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はじめに
青春18きっぷを使って横浜から普通列車に乗り、見知らぬ土地を訪ねて心身共にリフレッシュします。2回目の今回は埼玉県の大宮鉄道博物館を訪れます。ガイドツアーで鉄道博物館の展示をたっぷり見学したうえに、氷川神社などを気ままに歩いて帰ってこられたので、楽しい旅でした。
大宮を目的地にする
青春18きっぷ1回目は静岡県のほぼ中央まで行って途中下車しながら戻ってくる旅で、”横浜から静岡へ青春18きっぷを初めて使う旅”と”静岡で富士山を探す青春18きっぷの旅”の記事で紹介しました。
2回目はどこにしようかと考えます。今まで行ったことがなくて行ってみたかったところをいくつか頭に浮かべて、大宮の鉄道博物館には一度は見てみたいと思いました。横浜から大宮の往復でこの切符を使うのはもったいない気がしますが、こういう機会がないとなかなか行かないだろうというのも事実。
鉄道博物館にて
ガイドツアー
中に入ると大変な混雑。春休み中なので親子連れが多い。
案内所がありボランティアガイドのコーナが隣りにあります。一度通り過ぎてから、ふと13時からのツアーがあること、今丁度13時のすこし前。ボランティアガイドに申し込むと、すぐ出発となりました。幸運です。ツアー客はわたしを含めて2名。所要時間は1時間から1時間半らしい。これから2時間近くを懇切丁寧にガイドさんにガイドしてもらい大変お世話になりました。ありがとうございます。
館内を見学
広いですね。ひたすらガイドさんにくっついて説明を聴きます。どこをどう歩いたよく覚えてません。一人ではとても廻れませんでした。ツアーに参加してよかった。
コレクション・ギャラリー
書籍やら絵画やらとにかくたくさんの展示に圧倒されます。
車両の見学
ひたすら新旧の車両の展示を見て廻ります。
蒸気機関車
こちらの機関車の説明はたくさん聞けました。
*機関車前面の銘板に1とある機関車
銘板の説明。
*惜別感無量とあります。お別れを惜しむという意味でしょうか。
”1号機関車”とあります。なんでも1番は立派。
銘板には”ENGLAND”とあります。輸入品。
機関車や車両のメカの話がいろいろ聴けました。話を聴くのに夢中になってしまいました。
客車もクラシック。
まだまだクラシックな機関車があります。
正しい名称は忘れましたが、いわゆるお召し列車の移り変わりの説明は印象に残りました。
南館(新館)
車掌シミュレータ、E5シミュレータ、運転士体験教室などの様子を見学。有料ですが人気ありました。これに通う人も多いとか。ハマるでしょうね。
ここでツアーは終わりにしてもらいました。
所要2時間弱です。
このあと、一人で3階の歴史展示ルームと4階のビューレストランを見学。トイレ休憩。たっぷり楽しめました。頭の芯が心地よい疲れです。
現代の車両
4階から下を見下ろすと、車両の展示が見えます。写真を見るとまるでジオラマのようにも見えますが、写っているのはヒトです。人形ではありません。車両も本物です。
2階から見下ろした風景。新幹線もあります。
懐かしいカラーリングの特急車両。この車両の中にはあとで入ってみましたが、休憩所みたいになっていて休めます。きれいです。
屋外車両展示
一階に降りて、先ほど2階から見下ろした車両を間近に見ます。もうすでに引退して懐かしい特急車両。
新幹線の先頭車両も、今のカモノハシのようには先頭部分は突きだしてませんね。一見、ヨーロッパの電車みたい。
展示を見て車内にも入ってみて、見学終了にしました。15時30分。
氷川神社
もう十分に鉄道博物館内を歩きまわって見学してお疲れさまです。もう一箇所を見学します。武蔵一宮の氷川神社です。大宮駅までの帰路を少し変えれば巡れます。相模一宮の寒川神社は何度か訪れました。一宮というと惹かれます。渋谷の氷川神社に随分前に行きました。氷川神社にも惹かれます。
氷川神社へ向かう
博物館を15時30分出発。来るときに通り過ぎたガードまで戻りガード下をくぐります。完全にスマホのMAPアプリ頼りです。
氷川神社にて
16時丁度に氷川神社境内入口に到着。脇道から入ってきたようです。
稲荷神社が目に止まりました。
鳥居をくぐって反対側から。
橋が随分高いところに架かってます。橋の下に水が満ちていればさぞかし風情がありそうです。
本堂へ。
本堂の屋根まで俯瞰します。
こちらにもお堂があります。
どのお堂もしっとりとした落ち着きを感じます。
ちょっと中を覗いてみました。
神社の大木って神聖な空気を感じます。
境内の案内図。建物や見どころずいぶんあるようです。
門を出て大宮駅に向かいます。16時20分。
戻りは本来の参道を通ります。広くて立派でひとどおりが多い。神社が市民生活の一部担っているように感じました。
これで目的地の大宮博物館がたっぷりと見られ、氷川神社も見学できてとても満足です。
旅の途中の風景
行き帰りの途中の風景を紹介していきます。
行き帰りのルート
- 自宅が横浜市鶴見区なので最寄り駅の大口駅か鶴見駅が起点になります。
