池井戸潤最終退行( 池井戸潤) 最終退行 (小学館文庫)池井戸さんの作品を遡ってきましたが、原点の銀行員のお話で、掛け値なしに面白い。タイトルの、”最終退行”って、何か仰々しく感じましたが、何のことはない。最後に社内全部の戸締りを確認して、鍵を閉めて帰ることを指すんですね... 2018.03.18池井戸潤
池井戸潤ロスジェネの逆襲(池井戸潤) ロスジェネの逆襲 (文春文庫)相変わらず作品の構成がしっかりできている。読み進めていっても迷うことが少ない。巻頭の人物相関図も役に立つ。ただ、銀行の証券業務の宣伝のために500億円もの追加融資が決定されていくのかというところには、首をかしげ... 2018.03.17池井戸潤
池井戸潤株価暴落(池井戸潤) 株価暴落 (文春文庫)老舗のスーパー一風堂を支援するかどうかで銀行内での対立が延々と描かれる。事なかれ主義、先送り主義が主流の中で、抵抗する審査部の坂東が苦闘する。二戸の異常なくらいの支援姿勢の理由が最後に明かされるのだが、株価暴落というタ... 2018.03.17池井戸潤
萩原浩千年樹(荻原浩) 東下りの国司が襲われ、妻子と山中を逃げる。そこへ、くすの実が落ちて―。いじめに遭う中学生の雅也が巨樹の下で…「萌芽」。園児たちが、木の下にタイムカプセルを埋めようとして見つけたガラス瓶。そこに秘められた戦争の悲劇「瓶詰の約束」。祖母が戦時中... 2018.02.06萩原浩
萩原浩ひまわり事件(荻原浩) 隣接する老人ホーム「ひまわり苑」と「ひまわり幼稚園」は、理事長の思いつきで、相互交流を開始する。当初は困惑するものの、しだいに打ち解けてゆく園児と老人たちだが、この交流が苑と園の運営を巡り、思わぬ騒動を引き起こす。老人たちと園児らの不思議な... 2018.02.06萩原浩
萩原浩オイアウエ漂流記(荻原浩) 南太平洋の上空で小型旅客機が遭難、流されたのは…無人島!?生存者は出張中のサラリーマンと取引先の御曹司、成田離婚直前の新婚夫婦、ボケかけたお祖父ちゃんと孫の少年、そして身元不明な外国人。てんでバラバラな10人に共通しているのはただひとつ、「... 2018.02.06萩原浩