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ネットワークCDレシーバーでできることを確認する

RCD-N10-CDレシーバーのタイトル画像

私が好きな音楽を聴いているオーディオシステムはBOSEのアンプ真空管アンプで楽しんできましたが、ネットワークCDレシーバーDENON RCD-N10を買うことでシンプルな構成になり、気楽に音楽を楽しめるようになりました。新しいシステムについてかんたんに紹介します。

システム変更のおもな内容と目的

CDプレーヤーの買い替え

Marantz製のCDプレーヤーがCDを再生するときに頻繁に音飛びがして動作不安定でした。

CDレシーバーを購入

これまでは真空管プリメインアンプに機器を付け加えて音楽を聴いてきましたが、真空管にこだわらずにシンプルなシステム構成で音楽を楽しんでみます。つまりスピーカーを鳴らせるCDプレーヤー、つまりCDレシーバーに変えてみます。

バックロードホーンスピーカーを活かす

わたしはフォステクスFE166NVスピーカーを組み込んだBK16バックロードホーンがとても気に入ってます。これを心地よく鳴らしたい。それなりの出力のアンプがついたCDレシーバーが必要です。

ネットワークCDレシーバーの主な特徴

私が必要としている機能だけに絞ると以下のとおりです。
・CDプレーヤー
・レコードプレーヤーがつなげること
・出力アンプ付き
・USBメモリー読み込み可能
・リモコン付き

選択したポイント1

これだけの機能であれば一般のCDレシーバーで十分です。1台でCDプレーヤーとプリメインアンプでUSBメモリーの音楽も聞けるCDレシーバーは、今ではありふれた機能のようです。各社様々な製品のほとんどが対応してました。

選択したポイント2

”ネットワーク”CDレシーバーとなると、ネットワーク経由でネットワーク・サーバーなどに保存されたハイレゾ音楽を取り込んで楽しめるのが通常のCDレシーバーとの大きな違いになります。選択できる製品が極端に少なくなりました。わたしは、USBメモリーにいちいち音楽を保存したり、USBメモリーを差し替えるのが面倒くさくなってきてまして、もしかしてすぐにネットワーク・サーバーを購入するかもしれないと予想してました。それもあって、ネットワークCDレシーバーを選びました。購入した製品はほどほどにコンパクトで価格的にも妥当でした。

選択したポイント3

USB-DACというものについて迷いました。ネットから一旦パソコンにダウンロードした音源をUSBケーブルでつないで楽しむというものなので、私の使い方とは異なりますので、対象外としました。でもネットワークレシーバーはLAN(ネットワーク)経由で音楽のやり取りをするのと、USBーDACはUSBケーブルで音楽のやり取りをする。選択するときによくわからなくてとても迷いました。今でもよくわかってないかも。”USB DAC”と”ネットワーク”、この違いはとても分かりづらいし紛らわしいと思いました。

ネットワークCDレシーバーで確認できたこと

期待していた機能についてそれぞれみていきます。

CDを聴く

通常のCDは問題なく聴けました。スーパーオーディオCDは聴きません。

USBメモリで聴く

MP3フォーマットの音楽は問題なく聴けました。
ところが私がたくさんUSBメモリーに保存していたaacフォーマットの曲が聴けません。仕様上は対応してるはずなんですけど。これはとてもショックでした。あとでネットワーク・サーバーを購入し、CDをすべて保存し直す事になってしまいました。
aacファイルが聴けない点については、随分あとになってからコーデックアプリを2,3試してみて、iTunesアプリで変換すれば聴けることがわかりました。aacフォーマットへの対応は厳密なのかな?よくわかりませんが。わたしのような一般のユーザーにはこれ以上は調べようがない領域かな。

レコードプレーヤーで聴く

アナログ入力端子に接続して普通に聴けました。CDやUSBからの入力よりもレベルがだいぶ小さいので、音量ボリュームは大きくしなければなりません。これは当然のことです。

