カンタ(石田 衣良)



カンタ (文春文庫)

[感想]

この人の作品は、少年が苦しみ活躍するものが読んでいて面白い。カンタもその一つ。
主人公カンタは発達障害を持っているが、その内容が、数字にやたらと強く記憶力抜群、でも文系全然だめで長文読解ができない、人の心が全く読めないというもの。耀司は頭が良すぎるという障害。姫菜は美しすぎるという障害。何か変な組み合わせだが、会社を設立して株式上場まで成し遂げる。ここら辺までは、当時のゲーム会社設立ブームの裏側が覗けて面白かった。また、会社を作るという大変さも、身を削って一心不乱に成し遂げる大切さもよく読み取れた。
買収の話は、闇の裏金が絡んできてスリルがあって一気に読み終えてしまった。株の取引きというものの実態の一面が垣間見られて、作者が良く調べてあるなと感心。
最後の解説にホリエモンが登場したのには、苦笑させられた。この人の書く文章を読むのは初めてだが、意外とまじめなことを書くんだな。(2017.05.02)
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