感想
3人の指揮者によるヴェートーヴェンの交響曲第3番の聴き比べです。
最初にカラヤンの演奏を聞きました。時計の針を進めるような几帳面な感じと強弱の付け方を強く感じました。
このCDはカール・ベームの演奏です。
ベームの指揮も正確さを感じてカラヤンとはまた異なった真面目さが感じられます。写真の顔つきを見てもいかにも真面目な雰囲気を感じてしましますし。
ベームの演奏は強弱をつけながらも演奏が全体にスムーズに流れるように意識していると感じます。さざ波が打ち寄せては引いていくといったらよいでしょうか。カラヤンの演奏が強い男性のようだとしたら、ベームの演奏には同じ男性でも優しさを感じてしまいます。リラックスしたいときに聴くのに向いている演奏だと思います(2021/02/15)
曲目
- ベートーヴェン 交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」
- ベートーヴェン 序曲「フィデリオ」「レオノーレ」
- Beethoven Symphony No.3 in E Flat major Op.55”EROICA”
- Overtures “Fidelio”op.72b “Leonore III”op.72a
演奏者
- カール・ベーム指揮
- ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- シュターツカペレ・ドレスデン
- KARL BOHM(conduct)
- Wiener Philharmoniker(No.3)
- Staatskapelle Dresden(Overtures)
パッケージ
CD