南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ(垣根涼介)



ラティーノ・ラティーノ!―南米取材放浪記 (幻冬舎文庫)

[感想]

”いい小説を書くためには、その小説の舞台となる場所に実感を持つ必要があるというのがぼくの持論だ。”で始まる、垣根涼介の南米取材放浪記。訪問した場所でのエピソードや印象が短いページでまとめられている。しかし、ブラジルもコロンビアもなんと過酷なところなんだろう。暑さと湿度だけで私には一日もいられない。そんなところに開墾で死に物狂いにならなるを得なかった日系一世の人たちのことを初めてこの本で実感させられた。そんな苦しみを乗り越えてあくまでも明るい人たち、お人好しの人たち、どんな感じなんだろう?と思う。”大切な感覚”とは作者もよく表現できないそうだけど、わたしにももちろん分かりません。ワイルド・ソウルの中身は全く覚えていないけど、機会があったら読み返してみたいなと思う。(2016.11.30):本の表紙の画像をクリックすると商品ページへ移ります

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