を学べない!65万部突破の通史『日本国紀』の著者と編集者が、日本の歴史に浮かび上がる「天皇」について語り尽くす。小学校の教科書は「天皇」をどう教えているか。戦後初の教科書との違いが明らかに。

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「日本国紀」の天皇論

「日本国紀」の天皇論

百田尚樹, 有本香
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発売日: 2019/10/19
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