新たに試したこと

せっかくなので、ネットワーク対応機能を試してみました。

パソコンの音源を聴く

パソコンのファイル共有を設定すれば聴けるようになるのかなと思い、試しましたが、うまくいきません。取扱説明書にも具体的には一切触れてませんので、パソコンに繋げると書いてあることについては、ちょっと疑問を感じます。
結局はあとでネットワークサーバー(LANに繋げる外付けのHDD)を導入して対応しました。
USBメモリーからの音楽を聴くのをやめて、ネットワークサーバー利用が私のこれからの使い方になりました。
ネットワーク・サーバー利用についての感想などは、別記事にする予定です。

flacフォーマット音楽を聴く

これはいいですね。再生される音が、よりきめ細やかになる感じを受けました。
後でネットワークサーバーに保存し直したCDの楽曲はすべてflacフォーマットにしました。ファイル量もMP3フォーマットなどに比べると大きくはなりますが、テラバイト(TB) のサーバー容量の世界では、あまり気にしなくて良いレベルになりました。

音を良くして聴く工夫

ネットワークCDレシーバーでは低音ブーストとか音質調整とかできますが、うるさくなるだけで、いまいち期待した音になりませんでした。シンプルな音作り、そこで周辺の使い方で工夫してみたことを書いてみます。

スピーカーケーブルの交換

真空管アンプで使っていたZONOTONEのスピーカーケーブルは、芯線が太すぎてレシーバーのスピーカー端子に差し込めません。
ツイッターを接続していた細めのスピーカーケーブルをつないでみたのですが、なにか音が不十分な感じです。
ネットの情報では、ケーブルの長さに見合った芯線の太さがあるようです。
私のシステムのスピーカーケーブル長は3.5m。
CANAREの4S8をおすすめする記事がYoutubeで見つかりました。ヨドバシカメラで入手できたので使いました。かなり満足できる出来です。

RCD-N10アンプの背面

芯線の太さもあり、さらに2本ずつを束ねてさらに実質的に十分に太いケーブルとして使えました。

RCD-N10レシーバーにスピーカーケーブルを接続

スピーカーケーブル接続部分を拡大してます。

RCD-N10のスピーカーケーブル接続部分の拡大

スピーカーボックスの設置方法改善

スピーカーの高さを、私が椅子に腰掛けた状態の耳の位置に近づくように調節しました。このほうがより音の広がりを感じられるようです。

BK16スピーカーエンクロージャーの右側

小さなコンクリートブロックの下駄を履かせてスピーカーの位置を10cmほど高くしました。コンクリートブロックの上には鉄板を乗せて、スピーカーボックス(エンクロージャ)と鉄板のあいだに防振パーツを挟んでます。

同じところですがスピーカーの正面から見るとこうなります。

防振パーツのようす

疲れずに聴き続けられる音質の調整

私が良い音だなと感じられるのは、楽器やヴァーカルがそれぞれ分離して立体的に聴こえるときです。澄んだ歌声が染み渡るように聴こえてくるとうっとりしてしまいます。
あまり低音とか高音が強すぎると、長く聴いていると疲れてきます。なので”ソースダイレクト”に設定して音質調整は行いません。

スピーカーの設置

スピーカーをしっかりと安定させて、三角形の頂点にリスニングポイントを置くのがいちばん大事なことのように感じます。スピーカーが大きなヘッドホンになるイメージです。そうすると目をつぶると、音の広がりが目の前に感じられます。

ツイッターの設置

なくても良さそうですが、楽曲によっては高音はほんのアクセント程度に付け足したほうがよく感じるときに利用します。

感想

コンパクト

外観がとてもシンプルでおとなしい感じ。ELディスプレイは落ち着いた感じで良いです。

レコードプレイヤーの置き場所がなくなってしまったので、DIYで棚を作りました。
DIYショップを探すと、棚を作るための部品に良いものがありました。
15cmの長さの黒く塗装した円柱形の木の棒の両端にネジ穴が切ってあって、上下に天板と底板にボルト用の穴を開けてボルトで取り付けてジャストサイズの専用棚が出来上がりました。
CDプレイヤーの上に棚を置き、棚の中にネットワークCDレシーバー、棚の上にレコードプレイヤーを置きます。

