海賊とよばれた男(百田尚樹)



海賊とよばれた男 単行本 上下セット

[感想]

すごい人達がいたんですね。
長いものには巻かれろとか、協調性とかとは正反対の行動に見える、とくに日本の一般的な考え方からはそうとしか見えない。
主人公の国岡鐵造の信念に基づいた一貫した行動、それについていく社員たち。
猛烈とかブラックとか言う尺度とは違った、壮絶さが作中から伝わってきた。
人は財産ということを聞くが、ここではそれを本当に実践した事がよくわかった。
徳山の工場を8ヶ月で完成させたエピソードは痛快。
作中には、自分たちの利益だけを追求する多くの敵が出てくるが、本当に腹が立つ。
よくそれに負けなかったものだ。本当に信念だけでこれだけのことが成し遂げられるものだろうか?
ただただすごいと思う。
一人でも多くの日本人にこの事実を知らせたいと思って作品を手掛けた百田さんにも惨事を贈りたいと思う。(2017.12.13)
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