感想
めずらしくブックオフに並んでいました。成長編Iは文庫本。成長編IIは単行本です。あすなろ編Iもあったのでもちろん買います。楽しみはあとに取っておくということで半年ほど寝かしてありました。
読み始めると止まりません。3冊を間をおかずに読みましたが、この記事は成長編IとIIの感想です。
おおぜいの登場人物
この作品は登場人物同士の会話で大部分が構成されています。
この作品の登場人物は特に多いと感じます。名前と人物を識別するのが結構大変。
試しにI巻を再度流し読みして眼についた名前を拾ってみました。
あまりにも多いので、二度目の確認はしてません。
慧、籐とか鬆は入力するのが難しい字です。誤字があればご容赦。
- 倫太郎(小瀬倫太郎)、ミツル(大村満)、青ボン(青野)、タケヤン(上原)、
- リエ、イトエ、おふみばあさん、シュウちゃん、
- 芽衣、園子、慧子、潤子、章子、
- 青野のじいちゃん、オンチャン、
- エリ先生、津村(髭)、ナンデスネ、なでしこの君(鎌田)、トビハゼ(国鬆)、
- 校長、教頭、PTA会長、PTA副会長、
- 峰倉さん、波多野さん、庵心籐子、
- 赤竜隊、カンカン暴、ノムちゃん
下巻では、
- あんちゃん、ルイ、
- 木村研二、木島タモツ、
- ゴリ、
- 風の子保育園の園児
- 竹沢ナツカ、高橋カオリ、その他1年7組生徒、
- ケンさん
ストーリーについて
エリの結婚式を通して倫太郎たちと錦松中学の先生たちとのつながりが始まります。
錦松中学の窓ガラスが割られ、不良グループが検挙される事件が起こり、学校の説明会の様子のあたりの描写がI巻のメインです。学校のおもに管理者がわの説明に父兄が納得しません。
「騒ぎを嫌うことで物事を直視しないということは、その思いとは逆の結果を招く恐れがある」という作品中の言葉があるように、事なかれ主義の管理者。
「不良グループ」も含めて人を育てるという考え方。
「不良グループ」は一部の人間で、自分とは関係ないという生徒の考え方。
人はその立場などで、物の見え方や受け取り方が違う。
そのことをまず一人ひとりが自覚することから始まる。
相手の立場に立って考える。
これらの思想が根底に流れているように思います。
いま本当に求められていることだと私は思います。(2019.04.26)
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