至高の音楽(百田尚樹)

花

感想

著者の百田さんはわたしと同世代の人です。彼は学生の頃にクラシック音楽に興味を持ち、社会人になってからも興味を持ち続けたとのことでわたしと同じです。そんな百田さんが書いたクラシック音楽エッセイに興味がわきました。
紹介されている26曲では色々なエピソードなども紹介されています。たとえばベルリオーズが失恋を癒すために作曲した「幻想交響曲」のエピソードが詳しく書かれていて、失恋が名曲を生み出したということで興味深い。ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」、リヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」、ブラームスの「第一交響曲」などわたしも大好きな曲については特に興味をもって読みました。
各曲の終わりのところで名演奏や名盤が紹介されているのが、クラシックファンにとっては次に買うレコードやCD探しの指標になっていいと思います。付属のCDで曲のエッセンスを全曲聴くことができます。知らなかった曲について自分好みかどうかをチェックするのに役に立ちますね。この本は手元に残してこれからのCDやレコード探しの参考にしたいと思います(2020/11/17)以下、本の帯の紹介文です。

『永遠の0』のエピローグ執筆時に聴いた名曲など、圧倒的感動のの26曲を語る。『海賊とよばれた男』『モンスター』『風の中のマリア』『影法師』の執筆時のエピソードも登場!「文学は音楽に敵わない』と思わずにいられない瞬間がある。聴いて読む。読んで聴く。本屋大賞受賞後初の単行本はクラシックエッセイ!

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