娼年(石田衣良)



娼年 (集英社文庫)

[感想]

ひと夏だけのコールボーイの物語。
主人公のリョウは、女性にはもてるけど全然興味がない20歳。
ボーイズクラブで、さまざまな女性の相手をし、ナンバーワンになっていく。
リョウは、女性の欲望を知りたいと強く願う。
その背景には、母親と死に別れたコンプレックス(挫折感)があった。
これも一つの青春小説なのかな。というのが私の感想。
長編恋愛小説という風には読み取れませんでした^^;
この作品は、2001年に刊行されており、石田さんが40歳過ぎたころのものです。
いろいろとチャレンジしているなあというのが率直な感想。

ここまで書いて、その後、文庫本の解説を読みました。
自分の読み方は浅いです・・確かに、全体を流れるやさしさ、それは感じました。
ま、これこそが、作家、石田 衣良の特徴なんですよね(2013.08.08記)
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