サブタイトル:あなたを不調から救う「腸もれ症候群」80の基礎知識
感想
腸のことを知り大切にすることが自分の健康にとってどれだけ重要なことかがよく分かる本です。
前作「人の命は腸が9割」の4年後の2017年に刊行されていて、腸のしくみや腸の働きが具体的にな視点で解説されています。
本作を読んでみると腸がどれだけ頑張って仕事をしてくれているのかが理屈としてよくわかり、自分の腸に感謝の気持が湧いてきます。腸にこれからももっと頑張ってもらうために大切にしなければなりません。
第5章から大事なところを抜き出してメモしておきます。
- 水溶性の食物繊維を摂る。昆布やワカメなどの海藻類、豆類、ゴボウや里芋、ニンジンなどの根菜、ニンニク、梅干し、アボガド、多くの果物、かんぴょう、エシャロットなど。
納豆やメカブ、山芋、里芋、オクラ、モロヘイヤなどのネバネバ食品。 - 不溶性の食物繊維を摂る。豆類、イモ類、キノコ類。切り干大根、かんぴょうなどの乾物。おから。
- 発酵食品を摂る。味噌。味噌汁にワカメや野菜などの具材を3種類以上、鍋に箸が立つぐらいたっぷり入れて食べる。
- オリゴ糖を摂る。大豆やゴボウ、タマネギを食べる。
- 短鎖脂肪酸、酢酸(酢)を摂る。
- 食物繊維+酢を摂る。「酢キャベツ」「酢タマネギ」を摂る。ワカメや切り干し大根の酢の物。
- 良質なグルタミン酸を摂る。昆布などの海藻、白菜、緑茶、イワシ、トマトなど。納豆のネバネバはポリグルタミン酸。
- フィトケミカルを摂る。ニンニク、キャベツ。
- ポリフェノール。ブルーベリー、カシス、赤ワイン、大豆、ウコン、緑茶、紅茶など。
- リコピン。トマトやスイカ、ピンクグレープフルーツ。
- βグルカン。キノコ類。
- 高食物繊維・低脂肪・低糖質の食事。玄米。
- オメガ3脂肪酸。亜麻仁油、えごま油、魚介類、ホウレン草やチンゲンサイ。
- チアシード。
- 高品質のキャノーラ油(ナタネ油)、米ぬか油、ごま油。
- エクストラバージンオリーブオイル。
- 乳酸菌生成エキス。
気が遠くなるほどたくさんあります。一方でどれもどこかで一度は目にしたり聴いたりしたものばかりでもあります。
ここで注意しなければならないと思ったのが、どれか一つをたくさん摂れば良いということではありません。
バランスよく食品を摂るというのは深い意味があったんですね。(2021/02/14)以下、ほんのっ表紙の紹介文を引用。
食物アレルギーなどのアレルギー性疾患、がん、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞、うつ病、そしてさまざまな自己免疫疾患……
あなたのその病気、原因不明の不調、「腸もれ」のせいかもしれません!
「腸もれ」危険
第1章 「腸もれ」って何? そしてどんな病気を引き起こす?
第2章 日本人に急増! 食物アレルギーの裏に「腸もれ」あり
第3章 どのようにして腸に穴があく?
第4章 わたしたちの腸に穴をあけるのは何だ
第5章 腸の穴をふさぐための食事
第6章 腸の穴をなくすための生活術