エイプリルフールズ(山本 幸久)


([や]2-2)エイプリルフールズ (ポプラ文庫 日本文学)

[感想]

映画の脚本から小説化した作品ということで、映画はよくカットが切り替わるし、登場人物も多数なので、どこのお話をストーリにまとめるかとか、そのストーリーも小説だけ読んで納得のいくものに仕上げなければならない。著者は苦労したと思うが、登場人物を19人に絞り込んでいる。そしてその一人一人についてエピソードを紹介しながら、あとに行くにつれてなんとなく全体の流れがつかめるような構成をとったようだ。
登場人物が多い小説の場合、わたしはこんがらがってくることが多いが、この作品では、巻頭の主な登場人物リストをその概略を常に突き合わせるようにすることで、話の内容についていけた。
ちょっと残念なのが、誘拐された理香にまつわる展開と、イタリアンレストランでの大騒ぎとが、なにか関係があるのかないのか、一読しただけではよくわからなかったことと、タイトルに示す4月バカ、うその部分が作品で起きる事象の中で一体どこからどこまでだったのかも、ピンとこない。読み返すのも大変なのでやめておこう。
ネットで映画の方をWikipediaで見ると、登場人物ももっと多く、きっと内容も盛りだくさんだったんでしょうね。
小説も全体的には、若者向けを意識して読みやすくわかりやすく書かれているので、次は何が書かれているのかと期待しながらどんどん読み進められてよかった。実質1日で読了(2017.07.22)
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