万城目学バベル九朔(万城目学) 感想湖にパワーをもらってバベルの塔を建てていくというネタは如何にも万城目ワールドの真骨頂が発揮されていると思う。著者の自伝的かどうかという観点では、なかなか芽が出なくて苦しむ主人公の様子が著者自身の経験が映し出されているように思える。主人公... 2021.05.05万城目学
万城目学偉大なる、しゅららぼん(万城目学) 感想主人公日出涼介は琵琶湖から特殊な力を授かった日出家の一員。特殊な能力を開花させるために本家に来て、高校生活を送る中で出会う人達とのエピソードが繰り広げられる。特殊な能力とは人を自在に操れる能力。日出家のライバル棗(棗)家の一族は、時間を... 2020.12.17万城目学
万城目学かのこちゃんとマドレーヌ夫人(万城目学) 感想小学校1年生の女の子、かのこちゃんが友達のすずちゃんや猫のマドレーヌ夫人と出会い、そして別れを経験して成長していく物語。猫と犬が会話できたり猫が人に化けたりしたりするお話は、いかにも万城目ワールドだが、それ以外はさしたる事件もなく過ぎて... 2020.12.06万城目学
万城目学ザ・万歩計(万城目学) 感想著者の初エッセイ集とのこと、出だしはエッセイを書くことにおっかなびっくりな感じが強く出てましたが、書き始めて読者からの反応が良かったことに気を良くして、その後は書きたいことを書きまくっているエッセイ集。わたしはそう感じました。本のタイト... 2020.11.28万城目学
万城目学鹿男あをによし(万城目学) 感想主人公が鹿と話せたり、顔がだんだん鹿の頭に変わっていったり、かなり奇想天外な話です。舞台が奈良で弥生時代からの歴史の話がどんどん積み重ねられていくうちに、話の中に引き込まれてしまいます。奈良の遺跡を巡ったり、卑弥呼の邪馬台国がどこにあっ... 2019.08.19万城目学
万城目学鴨川ホルモー(万城目学) 感想プリンセストヨトミが面白かったので他の作品を読みたいと思っていた。本書「鴨川ホルモー」は作者万城目学氏の作家デビュー作。単行本の本文ページ数が271ページと少なめ、文字も大きく読みやすいのがありがたい。話の内容は200ページあたりまでは... 2019.03.02万城目学