年を感じたときに読む本あれこれ

年を取ったときに読む本のタイトル画像

概要:

年齢を重ねるにつれて、自分の生き方とか身の回りの悩みがでてきます。そういうときこそ専門の解説書が役に立ちます。老後の生き方、お金の心配、親の残した家の片付けなどの本を紹介します。

老後のお金の心配

老後の費用を知り、年金やお金のため方や使い方の知識を得ます。

定年前後困らないお金の使い方

しっかり守って上手に活かす!

井戸美枝著、PHP

第1章が定年までに考えるべきこと、第2章が老後のお金をどう守り、どう育てるか?、第3章がいざというときに備えての3つの章で構成されています。

自分の現状を把握し、老後に必要な費用を知り、用意しておくべきお金の額が導き出せます。この一冊で将来計画を立てるのが良いでしょう。

定年前後困らないお金の使い方の表紙
定年前後困らないお金の使い方の表紙

月15万円「年金」の使い方と運用100のコツ

山本節子著、主婦の友社

年金を資産運用して増やそうなどと考えることのリスクを教えてくれます。生活設計をして着実に生きていくのがよいですね。

当面使う予定のない余裕資金があれば個人向け国債が一番安心安全です。私が10年間預けていたゆうちょ定額預金が満期を迎えたのを機会にして、変動10年個人向け国債を買いました。これまでずっと預金をしても利息が雀の涙ほどもつきませんでしたが、利息が多少つきそうで、ちょっと楽しみです。

もう限界!介護費用を「1円でも安くしたい」ときに読む本

お金にこだわった介護ガイドブック
さあ、介護で始まったわが家の経済危機をどう乗り越える?

高室成幸監修、自由国民社

介護保険制度と介護保険料をきちんと払っておけば、困ったときでも最低限の介護は受けられるということをまず把握しておきましょう。ただし制度や利用できるサービスの概要は知っておく必要があります。そのための知識を得るのにこの本は役立ちます。

介護費用を「1円でも安くしたい」と気に読む本の表紙
介護費用を「1円でも安くしたい」と気に読む本の表紙

年を取ることに不安になったら読む本

40代後半からすこし年齢を感じだし、50代までは夢中に生きますが、60歳を超えると老後のことも心配になってくる。そういうパターンでしょうか。いろいろな節目で参考になる本が世の中には溢れています。

仏教が教える老いを楽しむヒント

人生を深く味わうために

ひろさちや著、青春出版社

仏教のお坊さんが説く説教のような本。テレビで10人のお坊さんの説法という番組でお悩み相談を放送しています。心にすっと入ってくる説法があります。ひろさちやさんのお話は、そういうお話ばかりです。

仏教が教える老いを楽しむヒントの表紙
仏教が教える老いを楽しむヒントの表紙

「思秋期」の生き方 45歳を過ぎたら「がまん」しないほうがいい

和田秀樹著、大和書房

いろいろな年代向けに多数の著書を出している、精神科医の和田秀樹氏の著作です。

45歳は60歳や70歳の老後を健康で元気に過ごせるようになるための準備期間だといいます。老後のためにむりな貯金なんかしなくていい。今の自分のために金と脳を遣おう(つかおう)と勧めてくれます。これまでのなんとなくの健康への常識とかをもう一度自分の頭で考え直すのに和田氏の著書はとても役立ちます。どれでも良いので1冊読んでみることをおすすめします。

45歳を過ぎたら「がまん」しないほうがいいの表紙
45歳を過ぎたら「がまん」しないほうがいいの表紙

50代にしておきたい17のこと

これからの10年で、人生のすべてが決まる

本田健著、大和書房

2012年の発行です。この頃は終活ブームだったような。内容は終活本そのものです。今見ると、タイトルは「60代にしておきたい…」でも良さそうなくらい、人生の期間が長くなってきているように思えます。とはいえ、節目で自分の人生を振り返り、これからの人生について思いを馳せて、大まかな生活設計をし直しておくことは大切です。本書はその参考になります。

おひとり様の老後

上野千鶴子著、法研

一人暮らしになってしまった女性の老後の暮らし方について、詳しく解説してあります。老後の暮らし方については、男性にも参考になりそうです。生きがいを持って暮らしていけることが良いですね。

おひとり様の老後の表紙
おひとり様の老後の表紙

人間、最後は一人。

吉沢久子著、さくら舎

なんと著者の年齢は96歳。2014年の発行なので、現在はどうされているかをネットで検索してみました。2019年に亡くなられていました。2018年生まれなので、101歳ぐらいまで生きられたようです。ほとんど死ぬまで現役。羨ましいですね。表紙のお顔を優しく微笑んでいらっしゃいます。モザイクで消すのをあえてやめました。

一人で暮らす生き方を淡々と語られています。なるべくストレスを感じないで、淡々と生きていくのが長生きの秘訣なのかな。

人間、最後はひとりの表紙
人間、最後はひとりの表紙

実家の片付け

私は4年ほど前に、親が残した実家の処分を経験しました。家を売却し、家の中をきれいにするのはなかなか大変な作業でした。人生で1回きりの経験ですから、スムーズにできるわけもありません。そういうときに役立つのが書籍です。もちろんインターネットでも調べられることは多いですが、ネットの場合は調べる目的(キーワード)がはっきりしていないと、なかなか求める情報にはたどり着けません。その点、書籍は体系的な説明と、個々の具体的な説明がコンパクトに纏まっていることが、得難い魅力です。

実家と空き家の片づけ方

一番わかりやすい!片付けのプロが実践

サマンサネット 杉之原富士子・野口幸恵・大西真史著、講談社

実家の空き家の片付け方と、親がまだ住んでいる実家の片付け方を別々に説明して野が特徴。

実家と空き家の片付け方の表紙
実家と空き家の片付け方の表紙

親の家を片づける

ある日突然膨大な老親の荷物や家の整理と処分があなたの身に降りかかってきたらどうしますか?

ゆうゆう特別編集、主婦の友社

一言で親の家を片づけると言っても、いろいろな場合があります。本書にはさまざまな状況での片付けの事例を沢山紹介してあります。

親の家を片付けるの表紙
親の家を片付けるの表紙

人生がときめく片づけの魔法

近藤麻理恵著、河出書房新社

こちらは、いわゆる片づけが苦手な人向けへの指南書です。

人生がときめく片づけの魔法の表紙
人生がときめく片づけの魔法の表紙