感想
タイトルが衝撃的です。百田さんの著作ということで買い求めてしまいました。
読んでみると、知らなかったことばかりです。『どこまでが本当のことなの?』と思わず聞き返したくなるほど。
構成がうまく考えられていると思います。
第1章 踏みにじられた朝鮮半島
教育の強制、自然の破壊、農業を歪めた、産業形態を歪めてしまった、
第2章 伝統文化の破壊
身分制度の破壊、刑罰の破壊、シバジの破壊、乳出しチョゴリの禁止、嘗糞の禁止
ここまでで、日本人の考え方で良かれと思って朝鮮半島でやってきたことすべてが、朝鮮人の了解を得ずにやったという観点で、独善的でありやってはいけなかったと百田さんは説きます。最初は何をおかしなことを言っているんだろうと思いますが、だんだんそのとおりかなと思わされます。
第3章、第4章で朝鮮人が主張しているいろいろなことは勘違いであり、そうさせたのも日本のせいだと説きます。
ここで挙げられた事例そのものについて知りませんでした。
第5章 日本は朝鮮人に何も教えなかった
「日本は朝鮮にいろいろなことをしていったが、形を作って魂を入れなかった」と説きます。『背中を見て学ぶ』ということを期待したのかもしれないが、それは日本人特有の考え方で、外国では通用しないと説きます。これは納得です。
第6章 慰安婦問題
ようやく本題に入ったような気がします。そして意外な事実が明かされます。この事実を知った上で、その次に同行どうすればいいんですかね?百田さん?
繰り返しになりますが、今まで知らなかった多くのことがわかりました。
感じることは、文化が違うときは、お互いに尊重し合うことが何よりも大前提にしなければならないということです。
これは人と人とのコミュニケーションの大原則。「7つの習慣」でも同じことが書いてありましたっけ。
(2019.06.21)
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