ペトロバグ 禁断の石油生成菌(高嶋哲夫)

たんぽぽ

感想

タイトルの”ペトロバグ”、聞き慣れない言葉ですがそれもそのはず。ペトロリアム(石油)とバクテリア(細菌)をくっつけた造語です。石炭を石油に変える大発明ですがメジャーとか中東の石油関係者の思惑が絡んで理想通りには事が運びません。さらにペトロバグが人の体内に入ると人まで石油に変えてしまうという恐るべき代物であることがわかって大騒動です。石油精製菌なんて夢のようなお話ですが、もしもペトロバグが出来たら世の中がどうなるか、おそらくこの小説のような展開になるだろうと思わさせられて迫真の内容です。
目に見えない小さな細菌が人類を滅ぼしかねず、人類はこのまま繁栄を続けていけるのか続けていっていいのかという問題提起がされます。細菌が人類にその存在意義を問うているように感じます。
ネットで検索してみると細菌とウィルスは大きさも構造も性質も異なりますが、世界中を震撼とさせている新コロナウィルスを思い浮かべずにいられません。事実は小説よりも奇なりとならないよう祈りたいです(2020/04/29)
以下、裏表紙の説明文を引用します。

天才科学者山之内明が発明した奇跡の石油生成菌ペトロバグ。世界の石油市場を根本から覆す大発明に脅威を感じた国際石油資本とOPECは双方とも山之内拉致、殺害とペトロバグ略奪の指令を発した。だが、ペトロバグは恐怖の殺人生物兵器であることが判明、山之内は暗殺者に追われながら重大な決意を固める。

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禁断の石油生成菌 ペトロバグ (文春文庫)

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高嶋 哲夫
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