特殊捜査班カルテット 生贄のマチ(大沢在昌)



生贄のマチ 特殊捜査班カルテット (角川文庫)

[感想]

やけに読みやすいと思いながら読み終えた。そのわけは、解説を読んでわかる。活字離れした若者たちに、「物語」の面白さを認識してもらうため書かれたハードボイルド小説だという。警察が手掛けられない特殊捜査を扱うグループをちょっと悪の青少年に組ませるとか、それでワルをやっつけるという話で、ちょっと荒唐無稽な気もしたが、確かに読んでいて爽快。2作目の「生贄のマチ」という奇妙なタイトルの意味が読み終わってようやくわかる。こんな変態がいるかもしれないと思うと、ちょっと怖い。人間なんて何でもやりそうだし。続編があるそうなので、見つけたレぜひ読んでみたいシリーズ。(2017.04.21)
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