『感想』
元財務官僚が暴く日本経済の裏話ということで、経済関連の書物には縁がなかった私も興味を惹かれました。著者の高橋洋一さんの名前をネットで見かけるようになってからなにか著書を読みたいと思っていたので、この本を手に取りました。
書いてあることが本当だとしたら、国民はこれまでどれだけ舐められてきたのかと思わせられるくらい、内容は衝撃的です。
とくに第1章の新聞とテレビの内情告発に3分の1と多くの紙面を費やしています。
・独自の取材能力がないこと。
・官僚の情報を垂れ流しするしか能がないこと。
・自分に都合の悪い事実は報道しないこと。
・それらは既得権益を守るために官僚と持ちつ持たれつの関係にあること。
これまでマスコミの左巻き(日本を貶める)の報道にはうんざりしてましたが、さらに自己保身のために、どれだけでも自分に都合のいい報道しかシていないことを知り、本当にマスコミにはうんざりしました。
第2章から第4章までリベラル政党、自民党、財務省、日銀に対する告発が続きます。
読んでいてその酷さにうんざりします。どうしてこれらの悪人たちは、自分たちが絶対正しくてほかは認めないという態度を改められないんでしょうかね。自分たちや身内だけを守ろうとするだけに生きるというのは、自由の意味を履き違えていると思います。(2021/09/03)
以下、本の表紙の説明文を引用します。
日本経済の行く手を阻むものの正体とは?
2012年末から始まったアベノミクス。メディアでは、アベノミクスの評価に対して様々な意見が飛び出しており、国民は、本当に日本経済が良い方向に向かっているのか判断がつかない状況が続いている。元財務官僚の著者によれば、じつは、日本経済の足を引っ張り、復活への道を阻もうとする者たちがいるという。マスコミ報道のウラに隠された「日本経済の完全復活を阻む者たちの「正体」を一切のタブー無しですべて暴く!