柴田錬三郎もののふ(柴田錬三郎) もののふ (新潮文庫)無名の人たちを掘り起こして、その人生を柴錬流に料理する。この作品では、気骨と心意気がテーマの作品が多いようだ。欲のためでなしに、自分の信じた道を進む。傍から見るとばかばかしく思われても構わない。そんな男たちの姿が描かれ... 2018.03.20柴田錬三郎
重松清半パン・デイズ(重松清) 半パン・デイズ (講談社文庫)重松さんの本は、ずいぶん読みました。子供の視点に立って、イキイキとその成長が描かれていきます。”東京から、父のふるさと、瀬戸内の小さな町に引越してきたヒロシ。小学1年生から、6年生になるまでの、さまざまな人との... 2018.03.20重松清
重松清ブランケット・キャッツ(重松清) ブランケット・キャッツ (朝日文庫)重松さん独特の、登場人物の心情を細やかに描いた世界がこの本でも楽しめます。2泊3日のレンタル猫なんて、現実にはあり得ない?と思いますが、凝縮したストーリ‐展開をするのに必要な条件なんでしょうね。家出した幼... 2018.03.20重松清
重松清青春夜明け前(重松清) 青春夜明け前 (講談社文庫)重松清って、ほんとうに子供の心を描くのが上手だ。今回は小学生や中学生や高校生の、性にあこがれるころの男たちの物語。かなり露骨な描写が語られるが、それがその頃の子供たちの本音なんだろうと納得させられた。自分は℃のこ... 2018.03.20重松清
重松清小学五年生(重松清) 読むのがしんどかった。中盤までは。悲しい話が続く。読み進めているうちに、主人公が”少年”と固有名詞でないことに気付く。少年の周りのいろいろな出来事が短編でつづられていく。ほのかな恋心では「雨やどり」「プラネタリウム」がよかった。「川湯にて」... 2018.03.20重松清
重松清あすなろ三三七拍子(重松清) あすなろ三三七拍子(上) (講談社文庫)あすなろ三三七拍子(下) (講談社文庫)応援団の世界が垣間見られる小説。”応援”とか”団”の意味するところが描かれている。45歳の中間管理職が社長命令で応援団を潰さないために社会人入学するという取っ掛... 2018.03.20重松清