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4つのスピーカーでステレオ空間を広げる対策を再検討する

スピーカーを4つ並べる-2のタイトル画像

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はじめに:

ステレオ再生では左右にスピーカーを1台置くのが普通ですが、視聴場所の近くの左右にスピーカーを1台ずつ置いて4台に増やすと、あまり音量を上げなくてもステレオ感が得られやすくなります。その理屈について考えてみる第2回目の記事です。特性がほぼ同じ4台のスピーカーを使い、追加の2台で左右のステレオ空間の広がりがなぜ感じられるのか、理論も含めもう一度考えてみました。さらに追加したスピーカーの再利用にも触れます。

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解決したい課題

音楽などをステレオ再生で聴くのに最適な場所(リスニングポイント)は、左右のスピーカーを底辺とした正三角形の頂点だと言われています。我が家の場合は、左右のスピーカーの間隔を広げられなくて、正三角形の頂点から離れた場所からしか視聴できません。

取り組む課題は、現状の視聴場所をステレオ再生に最適なリスニングポイントに変えることです。

これまでに、スピーカーを自分の側面や後方に置いてみたり、サラウンドアンプを導入して多くのスピーカーを設置したりして、現状の視聴場所を最適なリスニングポイントに近づける対策をしてきています。

対策してきた過程で効果的な対策に気づきました。

スピーカーの数を増やし、増やしたスピーカーを自分の近くに持ってくるというアイデアです。その様子を1年前に”4つのスピーカーを離して置くとステレオ空間が広げられます”の記事にしました。入力インピーダンスが8Ωのスピーカー2台をアンプのスピーカー出力に並列に接続して駆動します。

スピーカーを増やしてから1年が経過して問題なく聴けてます。ネットで改めて調べると、このやり方はPA(Public Address)という広い場所に音を隅々まで行き渡らせる方式の一つに該当することがわかりました。1台のアンプで多くのスピーカーを駆動させる方式のうちの1つであることがわかりました。別に私が考案したわけではありませんでしたが、不正な使用方法でないことが確認できて一安心です。

今回は、スピーカーを4台に増やすやり方について、もう一度現状を確認し、私なりの解釈を整理してみることにしました。

下の写真が、現状の視聴環境を距離で表しています。

写真1:視聴環境の位置関係の説明

ステレオの左右のスピーカーが1.17メートル離れているので、最適な視聴場所(Sweet Spot1)は、正三角形の高さで計算するとは0.87メートルとなります。

写真2:スピーカー2台でのSweet Spotの位置

スピーカーから1メートル離れて聴くのが最適なのに、実際の視聴場所(LP1とLP2)は2メートル離れているので、小音量では十分なステレオ感が得られません。

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実施した対策

従来のステレオスピーカーFOSTEX FE16NV(FR1とFL1)のそれぞれに並列接続でFOSTEX FE16En(FR2とFL2)を追加します。それぞれの入力インピーダンス8Ωを並列接続すれば入力インピーダンスが4Ωのスピーカーを駆動する個となります。アンプMarantz NR1711のスピーカー出力インピーダンスは4Ω用に設定しておきます。

下の写真は4つのスピーカーFR1,FR2,FL1,FL2の配置の様子です。

写真3:4台のスピーカーの位置関係

左右それぞれ2台のスピーカーが1台の仮想的なスピーカーとして動作することをイメージしてみました。

写真4:スピーカー2台を並列接続してできる仮想スピーカーのイメージ

2台の仮想スピーカーの間を正三角形の底辺とした正三角形の頂点を最適な視聴場所(Sweet Spot2)としてイメージしてみました。

写真5:スピーカー4台で形成されるSweet Spot2のイメージ

前回の記事では、これらの位置関係を図面に起こしてSweet Spot2の位置を割り出しています。図面で方眼紙の目盛りを数えるとFR1とFL1のセンターから約2.2メートルのところだとわかります。スピーカー2台のときの1メートルよりも1メートル以上視聴者側に近づくイメージです。

写真6:Sweet Spotが手前に移動するイメージ
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解釈をもう一度整理してみる

写真でイメージを表現したことを図面にして整理してみます。

基本的なステレオ構成のイメージです。リスナーが10の音量で正三角形の頂点で気持ちよくステレオ音楽が聴ける状況を基本形とします。

2つのスピーカーで近くに音を届けるイメージ

基本形から遠く離れた場所で聴く場合に、同じように気持ちよくステレオ音楽を聴こうとすると音量を上げなければなりません。そのイメージを音量20として表現しました。

2つのスピーカーで遠くに音を届けるイメージ

下の図は、スピーカーを2台増やして、それぞれをFRとFLのスピーカーに接続してみた場合のイメージです。それぞれのスピーカーの音量は10のままでリスナーには気持ち良いステレオ音楽が聴こえているイメージです。

4つのスピーカーによる音の届きかたのイメージ

このイメージを、仮想スピーカーのイメージで表現したのが下の図です。

スピーカーを2台並列接続してステレオ再生するイメージ

音量が10とか20とかはあくまでも説明上の数字に過ぎませんが、音量ボリュームをあまり上げなくても、気持ちよくステレオ感が得られることは実際に試してみて確かなことです。

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スピーカーを再利用する

今回の試みは、スピーカーをFE166EnからFE166NVに更新したあとで、使わなくなり保管したままだったFE166Enを再利用することも目的です。

FE166Enの再利用については、最初は、とにかくいろいろな材質の箱に入れてみてどのような音がするのか、その興味を実証するための材料にしました。

FL2への再利用

1台はFE166Enスピーカーをプラスチックの衣装ケースに入れてみたのですが、衣装ケース入りのスピーカーはそれなりに良い音です。FL2として生きました。

FR2への再利用

もう1台のFE166Enスピーカーは、最初に小さな段ボール箱に入れてみました。プリンターなどの整理棚として使っていた木製の2段のカラーボックスに入れるために、小さめの段ボール箱にFE166Enスピーカーを取り付けて、カラーボックスの上段に収容してみたのが、初代のFR2です。

段ボール箱は容積がこの16cmスピーカー用には小さすぎるためか、音が不満でした。そこで2段のカラーボックスの上段の部分を、そっくりそのままスピーカーボックスにしてしまうアイデアの実現に取り組みました。それが2代目のFR2となりました。

2代目のFR2は、とりあえず前面板に丸穴開けの加工をしてスピーカーをカラーボックスに仮取り付けた状態でした。音に改善がありません。その後、カラーボックスの背面板を補強したり、スピーカーの取付部分を強化しました。カラーボックスをブックシェルフスピーカーに仕立てるで紹介してます。FR2も2回の変更と改造を経て、しっかりと音が安定するようになりました。

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感想

取り組みを通して、ステレオ空間の広がりを実感できました。

今回使用したFE166NVとFE166Enスピーカーは特性がほぼ同じです。4つのスピーカーを左右に並べることで、ステレオ再生空間の広がりが一層感じられるようになりました。

自分の環境に最適な音楽鑑賞の環境整備、なるべく費用をかけずに取り組みます。

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