- そのまま鉄道博物館の最寄りの大宮駅で降りるのは近すぎます。片道の料金が1500円ぐらいのところを目的地にし、途中下車しながら帰ってくることにします。
今回は上野東京ラインを使って熊谷駅まで行きます。熊谷から戻り大宮駅で降りて鉄道博物館や氷川神社を歩くことにします。大宮から横浜への帰りは湘南新宿ライン経由です。
熊谷へ
2019年3月22日金曜日8時20分自宅を出てJR鶴見駅に向かいます。
*JR鶴見駅東口
鶴見駅でルート別料金図を確認。熊谷まで1490円。
京浜東北線で川崎駅に向かいます。9時06分。
川崎駅で高崎行に乗ります。9時33分。
東京駅で乗換なしの電車は、京浜東北線を除いて初めて乗りました。楽です。
大宮駅通過。10時15分。
熊谷駅着。10時44分。
駅の改札を出ます。
きっぷ販売所上のルート別料金図を眺めます。当たり前ですが鶴見駅まで1490円。普通電車ではなかなかここまでは来ません。遠くまで来ました。
駅の外に出ます。
ここで昼食。大宮駅に向かいます。
熊谷駅発11時36分。
大宮へ
大宮駅着12時14分。
コンコース内はすごい人です。横浜駅と変わらない混雑。
ここでもルート別料金図を眺めました。鶴見まで920円。
大宮鉄道博物館の最寄り駅があるニューシャトルの改札口に向かいます。
ニューシャトルの時刻表を確認。たくさん運行されてます。
ニューシャトル料金表を確認。
3分190円。10分間隔の運行で便利です。
シャトルには乗ってみたかったのですが、歩く記事をネットで見つけてしまい、歩くのも楽しそうでした。ちょっと遠そうですが歩くことにしました。
大宮鉄道博物館へ
駅の外に出て案内板を確認します。
周りを見回してもよくわかりません。方向音痴のわたしにはどの方角に向かえばよいのか迷いました。今回は線路を右に見ながら歩いて行けば良さそうなので気分は楽です。適当に歩きだしたら案内標識を見つけて一安心。
標識が立っている方へ向かいます。
途中で蒸気機関車の展示やいろいろな車両のパネル展示が道路脇に並んでいて、博物館への期待が高まります。
蒸気機関車が間近で見られます。博物館があるのになぜわざわざここにも?という気がしないでもありません。気分を高めさせるためかも。
博物館まであと0.8km。やっぱり遠い。
歩いている途中でここにだけぽつんと咲いていました。やけに目立ちます。きれいなピンクです。パチリ。
長いガード。上に特急電車が停まってます。これも展示?
博物館見学のあとで氷川神社に向かうときにこのガード下をくぐることになりました。
ニューシャトルの博物館最寄り駅の鉄道博物館(大成)駅前につきました。
左の奥まったところが鉄道博物館の入り口かな?外が明るかったのでちょっと薄暗く感じてよくわかりません。多分そうだろうと思って通路を入っていきます。
やっぱりそうでした。鉄道博物館の看板と料金表があります。大人1300円。あるネットページでは1000円でしたが料金改定されたようです。
通路を左側へ歩くと鉄道博物館の前にようやく到着です。12時50分。
券売機があります。SUICAで支払うとSUICAが入場券になるという入場のしかたを選びました。
入場も退場も専用ゲートでSUICAカードをタッチです。駅の自動改札と全く同じ感覚。
以上が横浜を出発して埼玉の大宮鉄道博物館の入り口に到着するまでの途中の風景でした。
大宮駅から帰路
氷川神社の見学を終えたあとは、大宮駅に向かい一路横浜へ帰宅します。
16時40分大宮駅着。
17時00分発湘南新宿ラインの快速電車に乗車。横浜駅まで途中下車なしです。
赤羽、池袋、新宿、渋谷、恵比寿、武蔵小杉と過ぎていきます。鶴見駅はスルー。鶴見駅で降りられたらどんなにか便利でしょう。
18時03分横浜駅着。トラブルがなければほんとに速いですね。
京浜東北線に乗り換えて18時19分に横浜線の東神奈川駅発。
18時23分横浜線の大口駅着。家路につきます。お疲れ様でした。
歩数2万4千歩。
まとめ
旅を振り返る
いい旅でした。
- 人と接することやお話することがめっきり少なくなったわたしには、ガイドさんや同行の人とのお話がとても刺激を受けました。
- 鉄道博物館の展示もいろいろ工夫されていて、なるほど1日楽しめるというのは納得です。
- 氷川神社も親しみやすい感じでした。
- 鉄路では往路の上野東京ラインができて東京駅や上の駅での乗り換えがなくなったのが楽になりました。この次は東北方面に足を伸ばそうかという気にもなります。
- 復路の湘南新宿ライン。大宮駅から横浜駅までわずか63分で到着。速いです。最寄りの鶴見駅に止まってくれれば、どれだけありがたいか。中距離電車の停車駅設置運動が盛り上がらないのがとても残念。
- 移動は青春18きっぷだけで済ませました。経済的。
- 昼食は吉野家の牛丼。飲み物は特製のクエン酸麦茶を500mlペットボトル2本持参の省エネ。旅先でお金を落とさなくて申し訳ありません。
でもたっぷり楽しませてもらいました。(2019.03.28)
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