福音の少年(あさのあつこ)



福音の少年 (角川文庫)

[感想]

やっと読み終わりました。印刷の文字がやたらと薄い。紙質がちょっと黄色っぽいのとで、読みずらかった。10年前の文庫本だからしょうがないか。
内容は、いつものあさのさんのとおり。少年少女の心情を丹念に描いていきます。前半はボーイズラブ小説?読んだことはないけど…と勘違いしそうでしたね。
話が進むにつれて、藍子の焼死が事件ぽくなっていき、最後にはとんでもない結末がやってきて、あまりにもあっけない終わり方に、ほんとにあっけにとられて本を閉じた私でした。
あさのさんはこの小説で何が書きたかったのだろう?本のタイトルと共にわからない。それがミステリー(笑い)。最後に30ページほどの短編がくっついていて、解説はない。藍子が死ぬ前の女友達との交流を描いた内容だけど、この短編が解説替わり??(2017.02.14)
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