感想
書名があまりにもあまりにも甘いので、気恥ずかしくなって、この本はちょっと敬遠してました。でも有川作品で避けて通れない。「クジラの彼」を読んだあとで抵抗なく読めました。作者が書きたかった本と言うだけあり、いい本です。
どの作品にも自衛官の気概にあふれている部分が愛情を持って書かれていて好ましいです。国民を守る、人々のために働いている、そんな人達が働いているということを知っていなければならないと思います。精神に一本芯が通っている登場人物たちは、みななにがしか可愛い。愛せる・愛される人物に書けているのが有川作品の魅力かな、そう思います。
(2018.10.01)
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