[感想]
福井晴敏さんのガンダムUCシリーズを読み終えた直後だったせいもあってか、大沢さんの著書を久しぶりに読んだのだけど、ずいぶん読みやすく感じた。
ほとんど後半は一気読み。
文庫本の末尾に大沢在昌著作リストが載せられており、それを見ると本作は7冊目の刊行で、初期の作品だと分かる。ハードボイルドの傑作というのは確かで、主人公の圭介や一緒になって戦う清水のセリフが格好いい!
ストーリーは最後までよく練り込まれていて、いろいろな謎も読者にわかりやすく順番に解き明かされていくのがわかる。ちょっとひねり過ぎかなと思ったりしたけど、まあ無理ではない結末かな。(2016.10.11)
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