まほろ駅前多田便利軒(三浦しをん)



まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

[感想]

読売新聞朝刊の新聞小説でこの作者を知りました。ずいぶん読みやすい文章で好感を持ちました。BOOK OFFで捜します。しをんだけ覚えていたので見つけられました。3冊買った中の第1冊目。
読みやすいけど、半分ぐらいまでは、よくわからないお話。そのうち、行天の変(へん)さがわかってきて、そのうち主人公の多田の変さもわかってきて、妙に日常とは変わった二人の日常生活が描かれていきます。
行天の小指を切断してしまった原因を作ってしまったことに後ろめたさを感じている多田、最後のところでは我が子の異変に気づけずに亡くしてしまったことをずっと曳づっている多田、変になってしまった原因が明らかにされていきますが、まあ納得。
直木賞を取るためにはこういうストーリーが必要なのかなと妙に納得させられました。(2016.11.24)
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