CDレシーバーとレコードプレーヤー

音が素直

最初はがっかりするような音が、いろいろ工夫してみた結果、随分改善できたように思います。スピーカーとの相性はとても良くなったと思います。

RCD-N10CDレシーバーとスピーカーシステム(右側)の様子です。

スピーカーシステム(右側)のようす

スピーカーシステム(左側)はテレビの右に置いてます。ステレオの音を優先、画像は左隅。この配置は、スピーカーシステムの中央を空けて置かなければいけない、我が家の構造上の解決策です。中央のケーテンに隠れてますが、ガラス扉からベランでの出入りをするため。

スピーカーシステム(左側)のようす

今回のかんたんな紹介は以上ですが、
アマゾンの商品リンクも貼っておきます。

次の記事です

・左右に置くスピーカーだけで良い音を追求するのはとりあえずこれで終了にしておきます。これからの良い音の追求は、自分の周りにスピーカーを置いて音で包み込まれる形、いわゆるサラウンド化への試みを始めます。以前に取り組みましたが、満足できなかったので再挑戦。こんどは手頃なところからの取り組みで始めてみました。最初は軽くて高い場所でも置きやすいダンボール箱に取り付けたスピーカーを自分で作ってみるDIYの記事です。

ダンボール箱のスピーカーを作ってみました

RCD-N10 ネットワークCDレシーバーを使いこなす関連の記事

RCD-N10ネットワークCDレシーバーで聴く音をもっと楽しみます。おもにスピーカー関連の工夫になりますがご覧ください。

・メインのスピーカーの下にコンクリート板を足して音の広がりを良くしようとする試みです。

コンクリ-ト板をスピーカーの下にもう一枚敷く

・”ダンボール箱のスピーカーを作ってみました”の記事で紹介したスピーカーは、自分の頭上にセットして頭の上から聴こえる音の追加でした。その次に自分の側面からの音も追加したくなりました。それでつぎの”スピーカーを継ぎ足してサラウンド音にする”の記事では、スピーカーを継ぎ足して使うという変則的なテクニックを紹介します。

スピーカーを継ぎ足ししてサラウンド音にする

・RCD-N10CDレシーバーでリスナーを取り囲んで設置したスピーカーを鳴らす、疑似サラウンド化ができました。つぎの”NW CDレシーバーを使いこなして楽しむ”の記事でこのレシーバーの使い方をもう一度振り返ってみます。

NW CDレシーバーを使いこなして楽しむ

・”ダンボール箱でスピーカーを作ってみました”の記事で紹介した頭上にセットしたダンボールスピーカーは、音はちゃんと鳴るんですが、アンプを内蔵していない、いわゆるパッシブスピーカーなのでかなり音量不足です。そこでDIY用のアンプ基板をダンボールスピーカーに追加してアンプ内蔵型のいわゆるアクティブスピーカーに変えてしまいました。つぎの”自作スピーカーをアクティブスピーカーに変える”の記事で紹介します。

自作スピーカーをアクティブスピーカーに変える

・音のサラウンド化の試みとして、これまで頭上と側面にスピーカーを追加してきました。さらに後方にもスピーカーを置いてみたらどうか?リアスピーカーを追加します。つぎの”リアスピーカーを追加して部屋を音で満たす”の記事をご覧ください。

リアスピーカーを追加して部屋を音で満たす

・以上で、RCD-N10 ネットワークCDレシーバーで聴く音の工夫の記事は終わりです。左右の2つのスピーカだけで頑張って聴くよりも、スピーカーを周りに配置して聴く音のサラウンド化のほうが、小音量でも十分な満足考えられるという確信が持てました。それがダンボール箱のスピーカーのようにオーディオ装置とはとても言えないものを使ってでもです。

しばらくは満足感に浸っていたんですが、やはり私のいい音への追求のこころは収まりませんでした。とうとう本格的なサラウンドレシーバーを買ってしまいました。設置したのがNR1711AVサラウンドレシーバーです。サラウンド用のスピーカーは手持ちのBOSE製のものを3種類使います。以降はNR1711AVサラウンドレシーバーを中心にした記事が続きますが、まず最初に”7.1サラウンドレシーバーを設置しました”の記事をご覧ください。

7.1chサラウンドレシーバーを設置しました
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