[感想]
有川さんの著作を続けて読んでます。楽しい。今回は「塩の街]に続く作品。
高度2万メートルに浮かぶ、巨大な楕円形の生物が物語のメイン。[白鯨]と名付けられたその生物と人間との出会いから戦い、そして共存への模索とストーリーが展開します。
そこに有川作品では定番の、少年少女が関わっていきます。高校生ぐらいの年代ならではの純粋さが主軸です。
物語の展開は少し複雑で簡単には書けないのが残念。
この巨大生物がどのようにして生まれたのかとか、あらゆる波長を操れるようになったかとか、一応陸続けしてあるのが作者の親切心なんでしょうね。
お話が簡単に飛躍するのは、この作者の持ち味。でも読みやすい。
気楽に読めて好きです。(2018.08.19)
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