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BOSEのトランジスタアンプはよかった

はじめに:

すてきな音樂をいろいろな場所や状況で楽しんできたことを懐かしみます。記事の後半に”PLS1510を一時だけ復活させて気分転換”の記事を合体して、BOSEのトランジスターアンプではCDプレーヤー付きアンプを懐かしみます。

音楽を聴くことを懐かしむ

音楽を聴くとき、聴こえてくる音はその時の気分によって、良いなと感じたり、そうでなかったりします。自分が良いなと感じた音を再現する場所を作りたい、それは自己満足的な世界を作ることです。でもそれでいいんじゃないかな。

人それぞれ、聴こえてくる音楽への満足度が違ってくる。人ひとりにとっても。その時その時で満足度が異なります。そのためにオーディオの世界はひとりひとりの趣味として存在できます。

自分だけの音楽をたのしく聴ける環境を目指していく、自分なりにできる範囲で突き詰めるのが面白いと思います。

これまでの音樂の楽しみ方を振り返る

昔のことはほとんど覚えていませんが、最初は電蓄だったと思います。

小学校の音楽でペールギュントの”ソルベーグ組曲の「朝」”に惹かれてEPレコードを買い、電蓄で聴いてました。
中学生の時は勉強で忙しかった?
高校生や大学生まではラジオやアンプの自作に凝ってました。でも自分で気に入った音楽環境を作るというには程遠かった。鳴ればよい、程度。

カセットプレーヤーで音楽を聴く時代は結構長かったですね。今でもその時聴いたミュージックカセットテープが20本ほど保管してあります。

社会人になってからは、音楽やオーディオとはほとんど縁がなくなってしまいました。仕事のことで頭がいっぱいで、オーディオどころではなくなりました。楽曲もよく知っているのは1980年代ぐらいまで。

そのうちいつのころからかCDが出てきました。途中でほんの何年かはMDが流行りました。CDポータブルプレイヤー、そしてMDポータブルプレイヤーを2,3台買いました。
今でも記念に保管してあります。街で聞こえてくる中から気に入った曲のCDを、その都度買い増していきました。

BOSEの音が良かった

社会人になって30過ぎか40くらいだったか、少し余裕が出てきてオーディオを楽しもうと思うようになりました。

その時からハマったのがBOSEの音でしたね。低音の響きにあこがれのようなものがありました。
そして、PLS-1410 CDアンプ。これはとても良い音がしました。専用のスピーカーがデザインが良くて気にいってました。
セットでけっこういい値段がしましたが、損をした気はしません。

そのうちに、DVDが出てきましたね。DVDは映画鑑賞が家庭でできるのに大きく貢献しました。全盛を誇ったVHビデオもいつの間にかほとんど見なくなりました。レンタルビデオ店の進出もあり、そしてビデオデッキやDVDビデオデッキが普及するにつれ主にテレビの録画であっという間に普及していまに至ってます。

DVDプレイヤー付きアンプもBOSEを買いました。

いろいろと環境の変化はありましたが、やはりいい音楽を聴きたいという自分の欲求は捨てがたいというか、地味に続きます。
だんだんスピーカーに目が移ります。FOSTEXの小さな自作スピーカーを買ったりもした頃です。まだ数年前のこと。

以上、ざっと62歳になる現在までのわたしの音樂の楽しみ方を思い出してみました。

BOSE PL1510を懐かしむ

PLS1510をひとときだけ復活させて気分転換してみました。

真空管アンプからトランジスタアンプへ回帰

この頃はBOSEのPLS1510トランジスタアンプとBK16(FE16En)スピーカーの組み合わせで聴いてます。これまでずっと音樂をTRK3488真空管アンプとFOSTEXスピーカーで聴いてきた気分を変えてみます。

PLS1510(中央)

PLS1510アンプはDVDの再生部分が使えなくなってますが本体は問題なく動作します。このアンプは音量を絞ってもスピーカーを十分に鳴らすパワーを持ってます。それがFostexのBK16バックロードスピーカーシステムを鳴らすのに合っている気がします。

バックロードホーンの入れ物(エンクロージャ)はパワーのあるアンプとの相性がいいみたいです。レコードの再生で音量を小さく絞っても、音の広がりを感じさせてくれます。

BK16バックロードを余裕を持って鳴らせるトランジスタアンプをしょうらいかんがえてみたいとおもいました。

レコードを聴いてみる

渋谷や横浜のレコード中古店でレコードが何枚か手に入りました。ダニエル・リカーリの「シェルブールの雨傘」は懐かしい。なんて高音がきれいなんでしょう。

ダニエル・リカーリのレコードジャケット

トランジスタアンプへの回帰その2

さらに気分転換で、PLS1510とセットされていたスピーカー125をつないでどんな音だったか思い出してみることにしました。

125スピーカーは小型なのでセットする場所に工夫がいります。TAOCのスピーカースタンドがあったのを思い出してスタンドを組み立て直します。
スピーカーを縦と横の置き方に変えて聴いてみました。

まずは縦置き。

BOSE125縦置き

ツイーターを追加。

BOSE125縦置きにツイータを追加

今度はBPSE125を横置き。

BOSE125を横置きでツイーター付き

横置きのほうが、ちょうどスピーカーの位置がリクライニングの椅子に座っている時の耳の位置の高さと一致していて、聴きやすい。

スピーカースタンドを置くと中央が狭くなります。スペースを節約する意味で、BK16の上にセットしてみました。これだとスピーカースタンドが要らなくなるので省スペースになる。

BK16上にBOSE125を横置きでツイータ付き

これは、さすがに音が上の方に聴こえてしまって、いまいちでした。スピーカーの角度を下向きに調節すればもう少しマシだったかな。

試聴の結果

いちばん聴きやすかったのは、スピーカースタンドに横置きでした。

BOSE125横置きでツイーター付き
BOSE125横置きでツイータ付きの拡大画像

BOSE125で聴きなおした感想

ひとときの気分転換を終えて

トランジスタアンプの余裕のあるパワーを再認識できました。また小型のスピーカーはボーカルの適度な音量で聴く場合には適していることも再認識できました。良い試みができたと思います。

いまは、スピーカースタンドも分解して、PLS1510とFE16Enの組み合わせに戻してあります。セッティングを変えて配線をし直したり、アレヤコレヤで3時間ほどの気分転でしたが楽しめました。

今使っているオーティオ装置の組み合わせには、とても満足しています。これからも音楽をもっと楽しく聴きたい、聴けるように変えていきたい。その取組をこれから記事にしていきます。

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